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栞のテーマとクラウディア




「栞のテーマ」(しおりのテーマ)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の13作目のシングルとして、Invitationから7インチレコードで1981年9月21日に発売された。

※得意のWikipediaさんより

突然!
今聴きたい曲は何?!って自分に問う時ありませんか?
私はありまして、その時に自分の精神状態も読み取るんです。何か流行りの物に影響されてないか、話のネタにしてるだけではないか、これを聞いておくと優越感に駆られるのではないか、などなど
そうじゃなく、私は、何をの影響を受けずに心で聴きたいのはなぁに?
と、まっさらにして浮かぶ曲が、今は

サザンオールスターズ
栞のテーマ、だったのです。

まだ私は10代にすらなっていない頃、発売されたとは知らずその数年後にラジオで流れたこの曲の虜となった。
多感な中学生、
ビーパップハイスクールやヤクザ物が流行っていたその頃、
札幌でも暴走族は走り回り、不良になりたい男子は髪をオキシドールで染め
剃りこみを入れ制服のズボンを太くした。
女子はコテで耳上の髪を川の流れのように後ろに流しては、崩れないようケープで固定し長いスカートを履いて靴の踵を踏んで歩いていた。

そんな時代に生きた私は、恋をする年頃の女の子を好きになる男の子側視線のこの歌詞に切なさを覚えた。


誰かに恋をする。
それは、誰にも打ち明けられないもの、
秘密にしなければ壊れてしまうもの、
悟られないように過ごす事のドキドキ感、
些細な会話だけで上がるテンション、
校舎から見えるグラウンドで走る姿を追い続けた夕焼けの放課後、

青い春。

鏡を見ると、目尻も口角も下がり
たるんだ頬にゲンナリするけれど、
人並みに通った青春を音楽が呼び戻してくれる。


制服ヒラヒラ、
長い髪をひとつに結び、
長いだろうと思っていた人生のほんの数年の出来事が吹ぬきける。
春の風なのか、秋の風なのか
実に、人生は短いなんて、知らなかった頃を懐かしむ。


#サザンオールスターズ
#栞のテーマ
#Oh ! クラウディア
#日記のような


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