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購入映画紹介3連発『アバウトタイム 愛おしい時間について』

さて昨日公開した記事でAmazonの購入履歴を紹介した。その中の3つの映画の感想を書いていく。第一弾は『アバウトタイム』だ。
もうほんとうにいい映画で、登場人物全てに優しさが溢れているのが素晴らしい。

20歳の誕生日に時間を巻き戻る力があると教えられた主人公が、「彼女が欲しい」という一つの願いから始まるストーリー。タイムトラベルものでありがちな、ドタバタ展開ではなく、彼女と出会って二人で家族になっていく過程がえがかれていく。ラブストーリーかと言われればそうかもしれないが、ファミリーストーリーともいえるかもしれない。

この映画の最終的なテーマとして「1日1日を大事に生きることが、幸せになる秘訣だ」というのがある。ここに至るのに主人公はタイムトラベルを多用するのでなく、むしろ逆にどんどん使わないほうへ進もうとする。巻き戻らないで出会う一つ一つが大切だということに気がつくのだ。
タイムトラベルでこんな答えを導き出すなんて。大きな衝撃だった。

確かにそのことを思うと、一つ一つのシーンがあたたかい雰囲気をしているのはそういうことだったのか、と納得できる。
なにより彼女役のレイチェルマクアダムスの表情がコロコロ変わって可愛らしいし、優しさに溢れている。そしてお父さん役のビルナイも親として本当に息子を見ていて幸せを願っているのだというのが伝わってきて素敵。

私が好きなシーンが二つある。それは主人公と彼女が地下鉄の駅で送り向かいをし合うシーンである。いわゆるイチャイチャシーンではあるが、色んなイベントを2人で愛し合って楽しんでいる様子がたまらなく愛おしいのだ。

もう一つ好きなシーンは、主人公がタイムトラベルの能力を教えられたときに言った望み「彼女が作りたい」、に対しての父ビルナイの「Fantastic」と本気で言ってくれているシーンだ。恥ずかしい告白をこんなに当たり前に肯定してくれる父のシーンに涙が出た。

私はこんな優しい恋がしたいなと本気で思った。いろんな人に祝福された恋がしてみたい。その理想型がこの映画にはあったように感じる。

そんなところがこの映画の魅力かなと思う。見てみないとわからない幸せがいっぱい詰まった素敵な映画だ。ほんと買っちゃうくらい好き。

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