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21-22シーズン初回 ヌーノ政権で変わる序列とパラティチ下の移籍市場

こんにちは、きくっちです。今回は21−22シーズン初回として、ヌーノ政権で変わる選手の序列、活発化してきたパラティチSD下での移籍市場について述べていきたいと思います。


序列が上がる選手、下がる選手

監督が変わると序列にも変化が現れるのが常。モウリーニョのもとでチャンスが得られなかった選手も得られるかもしれません。まずは序列が上がる選手を挙げていこうと思います。

序列が上がる選手

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デレアリ

モウリーニョ政権では、練習態度や守備意識などを問題視され出場機会に恵まれなかったデレ。プレシーズンマッチではコルチェスター戦、ミルトンキーンズ戦と2戦連発で勝利に貢献しており、間違いなくコンディションも上がってきています。彼自身もGoalの取材に対し、「ジョゼのことは批判しない。僕が批判するのは自分自身だけだ」と発言。また新監督についても「ヌーノはウルブズで素晴らしい仕事をした。彼と仕事するのが楽しみだ。」と述べ、昨シーズンの反省を糧に自らのトップコンディションを取り戻すことを誓いました。

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スティーブンベルフワイン

2020年冬にPSVから加入したオランダ人はここまで継続的な活躍を見せることができていません。デビュー戦でゴールを挙げるなど所々で素晴らしい活躍を見せますがモウリーニョのもとでは絶対的な信頼を得ることができませんでした。しかしFootballLondonが伝えたところによればヌーノはベルフワインの練習でのクオリティを高く評価しているようで今シーズンは出場機会が増えそうです。

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マットドハーティ

2人目はドハーティ。ウルブズ以来再びヌーノとタッグを組むアイルランド人はモウリーニョのもとでオーリエとの競争に負けてしまった感がありました。ウルブズ時代のコンディションを取り戻すか否かで今シーズンは勝負の年となりそうです。ヌーノはドハーティについてSpurswebの取材に対して「私は彼のことを知っているし、彼も我々(コーチ陣)のことを知っている。彼のベストを引き出すことを我々も取り組むだろう。」と発言。オーリエの退団が噂される中、ドハーティの覚醒が待たれることになりそうです。

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オリバースキップ

昨シーズンは武者修行でノリッジにローンアウトしていたスキップ。主力としてリーグ戦では45試合に出場。優勝にも貢献しました。その実績をヌーノはかなり評価している模様で、今シーズンはトップチームの構想に加えられているそう。今年はネクストモドリッチとまで呼ばれたユース出身逸材の開花の年となりそうです。

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ライアンセセニョン

セセニョンは昨シーズン、ローン先のホッフェンハイムで主に左サイドバックとしてリーグ戦23試合に出場し2G3Aの成績をおさめました。そんなイングランド人をヌーノはウルブズ時代から高く評価しているようで左サイドバックのポジションをレギロンとデイビスと争わせることに前向きなようです。

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ジョーロドン

昨シーズンは控えとしてベンチで多くの時間を過ごしたロドンは、ユーロでウェールズ代表としてめざましい活躍を披露。その活躍はヌーノの目にも留まっているようでアルデルヴァイレルトが退団し、ダイアーとサンチェスも市場に出されている中で来シーズンはより多くの出番を得ることになりそうです。

番外編:注目されているユース達

ヌーノ監督は若手の育成にも取り組むようで、プレシーズンマッチでは多くのユース選手を起用しています。代表的なのはデインスカーレットニールジョンマクシムパスコチなどです。デインスカーレットについては前監督のモウリーニョも「彼はまだたったの17歳だし、おそらく次のワールドカップには早すぎるだろう。しかしトッテナムにはデインスカーレットというストライカーがいる。もし全てがうまくいけば彼は怪物的になるだろうね。」と英タイムズ紙の取材に回答。名将だからこそわかる潜在能力があるのでしょう。今シーズンはより多くの出場機会を得て活躍してもらいたいです。

序列を下げる選手(放出候補選手)

ここからは残念ながら序列を下げるであろう選手について述べていきたいと思います。

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ハリーウィンクス

昨シーズンはホイビュアとエンドンベレの台頭によって大幅に出場機会を減らしたウィンクス。その状況はヌーノ政権でも変わらないようで、クラブは放出を容認しているそうです。エヴァートンが獲得に興味を示しているとの情報もあり、スパーズ側は2500万ポンド程度で放出するようです。

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ダビンソンサンチェス

トッテナムで過去4シーズンを過ごしたサンチェスはこの夏放出候補に挙げられている模様。類まれな身体能力を生かして素晴らしいプレーを見せる一方で、そのムラのあるプレーが度々批判に晒されてきました。報道によればスパーズはサンチェスと金銭でセビージャのクンデの獲得を狙っていたようですが、CLでのプレーを望むクンデ側に断られたようです。それでもサンチェスが放出候補であることは変わらず、パラティチはこれからも放出先を探すでしょう。

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ムサシソコ

長らく主力として活躍してきたシソコも今夏の放出候補であるようです。スパーズで202試合の公式戦に出場している実力者も31歳。スカッドの若返りを図るためにはそろそろロンドンに別れを告げるのかもしれません。EURO2020のフランス代表にも選出されていたシソコはヨーロッパのいくつかのクラブが獲得を検討しているそうです。

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ジョーハート

昨シーズン、フリーで加入したハートは新監督のヌーノの構想には入らないことを告げられた模様。クラブはアタランタから買取オプション付きのレンタルでゴッリーニを獲得し、プレシーズンマッチでもホワイトマンが出場機会を得ています。ここに来てセルティックが獲得交渉を始めたようで、イングランド人は一年でグラスゴーへ去っていくかもしれません。

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セルジュオーリエ

オーリエは彼のノースロンドンでのサイクルが終わったと考えているようで、クラブは今夏移籍先を探すことになりそうです。コートジボワール人は仏レキップ紙の取材に対し「もし僕がトッテナムと契約を延長したがっていたならば、既に行っているはずだということはみんなが知っている。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの決勝を経験した今となっては新しいチャレンジを探すべきかもね。」と発言。そんなオーリエには元スパーズ監督でPSGを率いるポチェッティーノが獲得を望んでいるという報道もあります。果たしてオーリエは古巣に戻るのでしょうか。

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キャメロンカーターヴィッカーズ

スパーズでは4年前のカップ戦4試合の出場に止まっているヴィッカーズは契約満了となる来夏を前に放出候補に挙げられています。セルティックやニューカッスル、ノリッジなどが獲得に興味を示しているようです。


新SDファビオパラティチ下での移籍市場

今夏、スパーズはユヴェントスから新たにSDとしてファビオパラティチ氏を招聘。いつ寝てるのかわからないとワーカーホリックの噂もあり、再びトッテナムを強くして欲しいです。

移籍が決定している選手

IN

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ピエルルイージゴッリーニ

昨シーズンはアタランタの守護神としてリーグ戦で10のクリーンシートを達成したゴッリーニ。今シーズン終わりまでのレンタル+買取オプション付きで獲得しました。おそらくは第二GKとして過ごすでしょうが実力者であることは間違い無いので、今シーズンで契約が満了するウーゴロリスの後釜にもなれるかもしれません。

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ブライアンヒル

東京オリンピックにも出場しているスペインの逸材がノースロンドンにやってきました。ドリブルに定評があり昨シーズンはローン先のエイバルでリーグ戦4G3Aの結果を残しました。そんなクライフ二世はラメラ+2500万ポンドでセビージャから加入。カウンター主体のスパーズの攻撃に新たなパターンを加えそうです。

OUT

トビーアルデルヴァイレルト

長らくディフェンスラインを支えたレジェンドがノースロンドンに別れを告げました。新天地はカタールのアルドゥハイル。スター選手として活躍して欲しいです。

フアンフォイス

ローン先のビジャレアルでEL優勝に貢献したポチェッティーノの愛弟子はそのまま買取オプションを行使されました。

ダニーローズ

モウリーニョに冷遇された左サイドバックは長らく過ごしたノースロンドンに別れを告げ、昇格したワトフォードにフリーで加入しました。

パウロガッサニーガ

控えキーパーとして活躍したガッサニーガは外国人枠の問題で昨シーズンはトップチームから外れると、シーズン後半はエルチェへローンアウト。そのまま降格したフラムへと移籍しました。

移籍の噂

移籍市場では様々な噂が流れますがその中で気になったものをピックアップしていこうと思います。

クリスティアンロメロ

アルデルヴァイレルトが退団したセンターバック陣の補強を急ぐ上層部ですが、ファブリツィオロマーノ氏によればその中で最も優先順位が高いのがロメロだそう。トッテナムは4000万から4500万ポンドでの獲得を狙っているそうです。守備の国イタリアで名を知らしめた実力者は今夏ロンドンに上陸するかもしれません。

冨安健洋・ニコラミレンコヴィッチ・クルトズマ

ロメロの獲得がうまくいかなかった場合のプランBです。冨安は長く交渉をしていたようですがボローニャのSDは売り急がないことを強調。どうやら金額面で折り合いがついていないようです。ミレンコヴィッチやズマについては具体的な交渉はないようです。

ドゥシャンヴラホヴィッチ

ケインの退団がまことしやかに囁かれる中で、パラティチは代役候補を探すのに忙しいようです。そこで挙がったのがヴラホヴィッチで昨シーズンはフィオレンティーナでリーグ戦21Gを達成。大型FWとしてターゲットマンを担える若手の逸材です。そんなセルビア人は代役としてではなくケインと並べて2トップを組むという情報もあります。そうすることでケインがよりゲームメイクできるかもしれません。

ダニーイングス

こちらもケインの代役として挙がっています。サウサンプトンのエースとして活躍するイングス自身も再びビッグクラブでの挑戦に前向きなようです。具体的な交渉はないようですが、ケインの去就次第ではあり得る移籍だと思います。

ハリーケイン

ここ最近の成績に恵まれないスパーズに嫌気がさしていると報道されているケイン。マンチェスターシティが獲得に本腰という報道が飛び交い、実際に1億ポンド+ガブリエルジェズス、スターリング、ラポルテ、ベルナルドシウヴァのいずれかのトレードを含めたオファー出したそうですがレヴィーは却下。決して安売りはしない姿勢です。一時は1億5000万ポンドで合意し、プレミアリーグ最高給の契約を結んだという報道が出ましたがそれはデマなよう。シティはグリーリッシュの獲得交渉を行っているようで、今夏もケインは残留の可能性が強まっています。


終わりに

いかがでしたでしょうか。今夏も話題に事欠かない移籍市場。監督交代と新戦力で再びスパーズにはCL出場して欲しいです。

これからも新たな記事を書いていくのでフォローといいねをお願いします。


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