見出し画像

子育ては究極のエンタメだと思う

子育ての大変さを目にする機会は多くありますが、子育てのメリットと言いますか良いところをあまり見かけないように思います。

私には5人の子供がおり、大家族の仲間入りを果たしています。
子供が5人いると目立つからか、子育てについて聞かれることが多くあります。

子育てについて聞かれた時の私の答えは、子育てほどのエンターテイメントはこの世にない、です。エンタメというと、真面目な方から不謹慎だとお怒りの言葉が聞こえてきそうですが、5人を育てている実感なので仕方ありません。

はっきり言って子育ては大変です。
第一子が生まれてから10数年間、5時間以上連続で眠れた日はほとんどありません。誰かが夜中に起きれば対応しますし、同じ布団に誰かが寝ているので意図せずに起こされたりします。
自分の時間なんてほとんど取れませんし、家事も一人暮らしの1週間分が1日で溜まります。

外に出れば人の目もありますし、子供から少しでも目を離すとどこかにいなくなっていることもざらです。

それでも子育てはそこまでの苦労をしてでも手にしたい究極のエンタメなんです。

子育てほど誰かの人生に深く関わることはありません。
映画や小説、漫画などで、誰かの人生を擬似体験したり、SFといった現実とは違う世界を体験するのと同様の感覚を現実で体験できるのが、子育てです。
しかも傍観者ではなく、物語の登場人物として。

子供が主人公の人生を主要な登場人物として体感できるわけです。

さらに育てゲーのリアル版が子育てです。
ゲームと違い、子育てはやり直すことができませんし、一度始めたら最後まで面倒を見る責任が生じます。
育てゲーをしながら、自分も成長できるので、子育ては自分自身を育てるゲームでもあります。

子育ては体験型であり試聴型でもあるエンタメです。

1人だけを育てるのも大変ですが、2人、3人と育てることで、子育てそのものに対する余裕が生まれてきますし、1度体験したことなので楽しむ事もできます。

5人が生まれた中で、1番大変だったのは3人目が生まれた時です。2人目なら同時に泣いても、2人を抱っこしたり慰めたりできますが、3人同時に泣かれると一人で対応するのが難しくなりますし、3人を同時に見ることは難しいです。
4人目以降は1人で見ることが難しことが分かっているので、1人では見切れない苦しみを味わうことはありません。
子育ても、最初は点で人数が増えていき経験値が溜まっていくと、線になり面になる

コネクティングドットなわけです。

子供に感謝の言葉を述べるなら、
「あなたの人生にこれほど深く関わらせてもらって、ありがとう」
と言いたいです。

まぁ、1番下の子はまだ2歳にもなってないですし、長男も自立するまでまだ数年あるので、まだまだエンタメは終わりませんし、子供の人生に深く関わらせてもらおうと思っています。

子育ての大変さはあらゆるところで書かれており、その全てがその通りだと思います。
それでも、究極のエンタメを体験できて幸せです。

最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ