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やけ食いする話


アラフォー近くになっても孤独を感じるんだな。
おっさんになっても一人、夜の浜辺で体育座りして海を眺めるんだな。
おっさんになってもヤケ食いしたくなる夜もあるよな。

コロンビア最高会議

昨日は、コロンビア人の同居人ミゲルが昼から恋人とコロンビア人の友人ファミリーを連れてきた。
私がここに来てから、まだ3ヶ月だけど家でコロンビア会は月に2回くらいやっているイメージ。

そんで、夜にとうもろこしの生地で作ったコロンビアの伝統料理、
エンパナーダを作ってみんなでパーティー始めた時に、俺も呼んでくれて、
エンパナーダとビールをご馳走になった。

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このエンパナーダ、めちゃくちゃ美味しい。
具材が沢山入ってて、そこにライムを絞って食べる。
このライムを絞っちゃうあたりがラティーナぽいよね。
とりあえず、なんでも最後はライム!

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ドミニク

そのコロンビア人ファミリーには、ドミニクという8歳の少年がいて、
その子が結構、ナイスなキャラだ。体に少し障害があるみたいなんだけど、
ラティーナ特有の明るさと、人懐っこさでいつも俺の部屋の扉を開けて突入してくる。

諧もそうだけど、ドミニク(以下、ドミ)もとにかくいつも遊び相手を探している。
両親とその他の大人が楽しそうに盛り上がっているけど、子供にとっては、やっぱり退屈な時間なんだろうね。

だから、ドミは唯一、コロンビア人のパーティーになぜか交われない?
アジアンなおっさんがMr.ロンリーしているのを見つけては、遊ぼうぜ!って近づいてきてくれる。

おっさんはおっさんで、特にやることもないのでこの8歳の少年との話を楽しんでいる。
でも、中盤で彼の両親が気を使って、ドミを部屋から連れ出すこともたまにある。

ドミのケラケラ笑う声は、ぶっちゃけやばい。
どうヤバイかというと、カエルのおもちゃみたいな笑い声。
表現が微妙過ぎだが、とにかく何かの効果音みたいな笑い声で笑う。


退去

それはいいとして、この家も後、10日でサヨナラベイビーする。
ミゲルがここを去ると告げてきたからだ。

この退去にはいろいろ経緯もあるみたいだけど、いずれにせよ私は引っ越すことになる。
引っ越す予定のピソ(って言っても、今のピソの目の前にある劇近物件・・)。

今日、これからその家主とまた会う。
新たに移る予定のピソ家主もまたコロンビア人。

現在住んでいるピソの家主、その前のピソの家主、
これから住む予定のピソの家主はみんなコロンビア人。

正直、2回もコロンビア人とルームシェアをして、
次の物件を探した時も、コロンビア人の物件に当たったときは、
半分、次もコロンビア人のピソでいいや、って思った。
細かい話をすると、カタラン人ファミリーからすごい誘われている。
カタラン人ファミリーのピソは綺麗だし、とてもお洒落だ。
ただ、少し遠い。

バルセロナに来て、早1年4ヶ月だけど、この間で4回も引っ越している。
Gracia → Besos → Fontana → Besos → Besos Mar。

それで、次で5回目・・。
考えたら、ほぼ3ヶ月に1回引っ越してることになる。
ワンクール人間。


中華料理

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エンパナーダを食べたのに、まだ食べるMr.ロンリー。

兎角、バルセロナで安く腹一杯食べようと思うと、私は中華。
この安さと量のコスパが良いのは全世界共通かもね。

なので、昨日は久々にArc de Triomf近くの中華料理に行った。
なんか新しい店で、元は倉庫だったところを改築して店にしていると思う。

最近まで人少なかったけど、昨日は土曜日ということもありすごい繁盛していた。
Arc de Triom一帯は、中華料理レストランや、中華食材店、
マッサージとか、チャイナタウンまではいかないけど、とにかく中華系の店が多い。私が行く店のおばちゃんも愛想良いし、味も美味しい。

もちろん、日本人のラーメン屋はどこも人気だけど、
コスパはチャイナが良いのはみんな知ってるだろうね。
でも、良い店が限られている気がするし、スペイン人も積極的にはいかない。

あと、そもそもの話をすると、スペイン人はほんとうに量を食べない。
ほんとうは食べたいのかもしれないけど、若い子は特にお金がないから、そんなに沢山は食べられない。
なので、自然と老若男女問わず、量を食べなくなる食文化が形成される。
私なんか、スペイン人の3倍食べるから燃費さらに悪いよね。


MeetUP

Meet Upの交流イベントがある。
毎日、どこかしらで交流イベントが市内のバルで行われている。
週末は、PooL&Beerというバーでいつもやっているので、帰りに覗いてみる。

昨日は、noteで島田彩さんのブログを読んだこともあり、
酒を飲んで、気軽に外国人と話すという気分ではなかったけれど、
誰か面白い奴がいないものかざっと店内を探して歩いた。
結果、話たい人もいそうになかったため店を出た。
この辺りは、自分のその時の心境や気分で見え方が変わるから仕方がない。

海で1人

そして、また1人、夜のビーチ沿いを自転車をこいだ。
もうこの3ヶ月、なんどこのビーチ沿いを一人で来たか。

夜のビーチも大勢のグループが思い思いにおしゃべりしながら楽しんでいる。
ベンチには恋人たちが沢山いて、海を眺めてまたおしゃべりをしている。
いいですね。

こうした光景も良いが、もう3ヶ月も見てるとさすがに飽きる。

そんな中、ビーチに変わったお手製のテントと、
沢山のロウソクを灯してるお洒落な人がいたので近づいて見ることした。
きっと、新婚なのだろうか、テントが映画見たく演出されていて、声をかける空もなかった。

そして、Mr.ロンリー(俺)はその場を去るのだが、
後ろに一人、座っている女性がいた。
目があったんだけど、暗闇だし良く見えない。
でも、彼女もとても孤独な感じだった。

ちょうど、前を通り過ぎるタイミングで彼女も立ち上がって、帰ろうとしていた。

心の俺は言う

「今だ、さぁ話かけろ!今がチャンスやろ!!!!!」

話しかけるか考え、暗闇で顔が良く見えていないのもあって(言い訳)、 ビビって声さえもかけられなかった。(いつも)
そして、彼女はパティネテに乗って行ってしまった。(涙)

あの時に、声をかけていれば・・こんな後悔はバルセロナに来て毎日、1日2回は経験している。一生にしたら五百万回くらい経験している。
その度に、俺ってそんなチキンなのかと落ち込む。

もうすぐ40歳ですよ。大丈夫ですか?このままいったら後悔しますよ。

Speech  Y  Shaggy

昨日は、Speechと、Shaggyという20代前半に良く聴いた曲を思い返して聴いてみた。


沖縄で歓喜していた20代の自分を取り戻したくなった。
今、私はアフリカもジャマイカもアメリカもなんでもあるこの街にいるのだから。



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