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感情のレンタルというビジネスがあればいいのに。

春に上京した。といっても、住んでいるのは神奈川なんだけど。

大学時代に親元を離れ、初めてした一人暮らし。だから社会人になってする今回は二回目。
やっぱり都会は地価が高くて、大学の時の半分の面積の1K。必然的にミニマリストというものにならざるを得なくて、インスタとかTwitterでミニマリストと称される人たちとか、ライフスタイル系のアカウントをフォローして見るのが習慣になった。

ここまでは前置き。ここからが本題。

「12/31」(@1231ot)さんというアカウントがある。暮らしにまつわる情報を発信するライフスタイルメディア、というものらしい。詳しくは知らないけど。そのアカウントが6/25にしていたツイートに面白いものがあった。


こちらのアカウントは先述した通り、ライフスタイルメディアなので暮らしの中の家具とかインテリアに関してのツイートだと思うが、こういった考えは割と世の中に普及してて、ここ数年で流行りだした「シェアリングエコノミー」もこういった考えが生み出した産物だろう。

インターネットなどのプラットフォーム上であらゆるモノをシェアして、必要な時に必要なだけ借りて、いらなくなったら返す。便利だ。エコだ。無駄がない。

でもこの考えって、「モノ」に限った話じゃない。と思う。
じゃあ何、と聞かれると、それは「感情」だ。

「感情」だって誰かから、必要な時に借りて、自分のものにできたらいいのに。いらなくなったら、賃貸料と一緒に手放せたら、いいのに。

とんだ夢物語。そんなことわかりきっている。
でも、もし感情がレンタルできたら、あらゆる問題が解決できるのんじゃないか。

学生時代、嫌いな英語の勉強。モチベーションが上がらないとき、やる気があるガリ勉のあの子の感情をレンタル。成績は急上昇。

仕事。売り手に買い手の感情をレンタルさせる。そこらの営業でも、社長でももう成績とか業績とかに悩むことなんてなくなったり。億万長者。

好意という感情もレンタルして上書き保存。報われない恋なんてこの世から消えてなくなるのかな。

つらいことがあって死にたくなって、一人眠れない夜だって。別の誰かの幸せな感情をレンタルすれば、夜は明けるのに。


こんなとりとめもないことを考える時間だって、誰かの感情をレンタルしたらなくなる。
でもそうしたら、きっとつまらないね。
日曜の昼下がり、そんなことを思い、一人眠りについた。


haro


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