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実は牛乳が骨を脆くする⁉️

骨を強くするために牛乳を飲みなさい
私も幼い頃、そう教わり、毎日牛乳を飲んで
いて、多い時は一日1リットル飲んでました。
それがいつからか、牛乳をあまり飲まなくなり、
年齢が上がってから飲むと、
お腹を下すようになりました…
おかしいなと思いましたが、調べてみると
牛乳が健康的な飲み物であるという概念が
根本から壊れたのと同時に、自分の体をもって
知ったことも多かったので、お話したいと
思います☆

牛乳の歴史


人類が牛乳を飲みだしたのはいつなのかというと、
約5~6千年前のイギリスの遺跡で発見された
陶器から乳脂肪分が見つかったそうです。
とはいえ、チーズなどの加工乳製品はもっと前から
あったようです。
そして、酪農家以外の一般人が牛乳を飲むように
なったのは19世紀からで、日本では戦後のGHQの
政策で大々的に取り入れられました。

レリーフに描かれた搾乳

現代の牛乳の作り方

前述のように牛乳の歴史は何となくお分かりかと
思いますが、続いては現代の牛乳の作成方法を
ご紹介します♪
まず、牛乳はそのまま牛の母乳を飲んでいる
訳ではなく、殺菌をしてから店頭に並んでいます。
その殺菌方法は以下の3種類です。

超高温殺菌


これは、120~130℃で2~3秒という
短時間で殺菌を行う方法で、市販の牛乳の
90%超はこの殺菌方法です。
短時間で行うため、生産効率が良くて
大量生産向きで採用されております。

高温殺菌


これは、75℃程度で15秒ほどで殺菌を
行う方法で、超高温殺菌の前に主に行って
いた方法です。
現在ではあまり使われていない方法です。

低温殺菌


これは、62~65℃で30分程かけて
殺菌をする方法で、低温殺菌牛乳として
売り出されている殺菌方法です。
定温にすることで、美味しさが残ると
言われている方法です。
では、美味しさとは何でしょうか?

牛乳の味の意味


牛乳は牛の母乳ですので、人間の母乳とは
違います。
当たり前ですね(笑)
牛乳の味が変わる部分というのは、殺菌方法で
残る菌の種類です。
摂取する菌の種類によって、どういった味に
なるかが決まるのですが、低温殺菌牛乳が
美味しいという理由には、低温であるため
旨味を出す菌が残っている可能性が高い、
という事です。

牛乳は本来菌だらけ


人類は、古来から牛乳をそのまま飲まず、
加熱や加工をしてきました。
それはそもそも、牛乳を飲んでも人間が
消化できないからです。
牛乳の中の菌を殺す事が必要である、
ということ事が大事なのは間違い無いですが、
どの殺菌方法においても、実は、
悪い菌と一緒に有用な菌も殺してしまって
いるのも事実です。

60℃以上で菌の多くは死滅


この世には様々な菌は存在しており、
熱に強い菌がいたり、牛乳の中の常在菌で
いうと、実は60℃を超えると、大半の
菌が死滅してしまい、有用な菌も残って
いないのです。
だからこそ、市販の牛乳の中には消化の
助けをするような菌もいないし、味も
悪い状態の人間に合わないものが、
現代の牛乳なのです。

牛乳のカゼインが悪い!?


昨今叫ばれている、カゼインフリーという
牛乳や乳製品も摂らないという流れですが、
そもそもカゼインと何か、を調べてみると…


カゼインは、牛乳に含まれる乳タンパク質の約80%を占める。
一般に乳固形分と呼ばれる成分の主要成分の一つである。
wikipedia

つまりカゼインは乳タンパク質の一種で、
その構成によって以下のような3種類あります。

  1. α(アルファ)カゼイン

  2. β(ベータ)カゼイン

  3. Κ(カッパ)カゼイン

牛乳のカゼインは…


では牛乳のカゼインの種類は何か?
それはα(アルファ)カゼインです。
それに対して、人間の母乳に含まれる
カゼインは何かというと、それは、
β(ベータ)カゼインです。
つまりカゼインとひとくくりにしても、
人間の酵素で消化できるカゼインも
あるのです。

αカゼインの問題点


αカゼインの何が悪いかというと、
前述のように、人間が消化が出来無い
という事が大きくて、未消化物は
腸内に溜まり炎症を起こします。
その結果、下痢や便秘、遅延性
アレルギーを引き起こす可能性が
あるのです。
加えて、αカゼインと胃液が結びつくと
粘着性の強いタンパク質に変化します。
それが鉄分やビタミンなどのミネラル分の
吸収を阻害するのです☝️


牛乳の栄養素の問題


牛乳に含まれるカゼインの問題を
ご説明しましたが、それ以外の問題が
実は、含有量の多いカルシウムと
リンにあるのです。
牛乳を飲むことで、骨を強くするはずが
実は弱くする可能性があることもある、
ということを見ていきましょう☺️

骨の成分


骨が何で作られているかといえば、
カルシムと言われていますが、実は、
リン酸カルシウムが主な成分です。
これは名前の如く、リンとカルシウムが
結びついてできるものです。
しかし、カルシウムは吸収しにくい成分で
リンと一緒に摂ればすぐに骨になる訳では
なく、様々な栄養素の力を借りて吸収されます。

腎臓の働き


牛乳にはリンとカルシウムが豊富なので、
これだけを見れば骨が強くなると思われがち
ですが、この栄養素の吸収は様々な酵素や
ミネラル分の働きで吸収されます。
摂取された栄養素が体の中でバランスを
崩さないために、腎臓が働いているのです。
リンやカルシウムが増えすぎると、体の中の
栄養素を使って、これらを排出させます。
リンやカルシウムを排出するために骨などの
成分から栄養素を取り出したりもするので、
逆に骨が弱くなるのです…

現代人はリンを摂りすぎている


リンの摂取量については、現代人は不足する
ことはありません。
何故なら、様々な食料にリンは含まれており、
普通に食事をしていれば、必ず摂取をしている
のです☝️
しかし、現代人の問題は、健康な摂取量の
約3~5倍を摂取している可能性があるという
ことが大きな問題なのです‼️


因みに、リンには有機リンと無機リンがあって、
どちらもリンですが、少し違いがありますので、
合わせてご紹介したいと思います✨

有機リン


こちらは有機物質に含まれるリンですので、肉や
魚、乳製品などに多く含まれております。
吸収率も20~60%と食品によって差がある
ことが大きな特徴です。
その中で、1番リンが多く吸収率が大きいものが
肉で、2番目にランクインするのが、牛乳なのです☝️

無機リン


こちらは、食品添加物にほぼ必ず含まれていて、
しかもそのほとんどが吸収率90%という
驚異的な数字なのです。
摂取量が増えても吸収率が低いため、摂りすぎても
体外へ排出しやすい有機リンとは違い、無機リンは
食べれば殆ど吸収されてしまうことが問題なのです。

まだまだある牛乳の問題


牛乳の問題はカゼインとリンであることを
説明してきましたが、実はそれだけではない
問題が2つあります。
最後に、それらを見ていきたいと思います♪

ホモジナイズ


牛乳は本来、様々な脂肪球が存在していて、
すこしドロッとした感じするものです。
それを均質化することをホモジナイズと言い、
圧力をかけたり、高速攪拌したりして、
脂肪球を均質化してサラサラとした
のどごしになるのです。
一見いいことのように思えますが、油分で
守られていた栄養素がむき出しになるので、
酸化が早く、トランス脂肪酸も発生しやすく
なるのです💦

牛の健康状態が悪い


そしてもう一つの大問題は、
乳牛の健康状態です。
牛乳は体液ですので、血液が変化したものです。
つまり、牛の健康状態そのまんまが出るのです。
現代の乳牛は、本来食べない穀物や餌を食べて
いるので、健康ではありません。
また、成長のためや体調不良にはホルモン剤や
抗生物質などを大量に摂取しており、更に血液も
悪い状態です。
追い打ちは、放牧されずに狭い牛舎で生活して
運動不足やストレスで、体はボロボロな牛が
多いのも事実なのです💦


まとめ


牛乳の歴史や成り立ち、問題点を取り上げて
きましたが、実際に牛乳を飲まれているならば
嗜好品と捉え、一度辞めてみるのも良いかも
しれませんね☝️
私も実は幼少期はあまり牛乳を飲まなかった
のですが、低温殺菌牛乳がおいしく感じ、
その瞬間から牛乳を飲み始めましたが、実は
その時期以降からアトピー性皮膚炎と花粉症が
スタートしているのです…💦
そして現在、私は牛乳はほぼ飲まないですし、
乳製品も殆ど摂取しないです。
その結果、体が調子がいいのです✨
これが牛乳を辞めた結果なのか、どうかは
さておき、お腹を下すことが減っているのは
事実なのです😁
もし私の記事を見て、体質改善をしたいなと
思う人は、是非カゼインフリーも視野に入れて
みてはいかがでしょうか❓

以上、牛乳をオススメしない理由でした☺️
どなたかの参考になれば幸いです✨

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