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腸は『第二の脳』⁉ 心身一如の考え方

こんにちは!HARRI CAREのミユキです。
暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はあいも変わらず元気ですが、長引く自粛のせい(?)で体重が増加気味です、、、
大好きなお酒をなかなか思いっきり飲めないので、酒代が食費に流れて暴食の日々が続いた付けですね。特に最近は揚げ物を夕飯に食べることが多く、胃もたれしています(涙)

皆さんは、『腸は第二の脳』という言葉を聞いたことがありますか?
もしかしたら「聞いたことはあるけどよく分からない」という方は多いかもしれませんね。

今日は腸(体)と脳(心)の関係について、東洋医学の観点からお話させて頂こうと思います。

頭痛に悩む女性

心身一如って?

東洋医学では、心と体の関係を心身一如(しんしんいちにょ)として捉えています。心身一如とは、心と体は表裏一体であるという意味です。

ですので東洋医学ではその人の症状や不調を、表面的に表れている症状だけでなく、総合的・全人的に治療しようとします。
身体だけを検査して原因が分からなかった異常も、心身の両面から見ていくことで治療ができるという事例は多くあるようです。

この心身一如の考え方は、精神と肉体とを完全に分けて考えるデカルト(フランスの哲学者・数学者)の心身二元論とは逆の考え方です。
ここでも、東洋医学と西洋医学の考え方の違いがありますね。


腸は脳から独立している

心身一如の考え方の科学的根拠の一つと言えるのが、腸と脳の関係です。

通常、心臓や肝臓などの内臓機能は、脳や脊髄などの中枢から交感神経と副交感神経という2つの自律神経通して直接調整、制御されています。
一方、消化管では脳から独立した神経系と自律神経によって動きがコントロールされています。
また消化管の神経細胞の数は、脊髄神経にも匹敵し、脳にある神経伝達物質のほとんどは消化管にもあると言われています。
このように脳とは別の単独した調整機能をもつため、腸は第二の脳と言われてきました。

動物共通の祖先。腔腸動物。

ここまで聞くと、「腸(体)と脳(心)ってやっぱり別物では?」と思ってしまいますよね。安心してください、ここからが本題です!

およそ5億年前に、生物共通の先祖である腔腸動物(こうちょうどうぶつ)という生き物が登場しました。
この腔腸動物は、肛門を兼ねた口と、食物を吸収する胃、それを調整する神経のみで出来ておりました。
この、原始的な生物の神経が集まって神経系が作られ、その一部が特化して脊髄や脳に発達したと考えられています。
つまり、腸などの消化管は脳よりも古くから存在しており、脳はそれが形作られてた経緯から、内臓と相互に関連して働く関係にあるのです(脳腸相関)。

このように生物の成り立ちを考えると、腸(体)と脳(心)が表裏一体という理由も納得ですよね。

理屈はどうあれ、健康とは心身ともに健全な状態であることという事に私は大賛成です。
だって、身体がしんどいのも、心がしんどいのも、同じぐらい辛いですもんね。夏の暑さに負けそうになる日々ですが、皆様、心身共に健やかに過ごしてくださいね。

女性のびのび

今回もお読み頂きありがとうございます!

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江東区の女性向け美容鍼灸サロン 皆さんの体と心のお悩みに向き合います。 各種SNS・Webサイト https://bit.ly/3pnhs2Z

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