見出し画像

子どもとの日々がうまくいかない夫に話した2つのこと

3歳娘と1歳息子を育てています。ミハルです。

まるまる3年間、ワンオペで過ごしてきました。2019年6月に夫が転職し、ようやく夫婦で育児に取り組めるようになってきています。洗濯、掃除、食器洗い、風呂掃除、保育園の送迎、簡単な買い出し、半日程度のワンオペ。夫ができることは飛躍的に増えました。

家事をある程度クリアした夫には、子どもと良好な関係を作り、人格形成を担ったり、精神的支えになってほしいと思っています。

子育てのゴールに向かって妻と夫でタッグを組む

画像1

子どもたちにはしっかり自立してほしい、というのは妻と夫の共通の願いです。子育てのゴールって、無事に年齢を重ねて成人させることだけじゃないですよね。自分の道を自分で切り開いていけるようになることが理想で、それには言葉のかけ方や教育方針など、親のかかわり方が影響してきます。しかしわが家において、子どもに対してあれこれ判断しているのは圧倒的に妻なのです。

・お菓子をどんな時に買い与えるか
・プレゼントはいくらまでにするか
・テレビや動画は一日何時間までにするか
・スマホは何歳から持たせるべきか
・習い事はさせるか
・休日のお出かけはどこに行くか
・洋服は親が買うのか、本人に選ばせるのか
・食べ物の好き嫌いはどこまで許すか

夫はたいてい、「ママに聞いて」って言うんですよ。妻が決めるものだと思っている。でもね。こんな小さな決断も妻にゆだねるようじゃ、将来の難問は乗り越えられないんですよ。妻と夫でしっかりタッグを組む体制を敷かないと。

・門限は何時にするか
・受験はさせるか
・いじめにあったらどうするか
・いじめをしたらどうするか
・非行に走ったらどう対応するか
・心を病んでしまったら
・留学したい、一人暮らしをしたいといったら

上記のような問題が起こったとき「ママに聞いて」「ママ決めて」なんて言ったら離婚ものですよ(笑)

考えるようになったきっかけ

画像2

夫があまり家にいない頃は、そもそも話し合う素地ができていませんでした。「俺普段いないし、やりたいようにやっていいよ」という感じ…

ところが家にいるようになったら、夫と子どもがうまくいかなかった(笑)それでようやく、夫も考えてくれるようになりました。

例えば子どもが「ご飯いらない」と言ったとき。夫はいやがる娘を追いかけて、無理やり食べさせようとする。娘が泣いているのに「俺が小さいときは泣いてでも完食させられた」と言うんです。娘は夫と一緒にご飯を食べるのを嫌がるようになって、「パパ嫌い」を連発。

例えば子どもに「どこに行きたい?」と聞いたとき。娘は「ない」と答え、額面通りに受け取った夫は「じゃぁおうちにいよう」娘はむくれ、「お外行きたいのに!」そして「パパ嫌い!」

小さい子どもは語彙力が少ない

画像4

3歳娘はよくしゃべるけれど、語彙力はまだまだ。「胃のあたりに違和感があって食べられない」「保育園のおやつが大好きな昆布おにぎりだったからおかわりしてお腹いっぱい」とか言えない。ぜんぶ「ご飯いらない」になっちゃう。

語彙力が少ないことを意識しておかないと、わがまま言ってるように見えるんです。

行きたい場所をたずねても、記憶の引き出しは少ないし、今まで行った楽しい場所の名称もわからない。うまく答えられない娘は「ない(わからない)」と答えてしまう。本当はお外に行きたいのに。

知識の共有だけでなく行動まで決める

画像3

さて、こんな感じで娘との意思疎通がうまく図れない夫に対し、やったことは2つです。

① 子どもの語彙力が少ないことを意識し、話のしかたを変える

② 情報共有だけでなく、子どもにどんな感情を味わってほしいのか、親はどんな接し方をするのかまで話し合う。

① については、3歳はまだ語彙力が少ないから、娘に答えさせるのではなく、選ばせてあげるような会話をしてほしいとお願いしました。

「ご飯食べたくない」に対して「食べなさい」ではなく、「なになら食べられる?ごはん?お味噌汁?」「今はやめて先にお風呂に入る?」
「どこに行きたい?」ではなく「公園か図書館かキッズパーク、どれがいい?」

親ができる範囲を選択肢にすることもポイント。(これなら「動物園行きたい!」「えー、ダメだよ」「なんで?ママ嫌い!」とならないで済む。)

② については、保育園で食べるのが遅い、量が多いということは共有していました。でもそこで止まっていたので、夫も娘の感情までは深く考えてはいなかったんです。いつも居残っていること、遊ぶ時間が全然なく、お昼寝の時間が迫ってきてようやく給食の時間を終える許可が出ること、食べられない自分は悪いんだということ。そういう感情がある。

それを家でもやっていたら、娘は食べることがちっとも楽しくなんじゃない?家では楽しく食べればいいんじゃない?全然食べないわけじゃないんだし。家で無理に食べさせるのはやめようよ。

情報共有だけではなく、対応まで決めるのをセットにしました。

夫を置いてきぼりにしない

画像5

子育てをするにあたり、妻と夫でしっかりと行動指針を決めておかないと、どちらかが悪者になってしまう可能性があります。妻と子どもがタッグを組んでもいけないし、夫がたまのワンオペでご褒美をあげまくり日々の妻の子育てを台無しにするのもだめでしょう。

子どもにとっても、ママもパパも頼れる状態のほうがいいに決まってます。夫がいつでも真剣に家庭の意思決定に関わってくれれば、子どもも何かあったときに「ママに話しにくいからパパに」ということもあるだろうし、普段ママがワンオペしていても「パパには関係ないでしょ」という態度にはならないはず。

情報共有しているからいいやと、なんだかんだ夫のことを置いてきぼりにして、「ママがいい!パパいや!」の状況にしていたのには妻の責任もあるんじゃないかなと思いました。

これからは夫婦で協力して、子どもへの対応を模索していきます!

いただいたサポートで子どもに絵本を買います!