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「決断しない」勇気

このnoteを書いてから、約一ヶ月が経った。

あれから「元親友」とはできるだけ対面しないような配慮をしていただけているような感じはする。ありがたいことだ。

とはいいものの、当たり前だがまったく会わないという訳にはいかず、その後も(ここでは書けないけど)何度かしんどい思いをし続けている。

実は先のnoteに書いた事件以後、別の職場を数カ所紹介して貰ったのだが、既に予定人数終了とか詳細を確認したらこれはヤバそう辞めといた方がいいぞ案件等、全くご縁がなかった。

もうしんどいので本当は休みたいところだが、既に2021〜2022年の年末年始で両手を重度の打撲し、

おまけに肋骨も折ってしまった。

そして、肋骨ツイスト・アゲイン。

復活後しばらくしてからの「元親友」との関係性険悪化でしばらく仕事ができなくなり、再復活後もフルタイムでの稼働はキツかったので間引き運転状態での出勤を続けていた。
それでもしんどいなりに、何とかしようって気持ちはあった。

(心の声:いやー、改めて書き出してみると、よくこの状況で仕事してたな。すごいよ、自分)


が。しかしだ。

もう、休む訳にはいかない。

だって。

生活があるじゃん。
物価も上がってるじゃん。

我は生きるために働く必要があるのだ。

うーーー!
どうにかしなくては!!!
副業!副業探しだー!
転職!転職活動だー!
えっと、えっと、それからどうしたらいいだろ?


そんな悲壮な思いで頭を抱えていた頃に、この記事に出逢った。

この記事は岸田奈美さんのnoteでも読んだことがあったのだけど、改めて読んだらボロボロと泣けてきた。

ありとあらゆるダメな記憶が、短編ダメ劇場として、頭でずーっと再生される。奮発して買った漬物を、忘れて冷蔵庫で腐らせたこととか。鉄板料理屋のお会計で財布落として、牡丹と薔薇(※1)みたいに焼かれたこととか。いつもなら「もうあかんわ」って笑えるのに、笑えない。
泣けてくる。

【寄稿】苦しい時には「決断しない」勇気を持つということ|岸田奈美


そう。まさに「短編ダメ劇場」が頭の中でぐるぐるしている状態。
そして、例えば洗濯物を干している途中で唐突に涙が止まらなくなったりとか。よくわかんない状況に陥ったこともあった。


そして、この言葉が強烈に刺さった。

「しんどすぎる時に下す決断は、ぜんぶ間違ってると思ったほうがいい」

【寄稿】苦しい時には「決断しない」勇気を持つということ|岸田奈美


岸田さん担当の編集者さんの言葉だ。
確かに焦ってくだす判断は危ういだろうし、その判断をした後の後悔も大きそうだ。

ならば、どうしたらいいのか?と思ったら。

(略)気が気じゃないから、好きなことをしようかなと思ったら、
「好きなこともやめといた方がいい」
「なんで?」
「好きなことをすると、のめり込んじゃって疲れるから」
「じゃあどうすれば……?」
「ボーッとできることがいいよ」

【寄稿】苦しい時には「決断しない」勇気を持つということ|岸田奈美


ちょっと視点が違うかもしれないけど…実はメチャクチャにしんどかった時期は、大好きな音楽を聴くことも本を読むこともできなくなっていた。
SNSもしんどい。広告がウザい。外の世界はとてもキラキラしている。
みんな頑張ってるのに、自分は何てダメなんだ。嗚呼…ってなる。

よしやるぞ!と思って“大丈夫”にするんじゃなくて、本当に、ある時、フッと“大丈夫かも”って思えた。この境目はなかなか、うまく言葉では表わせない。自分で握った爆弾おむすびのお米が、いつの間にか、ひと粒、ひと粒、味わえてることに気づいた。
わたしに必要だったのは、目に見えない疲れをじわじわ回復するための時間だったのだ。

【寄稿】苦しい時には「決断しない」勇気を持つということ|岸田奈美


まとまったお休みをとるのは難しいけど、時間をつくって「ぼーっとする」やってみようと思った。

日々を新しい気持ちでリセットしながら、ちいさくていいからご褒美を用意してそれを励みにがんばって。

しばらくは節約生活になるので音楽LIVEやイベントはお休み(の予定)。
秋の佐野元春さんは既に予約済みなので、これだけは行けるように何とかしよう。
お金の使い方も見直しつつ、まずは心身の健康第一で◎

そして。
「大丈夫かも?」って思えるようになった、その時が。
きっと『新しい航海』の始まりだ。

《今までの君は間違いじゃない
 これからの君は間違いじゃない》

まずは生き抜こう。息抜きしよう。

話は、それからだ。