3.びわネット販売がやっと動き出します!
【やったね!糖度15度】
令和5年の春、この時期はみんなの仕事が忙しくなり、我が家の収穫時期に必要な頼もしいサポートメンバーがいますが、平日は人数が少なく、私たちは一生懸命集中して頑張り、雄二くんが指揮をとり順調に進めることができました。
長崎では、昔から一袋に大きさを揃えて3粒ほど入れて育ていますが、完熟する過程は個体差になるので、私達メンバーは徹底して完熟、しかも完熟熟まで我慢して収穫します。
びわは木から果実をカットした所で、その果実の糖度はマックスとなってしまうからです。
びわは追熟しないので、言い換えれば未熟な実はそれ以上は甘くならないんです。
畑では味の確認で食べますが、私は目を見開いて『あまっ!!!』と思って糖度計で測ってみると、驚いた事に幾つもの糖度15度ができました。
聖さんと私は自分達の味覚をベロ糖度と呼んでいますが(笑)、ベロ糖度と糖度計の誤差もほどんど誤差が無いこともわかりました。
長崎びわの平均糖度は10〜12度に対して目指した15度が達成出来たんです。
でも毎回思うんです。
『あっ・・・食べちゃった・・』と
そうなんです。食べちゃったので・・・商品にならないんです(笑)
でもここで、私・聖さん・雄二くんは全員の見極めが正確である事が証明となったんです。(喜)
しかも、一粒たりとも未熟では収穫しないので、より安心して皆様に購入して頂けるようになりました。
だから、びわ発祥の地元の方から『ここで買えば、間違いがないから』と言われるまでになれたんです。これは本当に嬉しい一言でした。
ある人は、わざわざ電話で『あんたん所が、一番おいしかったよ!』、『教えとかんばっ!て思って!』っと。 嬉しかったです。
なんだかんだで、沢山の応援団が私達の後ろにいるんだなぁと胸が暖かくなります。
【えっ!? 今から行くと!?】
実は去年の5月に農業WEEKが熊本で開催という事で、聖さんはチケットを取っていた為、開催日と天候も考慮し、収穫のタイミングを見定めていました。
農業weekの日は、久しぶりに私は休み・聖さんと雄二くんは熊本へという予定でした。
しかし、農業week前日に風が強かったので、私は取り敢えず作業小屋に行ってみると、聖さん達の車があるんです!
えっ????熊本は?と思って電話をしてみると、同じ様に心配して畑に来ていたらしい。
聖さんから『急いで収穫しないといけない!!』と言う事で、すぐに合流し収穫作業に取り掛かりました。
やっと作業が終わったのは、13時位だったので熊本行きは無くなったと思っていたら
聖さん『今から行ってくるけん』と嬉しそうに言い出しました。
私『えっ!? 今から行くと!?』 『え”っ?? もうすぐ2時よ!?』と言うと、
聖さん『少しは見れるやろう』と笑いながら言うんです。(驚)
長崎から熊本まで2時間以上はかかるんですよ!
私だったら、時間ないし、疲れてるから【行かないの一択】しかないんですが、やっぱりあの2人はバグってるんです(笑)
さっさと、とっとと行ってしまいました。
翌日、聖さんは興奮しながら、『マジで良かった!面白かったぁ〜』と言いながら、いろんなパンフレットを沢山見せてくれました。
そして雄二くんと、聖さんが口を揃えて『恵子(私)にも見せたかったぁ』と。私も話だけでもワクワクするので、次回は本当に行ってみたいと思いました。
ひとしきり2人と話した後、気になっていた事を私は聞いてみました。
『どれ位の時間見れたと!?』
聖さん『う〜ん30分位かな』ニコッと
本当に、本当にこの2人の行動力には驚かされます(笑)
でもこの行動力がこれからネット販売に向けて動き出す
【大きな大きな始めの一歩】になったんです。
次回【笑味GARDEN】誕生
沢山の方に記事を見ていただけて、有難うございます。
私達は50代メンバーで頑張っていますが、初めてのネット販売に向けた悩みや、考え方、行政機関との取り組み等、記していこうと思っています。
皆さんに共感してもらえたり、参考にしてもらえたり、そんな記事になると嬉しいです。