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絵画とお金

先週の土曜日、6歳長男と都内の美術館へ行ってきた。
元職場の方が絵を描かれていて、チケットを頂いたのだ。

昔から勉強は嫌いだけど、図工や美術は大好きだった。
私は物を作るのことが大好きなのだ。
だからこういったご縁にとても感謝している。

元職場の方は、私よりずっとご年配の男性で、父のように感じている。
最初に出会った時の第一印象は、どちらかと言うと”最悪”だった。(御免なさい)
無口で気難しそうなおじさん、だったからだ。
職場の飲み会の時に、そのおじさんが陽気なおじさんに変わった時とてつもなく驚いた。
いつもこうなら・・と。
そこから一気に見方が変わり、色々と話すようになった。趣味が絵画と聞いてさらに彼に親しみが湧いた。

現在はコロナで飲み会が難しいし、ましてや飲み会なんて金・時間の無駄と思いつつある私だったが、こうして書いていると全くの無駄ではないかもしれない。

話は戻して、絵画業界の話を聞いてまたしても驚いた。
前回賞をとった彼は、今回は賞をいただけなかった。
でもその賞っていうのが、絵画サークル的な物から抜けないように、やる気を出させるように順番に与えてる可能性があるようなのだ。サークルは会費が掛かる。会費を徴収できるように、集まりから抜けられないように賞を与える。そんなこと本当にあるのだろうか・・。
彼を信じてないわけじゃないし、綺麗事で世の中回っているとは思っていないが衝撃的だった。

そして絵画はとてもお金のかかる物である。
画材、額装、サークル会費、展示費、展示会場へ行くまでの交通費。
私にはこれしか思いつかなかったが、高価なのは察して欲しい。

また、時間も必要不可欠だ。
1つの絵にどのくらい掛けているか聞いたら3年、と。
しかも手直しを加えることもあるらしい。
これを聞いたら、絵画が値段が上がるのは無理もない。
その人に年収にならないと割りに合わない。
だから、どんなものも値引きをねだるのは考えものだ。

彼は自分の絵が売れないこと・家族が絵画をすることに協力的でないこと(愛想を尽かされているよう?)ですっかり自信をなくしていたけど、私は彼の絵が好きだし、ファンである。だから続けて欲しい。
だがお金の支援をしてあげられないことが悔しかった‥だって今自営業(休職中)だからだ。

自分にお金があれば大切な人を支援できる。
大切な人に贈り物をあげられる。
家族と思い出を作れる。
我が子に色々体験をさせてあげられる。

このことも引き金となり、ずっと休んでいた私は就活することにした。

この素敵なおじさんには、今すぐはお金支援はできないけど
違う形で支援していこうと思う。
具体的に言うなら、SNS集客やHP作りなどだ。自営業で培った素人スキルで、私が今持っている武器で力になっていくと約束した。

まとめにはならないかもしれないが、一期一会は大切と強く思っている。


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