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90日チャレンジを始めて10日間で早速後悔し始めた話

6月1日から、3回目の90 Day Challengeを始めました。しかも今回は単独ではなく私とミミの対決型です!
”どっちが早く10Mペソのビジネスを作ることができるか”もしくは期間内にどっちがバリエーションを上げられるか”勝負です。
このブログは10日経過時点で書いてますが、早速「やらなければよかったわ」と後悔している私の現状とアップーデートを後悔します。あ、間違えた公開します。

このnoteを読んでいただいた方には、今苦戦している私にヒントもしくは応援コメントくれると嬉しいです。

もしHarryって誰やねんと、私のことを始めて知ってくださった方や、90 Day Challenge何それって方はこちらのブログから読んでください。スタートアップってこうやってピボットするのかという生でリアルな話を書いてます。

さて、この半年をサクッとサマリーすると、2023年の年末に「このままだと会社が半年で死ぬ」という状況で、ミミに「90日間で時価総額1000万ペソ(ざっくり3000万円くらい)のビジネスをキャッシュ1万ペソ(3万円くらい)で作って!」という無茶振り⇒その時のアイデアのDTC着物ファッションブランドEtsukaが思いの外うまくいき、そこから1月にピボット決意⇒3月に44 Day challengeでブランド立ち上げ試みるも失敗⇒Etsukaは直近6ヶ月ほぼ毎月成長中という感じです。

つまりランウェイ後6ヶ月やばそう、、ってところから、なんとか起死回生首の皮つないで、繋いだだけじゃなく、意外といけるぞ、エンジンかけるぞ〜って状況です。
じゃ、なんでその状況であえてまたやるのか。


そもそもなんで90 Dya Challengeをまたやるのか


大きく2つあって、
①失敗しそうなチャレンジをし続けないとスタートアップは勢いを増さないし、学びがない。
②スタートアップとしてスケーラブルなビジネスモデルを模索している最中
この二つ。

確かにDTC着物ファッションはめちゃくちゃうまくいった。でも1~3月はなんとなくだが、スモールサクセスにあぐらをかいてしまった感じが反省としてあった。だから4月〜5月は色々仕掛けて、東京での10日間での個展開催とかポップアップを朝7時に開いてみたりとか。どちらも「流石にこれは失敗しそうかも」と直前の前日夜まで思うくらい実際に失敗間際だった。

でもこういうレベルのチャレンジは、そもそも死ぬレベルではないし、失敗しても別に痛くない。むしろ学びが大きい。

東京の個展はまさかの海外からのオンライン参加の方が人数多く、そこからオンライン個展の発想に繋がったし、7時半OPENなのに6時半から並ぶとかいう謎の熱狂も確認できた。
つまり、少なくとも失敗しそうなチャレンジでない限り収穫もないし、学びもないということを改めて教訓として学んだ。

じゃあ、何でミミに挑む対決型スタイルなのか。


一回目のEtsukaの成功を振り返った時に、一番大きな成功要素は”適度なプレッシャー”があったことだと分析した結果見えてきました。もちろん、本業が伸びていない中でのプレッシャーもあったのですが、”時間的な制限”や”予算的な制限”があったことで、ミミがしっかりエグゼキューションできてました。あと最も大事なこととしては、当時ドキュメンタリーも同時に撮っていたので、私ハリーにミミは毎日追いかけられていて、何もアップデートなくてもインタビューされるので、いやがおうでも常にチャレンジを意識せざるを得なかった

想像していただけると分かると思いますが、本業の9-6時を月曜から金曜仕事してそれ以外の時間でビジネスを立ち上げるってなかなかしんどいです。メンタルの力も必要です。それでも、しつこい私が「今日のアップデートは?」と聞いてくるので毎日何か搾り出さないといけない。これって学校の仕組みやアイドルのオーディションの仕組みと似ていて、一緒にやる人がいるからいい意味でプレッシャーがかかるって状況です。
そうちなみにこの”オーディション”はずっと自分の中で温めているアイデアでそこに繋げたいと思っての今回のアクション。それに関してはまた後で書きます。
まとめると、この適度に”追われている”感覚が成功に繋がったのでそれを再現したかったのが今回の対決型です。


90 Day Challengeに課している”縛り”


事業を立ち上げるときに、大きくやり方は二つあると思ってます。一つは自分の課題を中心に考えること。もう一つは自分の強みをもとに構築すること。後者は大概の場合、小さなコンサルとか何かの支援に偏ってしまいがちで、スケールすることもあまりない。自分ができてもマーケやセールスの支援みたいなことで、初期のキャッシュ作りにはなるかもしれないが、それ以上ではない。なので基本的には前者の”課題を探す”にとことんフォーカスしている。
その上で、じゃあどんな課題でもいいかというと、この事業が次のEtsukaになることを考えたら、自分たちのビジョンからは外れすぎてはいけないと思っている。

それは”人が人らしく輝ける世界をつくる”であって、だから例えば工場のDX化とかは流石に外れすぎている(例えで出してみたが意外とビジョンにハマるかもなので、ちょっと例えが悪かったかも笑)。

私がこの会社を創業した理由は、課題が多い途上国での挑戦に意義を感じたから。なのでこのチャレンジでも”日本だけの課題”に取り組むことは多分ないです。
またこのチャレンジもEtsukaを1月にkamilas4amのアセットに取り入れたように、取り入れる可能性が多々あります。なので、あんまり離れすぎる領域は触らないと思います。
でもこればっかりは分かんないです!
大事なのはこの対決に”勝つこと!”なので笑

本気でやってその先に学びがあると思ってるので、まずは”対決に勝つこと”だけを極力考えていこうと。

ポイント!なぜ着物ファッションEtsukaはうまくいったのか


さて、Etsukaがたったの数ヶ月で、なんでうまく立ち上がったかは、先ほどの「なぜ対決型にしたのか」でも書きました。が、ここではもうちょっと深掘ります。

①しっかり高単価にしたこと。
②しっかりフィリピンと日本の優位性を使っている。
③そもそもやっている人が少ない。が、いることはいる。

始めやすいビジネスほど参入障壁が下がるので、価格勝負になりやすくアパレルの世界なんて今や誰でもブランドを作れる時代なのでもろにそう。そこをビンテージという切り口で入っているが故に、その勝負に巻き込まれないというのが今の所のEtsukaの優位性です。
で、もちろんアイデアだけであれば世の中の誰しもが考えれますが、”日本にいる”という優位性を最大限に活かしてます。着物はメルカリで買えるとはいえ、名古屋の大須が近いというだけで一気に優位性が上がってます。

あとポイントは、新しい発想だけど、全くもって我々が一番ではないというところ。
メルカリでも着物リメイクをしている人はたくさんいます。正直にいうと”海外目線で”デザインはそんなにいけてないことが多く、だからこそマーケットの余地があった。ここが一つうまく立ち上がったきっかけです。

なので、上記のポイントを押さえた他の事業アイデアがないかを探しているのが今の私です。

また付け加えると、しっかりミミ本人が”自分の課題を解決していた”こと。

上にあえて入れてないのは、意外とここは”ひょっとしたら最終コンバージョンに繋がってないかも”と思っているからです。とはいえ、EtsukaはMid sizeやPlus size、Petitの人たちに絞ってマーケティングをしています。つまり、普通にオンラインでファッションアイテムを買うとサイズが合わない問題を抱えてしまう人がターゲットです。
この”自分の課題を解決している”がミミにとっての最大のモチベーションでだからこそしっかりエグゼキューションできているのだと思うし、顧客の声も聞きやすいのだと思う。

ただ、これはEtsukaの成長の絶対ではないと今見ているので、あえて上には入れなかった。が、超大事。

ゼロイチ立ち上げはもうほんとーーーーーーーーにむずい

やってみてすごく感じること。

ゼロイチの立ち上げむずい!!!
いや、そりゃそうだろと言われそうなのですが、やっぱりむずい。
必要な能力とアクションが全然違うんです。
自分はどちらかというと1⇒10が得意な方だと認識しています。例えばEtsukaもミミが700K peso稼いだあたりから本格的にマーケに一緒に入って、先月は2M Pesoくらいまで3ヶ月で伸ばしているように、基本自分のポジションはここ。

俺もできるよ!ってところを見せるために、例えば10日間で0から東京で個展を開催したりとかも先月しましたが(私は0⇒1専門だとか言ってたらなんとなくカッコ悪いなと思ってました)、あくまでここは”1番の得意領域”ではない。
当たり前というか、手前味噌になるのですが、ミミが当てたこのEtsuka着物ファションの領域はすごい!って思ってます。笑
ただのDTCとの違いは、ビンテージの着物を使っているので、全部が一点物なのです。DTCの領域だと利益率が30-40%にはしていきたいと言われている中でしっかり50~60%くらいにできているのはまさにここ。
”古いものに新しい命を吹き込む”というこのコンセプトも流れとしてパーフェクト。名古屋で着物が手に入りやすいってのは、これはもう偶然だが、そこにしっかりフィリピン人や世界人の日本文化への熱狂を掛け合わせているこのビジネスモデルは最強だ、、、と今自分が挑む立場で毎回思わされます。


最初の10日間のアップデート。私はこうやって考えた


Etsukaをしっかり分析することに最初の数日を使った上で、実際に幾つかのアイデアを公開してみました。

具体的には、アイデアを公開して反応をみる前に、まずは簡単な”自分の課題”を書き出してみた。

・服を毎朝選ぶのが面倒
・食事を摂るのが面倒
・顔を洗うのが面倒

これらを今どうやって解決しているかというと、

・服を毎朝選ぶのが面倒⇒kamilas4am Tシャツパーカー常用&お気に入りSPUセットアップ2着で毎日ローテ(あとEtsukaパンツも)で解決
・食事を摂るのが面倒⇒ミミの残り物を食べる(笑)&マツキヨのサプリメントで解決
・顔を洗ってローションつけるのが面倒⇒
セラクレンズで一発解決
・日焼け止めのベタベタが嫌い⇒フィリピンのスティック日焼け止めで解決

自分があんまり欲がなく、もうとことん一つのことに集中したい人間なので、大抵のことが解決されてしまっているw
私自身は、課題を見つけるのにあんまり適していないことに気づきました。

そこから周りのフィリピンの起業家の友人にも課題を聞いてみたりしてみましたが、みんな結構同じ。あんまり課題ない。そりゃ、思考結構同じか!w

この辺りで、自分の課題を探すのをやめました。

そして、当然ながら、お気づきのように、EtsukaのようなAmazingな事業アイデアは浮かんでないです。

でもこれでOK。今は課題フォーカスでOK。割り切ってます。課題が明確でないほど事業立ち上げに危険なことはない。

ミミもEtsukaのアイデア(解決策)が降ってくるまで、45日間ほどは使ってました。つまりこれはアイデアを45日間以内に見つけられるか勝負だと思ってます。そしてKPIとしてはそれまでに4,5つほどのアイデアを検証すること。そのPDCAの速さで勝負が決まると僕は踏んでます。

ちなみに自分の課題探しをやめてから、自分の身の回りの人の課題に移りました。身の回り。。。そう一人しかいません、、ミミ!!!

彼女は表現するなら問題しか抱えてない人間。って表現すると誤解を生みそうですが、体が弱く、毎週体調壊すし、毎週戻してたり、生理痛もひどかったり、何よりも僕が困ってるのがClumsy!
これは、日本語で説明しにくいけど、物理的な距離の把握が苦手で、よく人にぶつかったりものにぶつかったり、よく飲み物をこぼしたり。。

お、これかも、、??!!
ミミは毎週のように外出の際に飲み物をこぼして白シャツを汚してる。。。

ということで、着物スカーフでこぼしてもそれを隠しますってアイデアはどうだ!
インスタのストーリーに投稿してみたところ、結構な反響が!
これは行けそうと思ったけど、よくよく考えたら着物洗えないぞ、、そこにこぼしたらどないすんねん、、ということで却下。笑


色々Tiktokとかを見ているとこぼしてもシミにならないTシャツが結構バズってる。これは日本では僕の大好きなファクトリエさんも含めて結構色々見るけど、ミミ曰く「なんでTシャツばっかなのか分からん。もっとおしゃれなもの着たい」との文句(?)があったので、「じゃあ、おしゃれなノーススリーブとかだったら買う?」と聞いたら買うとのこと。


お、これで顧客ゲットか。
今はそんな状況です。

こぼしても汚れない生地をアリババとかで見つけてきて、プロトタイプ開発か!

手元のキャッシュも全然増えない問題、、、!

このチャレンジのルールとして手元のキャッシュも10K peso(3万弱くらい)なので、プロトタイプとか作るには、これを増資しないと行けません。

これも地味に難しい!

ちなみにDay4時点で、まずは手元のキャッシュを増やそうと、いつもみんなからいいねと言ってもらうこのセットアップを売ろうと思いました。
Etsuka売ってても聞かれるくらいなので、売れるだろうと思ったらまさかの誰も買わない結末に。これはいけるだろうと思ってたので、オークションにしましたが入札入らず。笑
オークションの意味。。

3名興味ありで連絡くれたのに、完全にその後既読スルーされました。そういうものだ!笑


チャレンジの1番の葛藤は今事業が伸びていいること

ここまでやってみての1番の障壁は、”本業が伸びているからこその葛藤”です。半年前と今の1番の違いは、半年前は本業のUGC動画プラットフォームPenguinが全く伸びていなかったこと。今は”本業になった”Etsuka”がずっと成長していること。つまり例えルールを「週末もしくは、9-6時以外の朝と夜しか使ってはダメ」にしていても、週末も朝も夜もコンテンツを作りたくなってしまうんです。そりゃそうだ。やればやるだけ伸びるんだから。
成長はシンプルで、インスタのReels増やす⇒リーチ増える⇒売上上がる、この方程式です。
楽しくこんなコンテンツをつくればいいというのが見えてきた。

https://www.instagram.com/reel/C6tYDExvDbE/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==


”伸びる可能性のあることをあえてやめてこの90 Day Challengeに挑戦しないと行けない"これが結局は今の1番のハードルです。
でも、今後の成長のためにはこの対決の結果を見るまではやり切らないと行けないなと思っている次第です。

半年前を思うと、これは、すごくありがたい贅沢な悩み。
半年前は、あくまで顧客理解のための”学習”のためにやっていたが、実際問題本業はほぼ瀕死だった。今は本業伸びててもっと集中したいけど、時間工面で困っている、ありがたい悩み。

チャレンジとしてはほぼ何もないアップデートになってしまいましたが、ちょっとでも参考になったら幸いです。

あとこれを読んでくれた方、こんな自分の課題あります!こんな妻の課題あります!ってのがあれば連絡ください。
私の妻も確かにめっちゃこぼすので、シミにならないノーススリーブか何かTシャツじゃないおしゃれな服あったら買いますって方いたら教えてください。

マーケットはあくまでフィリピンを考えてますが、日本で買ってくれる方がいるなら当然売りたいです。笑

あと、キャッシュは少なくとも今の3万円弱から10万くらいにしはしないとプロトタイプ開発に行けないので、平日の朝か晩、週末とかに簡単なお仕事くださる方いたら教えてください!笑

あくまで90 Day challengeの一環です。



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