「位置情報×チャットログ」が新たな思い出記録手段になるんじゃないか、という話
皆さんは旅行に行ったり、友達とご飯に行ったり、楽しい出来事があった時に、それをどうやって思い出として残しますか?
写真を撮ったり、SNSに投稿したり、これが一般的なやり方かと思います。
この思い出作りの方法は、遡ると
アナログ期:
日記にしたためる、カメラで撮って現像してアルバムにする
思い出の品を買う
デジタルシフト:
スマホで写真を撮る、ブログを書く
写真とブログを合わせる(Twitter, Instagram, Facebook)
マルチメディア化:
TikTokで動画を撮って投稿して残しておく
フィジカルなグッズにして保存
と時代に合わせて進化し、現在ではSNSを中心にして多様化して行っています。
ある調査(2020年)では、Z世代女性がSNSに投稿する目的の約半分は「思い出の記録」という結果もあります。
人々は自分の体験を思い出に残しておく手段を追い求め、それは時代に合わせて変化していきました。
僕も「Superlocal」(https://www.superlocal.com/)という、場所をタグ付けして写真を投稿するとポイントが稼げるアプリに一時期携わっていたのですが、コアで使っているユーザーさんは自分の行動記録のために使っている方が大半でした。
「位置情報×写真」領域は、遡るとFoursquareというサービスから始まり、FacebookやInstagramでもチェックインや地図表示ができるようになり、今や普遍的な機能になっています。
マップ上に投稿した写真が表示されて、それを眺めているだけでも自分の過去の思い出が蘇ってきて楽しい、という体験です。
この次の思い出保存手段ってなんだろう?って考えた時に、
僕は「チャット」が面白いのではと思ってます。
2011年から使っているLINEですが、僕は現時点で166のLINEグループに入っています。多分全然少ない方だと思っていて、今まで1000以上のグループでチャットしてきた人も多いのではないかと思います。
このグループやチャットの数だけ思い出があります。1年以上止まっているチャットを久々に覗いたことってありますでしょうか。当時のことがかなり鮮明に思い出せると思います。チャットログは自分が主体的に情緒を乗せて関与している情報、かつ前後の繋がりが可視化されているので、単発の写真や動画よりも情景が思い出しやすい手段だと考えています。
GPT先生もそう言ってました()
例えばスポーツの試合観戦でも、ハイライト動画や自分が撮った写真だけではゴールシーン以外の試合経過とかまで数日後には思い出すことは難しくなると思いますが、それがリアルタイムで話していたチャットが残っていれば、「あーこの選手めちゃめちゃ動き悪かったんだよな…」「そうだめっちゃトイレ混んでて遅れそうだったんだ」みたいなしょうもない思い出も含めて、具体的な思い出が蘇ってくると思います。
僕が創っている「Koiney」というサービスでは、一度その場所と時間の条件を満たしてチャットに入れば、自分から抜けない限りは半永続的にチャットデータが残っていきます。
Koineyを眺めていれば、今まで行ったイベントや出来事を地図上からチャットデータで思い出すことができる、懐かしくなったらその時に繋がった人に気軽に話しかけて思い出話を楽しめる、そんな体験を作っていきます。
アイドルの伝説のライブに行った人たちのグループで、10年後の記念日とかにまた一緒に振り返ったり、一緒にライブ映像を観ながらチャットで語る(Watch Party)などのエモい体験もできるようになります。
「位置情報×チャット」を思い出記録手段としてメジャーにしていく挑戦をKoineyを通じてしていきたいと考えています。
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