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いちゃもん付けられたからテスト100点にしますと担任から言われた話

私は手にも障害があるためお世話にも字がキレイとは言えない。漢字のハネる・とめるなど細かい部分を書くのが難しい。頭でわかっていても手が動かずハネれなかったりしてしまう。

学生時代は、その事を学校側にも説明をして漢字自体が合っているのであれば良いことにして欲しい、明らかに違う漢字を書いたり、線が多いなどの間違っている時はもちろん不正解にしてもらって構いませんというお願いをしていた。

養護学校高等部に入学して1か月ほど経った頃、漢字のテストがあった。返ってきた答案用紙に私は疑問を持った。

漢字は合っているはずなのに一問だけ不正解になっていた。横に書かれた正解の字と見比べてもやっぱり合っていた。

どこが間違っているのか全然わからないから担任に聞いてみることにした。

前回も書いたようにちょっと問題がありそうな担任だったため、話をわかってもらえるか不安はあったけど、どこが間違っているのか気になって聞いた。

「この漢字どこが間違っているんですか?私は横に書かれた正解の漢字と同じに見えるんですけど」

すると担任は

「じゃあ正解にしまーす!はいこれで100点」

いやいやいや!そういう事じゃなくてさどこが違うのか教えて欲しいだけなのに。別に私は100点が欲しいわけじゃない。そこを言われても困る。

「そういう事をして欲しい訳じゃなくて、どこが間違っているのか疑問なので聞いているんです。だから間違っているところを教えてください」

「正解にしたんだからいいでしょ〜」

そんなふざけた事を担任は言っていた。なぜ不正解なのかも頑なに理由を言わずにいた。そんな所に私の帰る時間となり母が迎えにきた。
何かおかしいと感じた母は「なんかあったの?」と私に聞いてきた。私が母に経緯を説明しようとしたら、いきなり担任がとんでもない事を言い始めた。

「はるかさんにいちゃもん付けられたからテスト100点にしたんです」

私は呆れて言葉が出なかった。いちゃもんってなによ。私は何が違うのか聞いてただけなのに、、、

だんだん悔しさや怒りが込み上げてきて涙が溢れてきた。

母もまたこの人何言ってんだという顔をしながら私に「あんたいちゃもん付けたの?」と聞いてきたから、付けてないよと言い泣きながら経緯を説明した。

話を理解した母は担任に「私が見ても間違っていないように見えますが、どこか間違っているなら本人に説明してやってください」と言うと担任はやっと言い始めた。

「ここがハネてないから不正解なんです!!」

あっやっぱりこの人何にもわかってないんだとさらに悲しくなった。

母は「先生最初にお願いしましたよね。手も上手く使えないからハネるとか細かい部分は難しいってお話しましたよね?漢字自体が合っていたら良いことにして欲しいってお願いしてるはずなんですけど」

「じゃあ漢字が間違っていても正解にすればいいんですね!」

「線が多いなどの明らかに間違っているものは不正解にしてもらって構いません。ただ漢字自体が合っている時は良いことにしてもらえませんか?細かいところまでこの子は書けないので」

ここまで言っても担任には全然わかってもらえない。どうしようかと思っていた時に副担任の先生がきた。話を聞いて状況を理解した副担任の先生は「それはいちゃもんとは言わないし、細かい部分を書くのが苦手なのも最初に言っていたので知っています。今回担任が不快な思いをさせてしまったのは申し訳ない。もう一度担任とも細かい部分は難しいという話をします」と言ってくれた。

あぁやっと話のわかる人がきてくれた。私はホッとしたのを覚えている。

ここまで長かった。別に大して複雑な話でもないのになんでこんなにわからないのだろうか。

この出来事以降も担任は数々の問題を起こした。あまり酷い教師だった。

問題を起こしすぎて、副担任の先生が担任のような感じになっていった。

2年生になった時に先ほどの副担任だった先生が正式に担任となった。



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