子供をパパっ子にするために気をつけた3つのこと

私は5人の子供を持つ父親です。
そして、自他ともに認められるほど子供たちはパパっ子に育っています。

長男からパパっ子だったかというと、初めて息子と2人だけになった時は何時間も泣き止まず、近くの公園に連れて行ってなんとか泣き止ますことが出来たけれど、その数時間でクタクタになった思い出があります。

あの時の長男は自分で歩いたり走ったりしていたので、2歳くらいだったと記憶しています。今では1歳の長女を一人で面倒を見ていてもお母さんがいいと泣かれることは無くなりました。四男になれば、むしろ私がいなくなる事で泣き止まないまでになりました。母親にとって、四男のような状態になってしまうと大変かもしれませんが、それでも母親にベッタリで少しでも姿が見えなくなると大号泣されるという状況よりも、両親ともに子育てのストレスは軽減されるかと思います。

そんなパパっ子を育てた私が何をしたかというと
子育てに積極的に参加した。というたった一言が全てといえば全てなんですが‥
それだと、家に帰る時間には子供が寝ていて、出社する時間ではまだ子供が寝ているというような仕事が忙しいパパにはなかなか難しくなってしまいます。
子供に接する時間が少なくても、この3つのことを気をつければパパだけでも子供が安心するのではないかということを挙げていきたいと思います。

1.子供との距離感を意識する
特に初めてのお子さんだと、子供とどのように接すればいいのか、大人と接する感覚で接してると未知の生物に遭遇したような、何を考えているのか分からない。という状態になってしまいます。
だからと言って、子供との距離感は初めてなのでよく分からない。
子供は大人と違い直感で感じ取っているので、父親の戸惑いに敏感に反応します。
こちらの緊張感が伝わってしまう。もしくは、子供に対して距離を空けすぎると近くにいる安心できる存在がいなくなってしまうため、不安から泣きじゃくってしまいます。
父親と子供の距離感は、近くにいて子供が望んだことはしてあげるが、子供が1人で遊んでいる時は気にかけておく。くらいでいいのではないかと思います。
母親と父親の違いは、お腹の中で育てた月日です。
この世に生まれる前から守ってくれる存在と生まれてから近くにいる存在ではスタート位置が違います。
母親は10ヶ月もの間、臍の緒で実際に繋がっていた関係です。父親は母親から遅れること10ヶ月後に、初めて物理的に子供と繋がることができます。

父親は母親とは違うということを自覚し、だからと言って母親任せにせず、出来ることをしていく姿勢が大切ではないでしょうか。

2.父親らしさを固定しない
理想の父親像や父親とはという漠然としたイメージは誰にでもあると思います。
私も長男の時は、父親としてどう接していくべきかを悩んでいました。
自分の子供時代を思い出してみたり、父親像のようなものをイメージしてみたり。
色々な失敗を経た結論としては、特に父親らしさなんて必要ないです。
父親は決して母親にはなれませんし、どんな態度で接しようとも子供にとって父親は父親なのです。
父親らしさを意識するくらいなら、自分らしさを発揮できるようにすることを心がける方が、子育てとしては有意義ではないでしょうか。
父親が楽しく自分らしく振る舞っていれば、子供も楽しく自分らしく振る舞うようになりますし、父親と子供という関係性を意識するよりも、人と人の関係性を大切に、子供と接した方が苦労や悩みは減ると思います。
人として注意しなければいけないところは注意します。あくまでも自分の生き方から外れたことはしないでください。
優しい性格の方が無理して厳格な父親であろうとする必要はどこにもありません。

3.子供は無償の愛を親に向けている
子供は「今、ここ」を生きているので、親の言うことよりも自分の興味を優先しますし、嫌なことがあれば全力で拒否しますし、自分のご機嫌に忠実です。
親の体調など気にかけることはありませんし、どんなに親が睡眠不足でも子供は目覚めれば全力で起こしにきます。
子育てで一番大変だと感じるのは、子供の感覚を親が忘れてしまっているところにあるのだと思います。
子供同士はどうしてそれで上手くいくんだろう?と不思議に思えるほどお互いのやりたいことを主張し合い、泣きながら喧嘩をしてすぐに仲良く遊びます。
大号泣していたかと思えば、抱っこした瞬間に笑顔になります。
子供は自分が好きな人に対して、純粋な愛情で接してくれます。親に対しては無償の愛と言えるほどの愛情で接してくれます。
子供は当たり前のように愛し、愛される存在だと自分を認識しています。
子育てで一杯一杯になってしまう時、子供とどう接したらいいかを悩んでしまった時は、ぜひ子供が自分に対して無償の愛を与えてくれている存在なのだということを思い出しましょう。
親を困らせたいと思っている子供はいません。
子供は親に愛されたいと思っているのではなく、愛されていることが前提なのです。
だからこそ、子供は親を愛しているのです。
その愛情は母親だけでなく父親に対しても同じです。
子育ては子供の愛情に対してどれだけ誠実に対応するかではないでしょうか。

子供をパパっ子に育てる秘訣は、父親が子供の愛情にどれだけ応えられるのかにかかっているのだと思います。
世のお母さんで子供をパパっ子に育てるコツは、子供がいかに父親を好きなのかをアピールしていくことだと思いますので、父親がその気になるまでアピールし続けてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ