見出し画像

ジュビロ磐田2024シーズンの前半戦を振り返る

後半戦が始まったJ1リーグ。
その中で前半戦の総括をして、今シーズンにおけるジュビロ磐田の現在地を探っていきたいと思います。

開幕前のポイント

開幕前のポイントはなんといっても15人の補強であり、その中でもブラジル人4選手の獲得でしょう。
未知なる戦力である外国人選手がどのタイミングでフィットし、何人が戦力として活躍できるのか。今シーズンのジュビロ磐田を占う上で非常に重要なポイントでした。

開幕戦はいきなり昨シーズンの王者と

新戦力で開幕スタメンを飾ったのは、川島選手、植村選手、平川選手、レオゴメス選手の4選手でした。
正直に言えば、日本人3選手はフィットしていましたが、レオゴメス選手はフィットしていたかというとなんとも言えない状況でした。

そして、開幕神戸戦は0−2で敗れました。
昨シーズンの王者にJ1の強度の高さを見せつけられたと言いますか、このレベルで戦っていかなくれはいけないという基準を選手・サポ共に体感させられた試合でした。

3月は1勝3敗

ジュビロ磐田の課題は、どれだけ早くJ1に慣れるかとどれだけ早くチーム戦力を高められるかでした。
その中で、川崎相手にエースジャメ選手の覚醒もあり5−4の壮絶な撃ち合いを制したことは大きかったなと。攻撃面はなんとかなるんじゃないかという自信に繋がった試合でした。
川崎戦から3試合は3連敗しましたが、無失点で終わったのは鹿島戦のみで、得点をコンスタントに取れていたのは、サポとしても精神安定剤になっていたかなと。守備面ではここまで全ての試合で失点してしまいましたが、2点差以上つけられた試合も開幕神戸戦のみだったので、J1レベルの中でも戦えていたのではないかと思います。

4月は3勝1分1敗

3月までで得た勝ち点は3のみでしたが、決して悲観的ではなくチームは徐々に良くなっていましたし、あと一歩といったところで、忍耐強さが求められた中、4月でチームが一気に上向いたのは、思ったよりも早く、ジャメ選手の覚醒もそうですが、ペイショット選手が4月の段階でスタメンを飾り、チームにフィット出来たのは大きかったなと。
あと、昨シーズンと監督が同じというのはやはり大きな安定剤になるなと。
去年1年間の戦いを見てきただけに、序盤で多少つまづいてもなんとなかなるということを証明してくれていましたし、主力メンバーの流出がほぼなかったことも4月の攻勢に繋がっていると思います。
さらに言えば、4月の段階で連勝できたこと、町田にクリーンシートで勝てたこと、この2点は見逃せませんし、前半戦を降格圏ではなく、最低目標の勝ち点20を稼げた要因だったなと。
4月が終わった時点で、1桁台の順位での折り返しもあるんじゃないかと思っていましたが、それほどJ1は甘いリーグではなかったですね。

5月は1勝2分3敗

希望の4月から一転して試練の5月となりました。
5月初戦の横浜FM戦のドローは、決して悪くない結果でしたが、その後の東京V戦ですね。。。この試合からジュビロ磐田の歯車が狂いました。
最大の試練はエースジャメ選手の骨折で、その後1ヶ月出場が出来なくなってしまったことです。
チームとしての戦い方が固まりつつあり、結果が出始めていた中で、その中心にいたジャメ選手を失ったのはあまりにも大きく、東京V戦後、サガン鳥栖、コンサドーレ札幌と降格圏にいるチームに連敗。。。一気に残留争いに巻き込まれる形となりました。
たらればを言っても仕方ないのですが、もし東京V戦でジャメ選手が負傷しておらず、この試合を勝ちか引き分けで終われていたら、その後の2試合ももしかしたら連勝できていたのではないかと、そうなれば、5月を3勝3分で勝ち点を+7稼げていたと考えれば、順位的には9位か10位くらいが妥当だったのではないかと。そして前半戦を終えた段階で勝ち点27の10位にいたのが東京Vだったというのはなんとも皮肉だなと。
それでも、それでもですよ。負けたら降格圏に沈む可能性があった湘南戦で2点差をひっくり返しての大逆転勝利は、どん底の中の光明と言いますか絶対に負けられない試合を制したことで、降格圏に沈むことなくフィニッシュできました。
この試合は、なんと言っても小学生の応援パワーが素晴らしかったですね。このタイミングで小学生の応援試合だったことは、今シーズンのジュビロ磐田は持っているということなんだろうなと。

6月は1勝2分
前半戦の振り返りですが、後半戦の1試合目東京Vまでを語らなければなりません。というより、語りたいです。
前半戦ラスト2ゲームがFC東京とC大阪と順位が上のチームでした。
ラスト2ゲームのハイライトはなんと言ってもエースジャメ選手の復帰ですね。
ジャメ選手が復帰してからの3試合は負けていませんし、全試合で先制点を奪えています。(FC東京戦はジャメ選手は途中出場ですが)
勝ちきれませんでしたが、先制点を上げた試合は負けなしで来ているので、先制点を上げられるかどうかが、ジュビロ磐田の調子をみるバロメーターになっているんじゃないかと。
上り調子だったチームが最高の結果を出したのが、東京V戦だったというのは、ドラマチックというか、この試合を制したことで個人的にはジュビロ磐田の残留は確実になったと思っています。
横内ジュビロの雰囲気の良さは試合を見ていても伝わってきます。それこそ2017年の名波ジュビロくらいの雰囲気の良さがあります。

後半戦の展望

開幕戦と前半戦終了時で、試合に絡んでいる選手が増えていることが大きいですし、何よりチームの雰囲気がとても良いので、相当なアクシデントがない限りは8位ー14位くらいでフィニッシュするのではないかと思います。
ここまでの出場者数で手薄なポジションは左SBとCBかなと。それと石田選手が抜けた前線を夏に補強してくるかですかね。
中盤はベテラン・若手・外国人選手と層が厚いので問題ないと思いますが、トップはもう1人補強が必要かなと。夏場に向けてペイショット選手とジャメ選手のフル稼働だけでは厳しいですし、控え選手が1人だけというのは心許ないです。

あとは、いつ連勝できるかですね。まだ2連勝が1回しかないので、連勝できると一気に順位が上がりますし、チームの勢いがさらに増してくるので、7月の3試合が川崎、京都、湘南なのでここで連勝を飾れば、1桁台のフィニッシュが再び見えてきます。

東京V戦後ということもありますが、今後のジュビロ磐田には期待しかないですね!!!

最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ