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映画感想文 シン・仮面ライダー 30分×8回で再編集してほしい

困った作品だと思う

配役、設定、世界観、映像、音響はすばらしいのだが…

5回も寝落ちしてしまった
(ほとんどがアクションシーン)
過去作では
シンゴジラ=なし
シンウルトラ=1回(メフィラスのブランコシーン)
私には没入度の点でかなり落ちる

仮面に強化スーツ
長尺のセリフ
モノクロームの記憶映像
怪人らしくないオーグ
家族のお話
ちょい出の著名な俳優陣

シンライダーの方が相当出来は良いが、
実写版「キャシャーン」とフォーマットがよく似ている
デジャブに襲われた気分

ヘルメットが割れるところも一緒



不評だったこのキャシャーンも私は好きだけど、相当に体調やコンディションが良くなければ、完走できない


以下ネタバレあります

映画であることの窮屈さ

30分の幕前ドラマはほぼそのまま映画序盤で、出色だったのはここまで

クモのマイクノイズの音響とか、映画の方がさらに厚みがある


その後の30分はドラマを進めるための「段取り」感が強く
(アクションの段取りはダメだが、ストーリーの段取りはありなのか?!)
次の30分でルリ子をクローズアップして、緑川家の話へと繋ぎ
ラストは解放と消滅

ライダーの心情やストーリー展開重視の作品になっているが、大枠のストーリーと関係なく、怪人が出てきて定期的に戦うアクションシーンが入るので、物語に入り込めない。
さらに、ストーリーに沿うよう後付け的にライダーが戦う理由付けしている感じで、スピード感にかけ、メリハリが効いておらず冗長。

ヒーローアクションもののはずが、
仮面で感情表現できず、説明ばかり増えてしまう。
さらには映画であるが故に、アクションそのものを重複させないようにするため(ライダーキックも使うたびにバリエーションが必要)にか、どんどん短縮され、銃で撃退できる怪人なら、ライダーが戦わない状態に…
「ほんとにライダー戦う必要あるの?」と考えてしまう。。
映画であることによる理不尽な制約を感じる

まさかの悲鳴死
まさかの銃殺
サソリの毒弾とはいえ…


説明過多のドラマにするなら、映画スタイルの2時間で扱うには、少々難しい題材と構成だった
Netflixかアマプラの連続もので30分×8話ぐらいにしてもよかったのではなかろうか?
アクションとストーリーのメリハリが各話ごとにリセットされれば、すっきり佳作として見れそうだがどうだろう

「シン」=映画だとすれば、難しいかもしれないが。
世界はNetflixの方が近そうですし、東映さまライツビジネスに振り切ってはどうでしょう?

藤兵衛=政府情報機関とは面白い!
旧ライダーでは喫茶店のマスターだが、確かに裏の顔があったかも…


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