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ミケランジェロ〜追憶の果て〜フィレンツェ革命編③


T 1528年 秋 セッティニアーノ
 
〇ブオナローティ家
使用人に迎えられ、家の中に入るミケランジェロ。
奥の部屋でジョヴァン・シモーネがテーブルに伏せながら座り、傍に立つシジスモンド。
テーブルの上にワインの入った複数のピッチとコップ。

シジスモンド「兄さん、昼間から何飲んだくれてるんだよ!」

ジョヴァン 「うっせーな…飲まずにいられるかよ!ブオナロート兄さんが死んじまって…これからどうすりゃいいんだ…」

シジスモンド「金のことは、ミケランジェロ兄さんに頼りきりなんだ。せめてもっとしっかり…」
ジョヴァン 「ああ!?どうしろってんだよ!」顔をあげて怒鳴る。

テーブルをドンと叩いて怒鳴るジョヴァンと。
ジョヴァン 「俺たちに家のことや親父のことを押し付けて、上の兄貴たちはどうしてた!?」

不安な表情でジョヴァンを睨むシジスモンド。
ジョヴァン 「出家するだか、職人になるだか知らねえが、家飛び出して、好き勝手して来てんだろ!金の工面くらい、してくれて当然なんだよ!」
シジスモンド「……」

部屋の外にいたミケランジェロに気づくシジスモンド。
シジスモンド「ミケランジェロ兄さん!」

ジョヴァン「……」フンと目をそらす。

去ろうとするミケランジェロを追うシジスモンド。
シジスモンド 「ごめん、兄さん」
ミケランジェロ「お前が謝ることじゃない」

シジスモンド 「…ジョヴァン兄さんも不安なんだ」

宙を眺め座り込むロドヴィコのイメージ。

シジスモンド 「ブオナロート兄さんが亡くなってから、父さんがすっかり消耗しちゃって…。時々おかしなことまで、口走ったりして…」頬に汗。
ミケランジェロ「……」

T 数日後
ブドウを積んだ大きなかごを両手で持ち、背中で扉を押しながら家の中へ入ろうとするシジスモンド。
2歳のシモーネがキャハハと笑いながら走ってやって来る。帽子をかぶり、マントを着ている。

シジスモンド「やあ、シモーネ!」

ブドウを一房渡すシジスモンドと、わーいと喜ぶシモーネ。
シジスモンド「ほーら、うちの農園で取れたブドウだ。うまいぞ」

シジスモンド「…どうしたその恰好?出かけるのか?」シモーネを覗き込む。
バルトロメア「チェッカ、リオナルド。早くなさい!」(声のみ)

睨みつけるような表情のバルトロメア。美人だがツンとした、気の強そうな女性。頭に外出用ベールをかぶり、マントを着ている。
バルトロメア「こちらに来なさい、シモーネ」

シジスモンド「……?」ぽかんとした顔。

(ここからコメディ)
高圧的に口を大きく開けて話すバルトロメア。その傍にシモーネと、啞然とした外出姿のチェッカ(9歳)とリオナルド(6歳)。荷物を持った使用人もいる。

バルトロメア「…では、わたくし子供たちと、実家へ帰らせていただきます!」
      「なお、わたくし持参金に関しては、後日代理人をよこし、キッチリとした金額を提示させるので、返金していただきますから!」

口をへの字にムスッとして、腕組みして座り、睨む様子のミケランジェロ。隣に立つぽかんとした顔のシジスモンドと、怒った顔のジョヴァン。
ミケランジェロ「……」
シジスモンド 「……」
ジョヴァン  「なっ……!」

ジョヴァン 「リオナルドとシモーネは、ブオナローティ家うちの跡取りだぞ!」
バルトロメア「わたしが産んだ子よ!」

ジョヴァン 「何だと、このアマ!」
バルトロメア「何その言い草!」

2人の勢いに怯えた顔をし、寄り添う子供たち3人と、泣き顔のシジスモンド。
シジスモンド「2人ともやめてよ~!子供の前で」

バルトロメア「そもそも、男なんかにこんな小さな子たちを育てられるの!?」
ジョヴァン 「くっ……!」(勝てない)
バルトロメア「わたしがこれまで、どれだけこの家のために尽くしてきたと思ってるのよ!?」ぎゃあぎゃあ

ムスっとしたままのミケランジェロに、泣き顔で訴えるシジスモンド。
シジスモンド「兄さん、何とか言ってよ~!」
ミケランジェロ「……」(めんどくせー!あいつらキライだ!関わりたくもねぇ)

立ち去ろうとするミケランジェロの後ろ姿。
ミケランジェロ「仕事思い出した。帰る」(逃げる!)
シジスモンド 「ちょっと!!」
ミケランジェロ「お上から『ヘラクレス』の像を作れと頼まれてるんだっ!」
(コメディ終わり)

〇夕暮れ フィレンツェの街並み 
〇ミケランジェロの工房

粘土で作られた『ヘラクレスとカクス』の模型。ヘラクレスがカクスを押し倒している像のアップ。

ミケランジェロ作「ヘラクレスとカクスの模型」フィレンツェ カーサ・ブオナローティ邸

アントニオ 「これが完成して、『ダヴィデ』と並んでるのを見るのが楽しみですね…」エプロンを着けた作業姿で言う。
ミケランジェロ 「……」座り、腕を組んでいる。

ミケランジェロM「教皇様は給金をくださった…メディチ家礼拝堂の仕事を続けるようにと」

肘を付き考え込む教皇のシルエットのイメージ。
ミケランジェロM「この大変な時に…俺に金など与える余裕など、ないはずだ」

ミケランジェロM「…メディチ家を追放した今の政府に、俺は付いたことをご存じなのか…?」うつむき頭を押さえる。

ミケランジェロ作 メディチ家礼拝堂 墓碑より「ジュリアーノ像」と「夜」

〇ブオナローティ家
T 1529年 1月
 
居間で椅子に座り、口を半開きで宙を見ているロドヴィコ。
少し離れたところで、上着を着たミケランジェロがシジスモンドと話す。

ミケランジェロ「…俺は軍事九人会ノーヴェ・デッラ・ミリツィアとやらのメンバーに選ばれた。忙しくなるから、なかなかここへは来れなくなる」

シジスモンド 「ヘラクレスの像で?」
ミケランジェロ「いや。サン・ミニアートの丘に要塞を作ることになった。俺が一切の監督を任されるらしい」

フィレンツェ サン・ミニアートの丘

布袋(金の入った)を持つミケランジェロの手。
ミケランジェロ「…子供たちの生活費だ」

ミケランジェロ「これを持って行って、父さんに子供たちと会わせてやってくれ」

シジスモンド 「悪いね…。この前、義姉さんの言い値で、持参金を返してもらったばかりなのに」
ミケランジェロ「あの子たちはブオナローティ家うちの子なんだ。生活費は出すのが当然だ」

2人の方に振り向くロドヴィコ。
ロドヴィコ 「…なんだ。ミケランジェロか」

ロドヴィコ 「めずらしいな。お前が来おって、ブオナロートがおらんとは」

ロドヴィコ 「あいつ近頃、姿を見せんが、仕事か?忙しいのか?」

驚きと不安げな顔でロドヴィコを見るミケランジェロとシジスモンド。頬に汗。
ミケランジェロ「……」

シジスモンド 「…父さん、ブオナロート兄さんは、去年亡くなったんだよ」

ぽかんとした顔のロドヴィコ。

ロドヴィコ 「…そうか。そうじゃったのう…」      
うつむくロドヴィコに、しゃがみ、苦笑して言うシジスモンド。  
シジスモンド「ねえ、これから子供たちに会いに行こうよ」
バタンと扉の音。

息を切らし、蒼い顔をしたチェッカが入って来た。

チェッカを見る3人。
ロドヴィコ   「チェッカ!」嬉しそうに言う。
ミケランジェロ 「どうした、一人で来たのか?」

チェッカ 「シモーネが…!」涙ぐむ。

蒼い顔をして目を見開く3人。

〇バルトロメアの実家
ベッドの中のシモーネにしがみつき、泣き叫ぶバルトロメア。髪が乱れている。
バルトロメア  「いやあああ!シモーネ!シモーネ!!」
バルトロメアの父「落ち着きなさい!バルトロメア!」(声のみ)

バルトロメアの背にしがみついて涙を流すチェッカ。

部屋の外で様子を眺めるミケランジェロ。後方にロドヴィコと、ロドヴィコを支えるシジスモンド。皆蒼い顔をし、心配そうな様子。頬に汗。
ミケランジェロ「……」

椅子に座り、前かがみで震えるロドヴィコ。
ロドヴィコ「……たのむ」

ロドヴィコ「あの子を…連れて行かないでくれ…ブオナロート…!」

ロドヴィコを見るミケランジェロとシジスモンド。

手を組み、涙を流し、上向きながら叫ぶ。
ロドヴィコ「主よ、どうかあの子の代わりに、この老いぼれを…!」

離れたところに呆然と立ち、自分を見つめるリオナルドに気づくミケランジェロ。

リオナルド「…おじさん、シモーネ死んじゃうの?父さんみたいに」
ミケランジェロ 「……」

リオナルド「僕、いい子になる。何でも言うこと聞くから…だから、だから」震えながら。

リオナルド「シモーネを助けて…!」涙を流す。アップ。

リオナルドを抱きしめるミケランジェロ。
ミケランジェロ 「…大丈夫だ。シモーネはきっと助かる」

N ―——シモーネは助からなかった…。

〇ブオナローティ家
T 1か月後

上向き加減で口を半開きにし、椅子に座っているロドヴィコ。

ひざ掛けを持ちながらシジスモンドがロドヴィコに近寄る。
シジスモンド「父さん、寒くない?」

ぽかんとしながら話すロドヴィコ。
ロドヴィコ 「シジスモンド、ブオナロートは一体どうしとるんだ?ミケランジェロの手伝いでもしとるのか?」

蒼い顔でロドヴィコを見るシジスモンド。頬に汗。
ロドヴィコ 「子供たちまでおらんではないか。あの女、また子供を連れて、実家に帰っとるのか?全くどいつもこいつも」     

離れたところでテーブルに肘をつきながら、不安な顔でロドヴィコを見るジョヴァン。テーブルの上にワインのジョッキとコップがある。

シジスモンド「…父さん、そう。ブオナロート兄さんは、ミケランジェロ兄さんのところだ。じき帰って来る」微笑みながら。

シジスモンド「もうすぐ子供たちも戻って来るよ」
ロドヴィコ 「そうか!」嬉しそうに叫ぶ。

ロドヴィコ 「シモーネも戻るんじゃろ?あのチビの顔を見るのが、一番楽しみだ…」

ジョヴァン「……」コップを片手に、うつむいて考え込む。

微笑むロドヴィコから離れ、唇を嚙みながら腕で目を覆い、声を殺して泣くシジスモンド。

〇フィレンツェ政庁(現在のヴェッキオ宮殿)
T 1529年4月
統領の政務室
机に向かい座っている統領と、向かい側にいるミケランジェロとバティスタ。
机を握りこぶしでドンと叩くミケランジェロの手。
ミケランジェロ「統領殿ゴンファロニエーレ、一体どうなっているんだ!?」

詰め寄るように怒鳴るミケランジェロと、座りながら困った様子の統領。
ミケランジェロ「俺が留守の間、頼んでいたサン・ミニアートの工事が全然進んでないじゃないか!?」

T フィレンツェ共和国統領ゴンファロニエーレニコロ・カッポーニ
ミケランジェロ「何のために視察と称して、俺をフェッラーラに行かせた!?」
カッポーニ「お、落ち着いて」

カッポーニ「正直、財政も人手も不足していて、大規模な要塞を造ることまで回らないんだ」

蒼ざめ、カッポーニを見下ろすミケランジェロ。
ミケランジェロ「…この街フィレンツェをローマのようにしたいのか?」

カッポーニ「…!」唇を噛みしめ頬に汗。

詰め寄って怒鳴るミケランジェロを、押さえるバティスタ。
ミケランジェロ「病人や捨て子養育院の子供まで、殺されたんだぞ!!」
バティスタ「ミケランジェロ!」
ガタンと立ち会がる統領。

バティスタ「お許しください!彼はその…次々身内を亡くされてて」
カッポーニ「そんなことは絶対にさせん!」

カッポーニ「させんためにも、教皇様と話し合いが必要なんだ!」

驚いた表情でカッポーニを見るミケランジェロとバティスタ。
カッポーニ「…内密なことだが…教皇様と交渉中だ」

震えながら話すカッポーニ。
カッポーニ「復権した教皇様は…必ずフィレンツェに攻めてくる。対抗するには他国の援助がないと無理だが、今それをしてくれる国はどこにもない」

カッポーニ「…要塞を造る余裕も、この国にはない!だから絶対に敵軍を来させてはならないんだ!」
ミケランジェロ「……」

N ――その後カッポーニは、教皇との密談が発覚。「メディチ家をフィレンツェに復権させようとした」とされ、失脚する。
 机に両手をつき、うなだれるカッポーニ。

立ち去るカッポーニのイメージ。
N 当時のフィレンツェ国民は、メディチ家の権力の一切を、受け入れられなかったのである。

ざわざわ話す、不安げなフィレンツェの兵士や市民たちのイメージ(シルエット、または表情無し)。
N 6月29日 教皇と皇帝との間で「バルセロナ条約」が結ばれ、公式に和解が成立――
「教皇様と皇帝が、手を結んだというのは本当か!?」
「ローマを壊滅させた、あの皇帝と組んだのか⁉」
「フィレンツェはどうなる⁉皇帝軍と教皇軍が襲ってくるのか⁉」

〇ミケランジェロの家
両腕の肘をつき、うつむき考え込むミケランジェロ。
(回想)
苛立ちながらミケランジェロに話す新統領や閣僚たちのイメージ(シルエット、または表情無し)
「司令官が教皇側と内通してるだと!?」
「そんな噂があることくらいわかっている。でも証拠はないんだ!」
「皆、不安だからそんなデマが出てるだけだ。いいか、余計なことを言いふらすなよ!」
「今は内輪もめしてる場合じゃない。少しは協調性を持ってくれ!!」
(回想終わり)

不安そうな表情で話すピロート。
ピロート「…ベンヴェヌートの奴、ローマに戻っちゃいました」

振り向き、やつれた顔でピロートを見るミケランジェロ。
ミケランジェロ「……」

ピロート「どうも…教皇様からの強い命令があったようです」
ミケランジェロM「…みんな逃げていく。当たり前だ」

行進する騎馬兵、歩兵たちのイメージ。
ミケランジェロM「皇帝軍と教皇軍が、この国フィレンツェを襲撃してくるんだ」

(時間経過)
自室にこもり、顔を両手で覆うミケランジェロ。
ミケランジェロM「この小さな国フィレンツェに勝ち目などない」

手から顔を離し、蒼い顔で視線を一方に向ける。その先に短剣がある。

震えながら、テーブルに置かれた短剣の柄に触れるミケランジェロの手。

苦笑するミケランジェロのアップ。頬に汗。
ミケランジェロM「——弟も甥も救えなかった俺が、この国を救えるわけがないじゃないか」

(時間経過)
アントニオの部屋に駆け込むミケランジェロ。
ミケランジェロ「アントニオ!」

ミケランジェロの勢いに、驚くアントニオ。
ミケランジェロ「今すぐここを発つ!必要なものだけ用意しろ!」

アントニオ「お、俺もですか?どこへ…」
ミケランジェロ「べ…フェッラーラだっ!」

アントニオ「また視察ですか?」
ミケランジェロ 「そ、そうだ」
ミケランジェロM「とにかくベネチアまで行かなければ…」

アントニオ「じゃ俺、母さんに知らせて来…」
ミケランジェロ 「ダメだ!!」

震え、アントニオを睨みながら怒鳴る。
ミケランジェロ 「知らせるのは、後で手紙でいいだろ!急ぐんだ!!」
ミケランジェロM「もし今、逃げることが政府の連中の耳に入ったら…!」

アントニオ「……」怯え、不安な表情。

表情を和ませるミケランジェロ。

ミケランジェロ「…フランスへ行かないか、アントニオ」

アントニオ「えっ!?」表情がぱっと輝く。

ミケランジェロ「お前、行きたがっていただろ」

〇 城壁の門 夕暮れ
人の行列。フィレンツェから出国する人々。馬を連れている人もいる。
その先に数名の門番。
ミケランジェロと小さな荷物を背負ったピロートとアントニオがいる。皆、マントを着、帽子を被っている。
ピロート「…ここが一番、見張りが少ないはずなんですが…」

後方からどけ、どけ!の声。驚きながら振り返る人々。

避ける人ごみの中を、荷馬車がガラガラ通り過ぎる。
どさくさで馬車を追いかけながら脱出する、身なりの粗末な男たち。

門番「おい!こらっ!」
御者「いつも通ってんだろ!こっちは急ぐんだよ!」

ミケランジェロ「…何とか紛れ込んで、抜け出そう」

ミケランジェロ「走り出すかもしれん。いいか、しっかりついて来るんだぞ!」振り向き様。頬に汗。
アントニオ「は、はい!」

門番1「そこの3人!どこへ行く!?」
ぎくりとするミケランジェロ。

震えながらマントの下の、腰の短剣に手を伸ばすミケランジェロの手。

ミケランジェロ「お、俺たちは…」ドキンドキンと高まる鼓動。

門番2「おや?あなたはミケランジェロ・ブオナローティ殿ではありませんか?」

蒼ざめるアントニオとピロート。

汗をかきながら、門番を睨むミケランジェロ。

マントの下の、震えながら短剣を鞘から抜きかけるミケランジェロの手。

門番2「…お通ししろ。この方はミケランジェロ・ブオナローティ殿だ」
門番1「えっ!?あの『ダヴィデ像』の!?」
ミケランジェロ「!?」

硬直するミケランジェロ。剣を持つ右手を、マントの下に隠している。

門番2「そうだ。それに今は九人会ノーヴェのメンバーだぞ」
門番1「し、失礼しました!」

門番2「お役目、ご苦労様です!」敬礼して微笑む。

ミケランジェロ「あ、ああ。ありがとう」ホッとし、微笑。

汗をかきながらホッとするアントニオとピロート。

ミケランジェロを先頭に、アントニオとピロートが早足で去っていく後ろ姿。
N 1529年9月21日 ミケランジェロ・ブオナローティは、弟子のアントニオ・ミーニと、金細工師のピロートを伴い、フィレンツェから逃亡——。

(完)

【注】
⑧当時イタリアでは、女性に遺産の相続権がなく、代わりに婚姻時、持参金を与えられる習慣だった。夫と死別の際、寡婦は夫側の親族から、それを返金されることもあったが、女性は社会的にも弱い立場だったため、容易ではなかった。(Chat GPT:夫側の家族が遺産の名目で、持参金を奪い取ることも多かった。女性が訴訟を起こす場合、男性の協力がないと難しかった)
*過去にロドヴィコの兄の妻が、ロドヴィコやミケランジェロたちに対し、持参金返金の訴訟を起こし、勝訴している。


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