見出し画像

認知症介護って簡単な脳科学だった。パート1

結論、認知症介護って簡単な脳科学だった。

認知症の方の介護って自分の思い通りに何もかもいかないから大変じゃないですか!わかります!我が家も全く同じです。そんな中、我が家では一人の何気ない言葉で一変しました。

結論、認知症介護って簡単な脳科学だったんです。


じーちゃんのバグ

普段は穏やかで、孫を溺愛する何処にでもいる【お爺ちゃん】です。
長崎市茂木町で美味しい美味しい枇杷を作っている農家です。枇杷農家の中でも糖度が高くて美味しいとリピーターの方が沢山いる程コツコツ真面目に働く【お爺ちゃん】です。

ある日72才の【お爺ちゃん】にバグが起こり始めました。
きっかけは近所に住む叔母とのトラブルから始まりましたが、【お爺ちゃん】の話す内容があまりにリアルで、毎回話に一貫性があったので私や姉は信じていましたが、少し距離感をもって聞いていた長兄はどうやら父に問題があるのでは?と色々と身内に話を聞いたりしてくれて話の内容の綻び(ほころび)を見つけてくれました。
長兄は自身の立場や責任を感じて、大変な作業や謝罪などを全て担ってくれました。その時の対応は兄にしか出来ず、今でも思い出すと感謝で一杯です。


私は子育て中の専業主婦だったこともあり、日中は両親の元に様子を見に行っていましたが、父の様子が日に日におかしくなると私の心臓もバクバクで心身削られるような気持ちでいました。

幸い、姉夫婦の聖さんと雄二くんが近くで居酒屋をしていたので、日中もフォローしてくれる体制が出来て安心でした。
この聖さんと雄二くんがかなり重要人物となるキーマンでした。
二人は割と楽観的で楽しいことが大好きで周りからの人望が厚く、いつも笑い声が絶えない二人でした。

二人のエピソード。


父の様子が日に日におかしくなってお金に執着してきた時に、
は『俺は郵便局に預金が1億円ある!』
  『ばってん郵便局が俺のお金を出さんとさっ』と
怒りレベル5の内レベル4で怒鳴り、怒り心頭で
『警察に行かんばっ』と言い出すと、
雄二くん『父ちゃん警察に言いに行こうでっ!!』と連れて行ってくれました。
この行動は毎日の日課になるくらい何度も何度も。
こんな大変で警察からも嫌な顔をされることがあっても雄二くんは笑いながら言います。
警察は市民の相談にのるのも仕事やけん何回行っても良かとぞ!』っと
その言葉は私にとって、とても救われる言葉でした。

ある日警察に行きましたが、いつもと違う警察署に連れて行ったとき一人の警察官に声をかけられたそうです。
優しい声で『あんたも大変かね。あんたは偉かよ!頑張らんばよっ』っと肩をポンポンとされたそうです。
聞くとその警察官の方も介護をされていた様で、雄二くんの気持ちに寄り添ってくれたと話を聞きとても嬉しかった事を思い出します。

聖さんはと言うと、父の怒りレベルが高いときは更に自分の方が怒りマックス上乗せで
聖さん『それは許せん、父ちゃん警察に言いに行こうでっ!!!』
と父を煽るように放った言葉に圧倒された父は『そがん怒らんでも良かやっかっ』と父の怒りレベルが下がった👇事も度々ありました。
この出来事を聖さんは流行っていた
【聖子激おこぷんぷん丸】の巻と言って爆笑しながら話していました。

こんな笑いあり、涙あり、爆笑ありの話しと 今振り返るとこれって脳科学だっと感じることを書いていこうと思う。

次回【面白いほど貯金額が爆増!】
  【答え合わせ】
  【免許返納と感謝状】(この内容は想像以上に反響があり驚きでした)

沢山の皆さんに記事を見て頂いて、本当に有難うございます。
正直、アクセス数が日々増えていくことにビックリしています。
フォローや❤️もとても嬉しいのですが、記事を見て下さる方々がクスって笑ったり、うん!うん!と納得したり、自身との共感などさまざまな感情が生まれていらっしゃるんだと思います。そんな皆さんの感情に寄り添う事が出来るのであれば、それは本当に嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?