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子供の感覚と空間認識能力を育むには

子供たちの感覚や空間認識能力の育成は非常に重要です。

乳児の感覚学習について

子供たちは物に触れることで、熱さ、冷たさ、硬さ、重さ、大きさ、形などの感覚的な特性を学びます。特に、指で触る感覚は、目で見る感覚と比べても学ぶ上で重要です。また、味覚も刺激を強く与える感覚の一つですが、人間は自分自身の体の一部となる物質をよく判断する能力が高い傾向にあります。なので、一層大きな関心を持つ上に想像力が関係することが最も少ない感覚です。嗅覚は、全ての感覚の中で最も遅く発達します。一般的に、2〜3歳の頃から発達し始めます。

乳児の空間認識能力と子育てのポイント

一方で、乳児は空間の観念を持っていないため、目に入る物の距離がわかりません。そのため、場所の変化を感じさせることで距離を学ばせることが大切です。
子供が何かを欲しがって手を差し伸べる場合は、距離がわからないため、少しずつ物に近づけていくことが大切です。
ただし、子供が泣き叫びながら手を伸ばしているときは、もう物が手の届く距離にないことに気付いていて、こっちに持ってきてほしいと訴えているのです。
この場合、物を子供に届けるのではなく、少しずつ子供を物の方に連れていくと良いでしょう。子供が人々・物の主人ではないため、命令に従うのではなく、子供自身がその対象へ近づいていくようにします。
子供は自分の意思で周りの人を動かせると思い込むと、扱いにくくなり、暴君になり、命令的で、意地悪で手がつけられなくなってしまうからです。

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