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noteの底力に震える/みずのけいすけさんに聞く「法人note活用法」

Marbleスクール第8回目、今日は、note株式会社の元ディレクター・みずのけいすけさんによる「note活用法」の授業!

グッドバフ代表。愛知県瀬戸市出身。独立して3年目。マイナビに10年つとめたあと、note株式会社で3年。法人note活用のプロフェッショナルとして、500社以上の情報発信をサポート。

独立後は、企画立案や戦略遂行に伴走する「助っ人編集者」として、複数社の法人note編集部に編集者として加わっている。

note成長期にディレクターとしてその運営に携わり、noteの活用にまつわる様々な勉強会やイベントも企画されてきたみずのさん。まさにnoteのことは何でも聞いて!なnoteのプロ中のプロですが、今日はそんなみずのさんから、特に「法人note」と、読まれるnoteを作るための参考例をたくさん聞くことができました。

そもそもnoteとは

2014年に誕生した、国産のウェブサービスです。クリエイターと呼ばれる投稿者が、文章やマンガ、写真、音声を自由に投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しみ、かつ応援もできるメディアプラットフォームのこと。

みずのさん曰く、noteはずばり

長文がかけるTwitter(X)のようなもの。

であり、書き手と読み手が共通の価値観でつながることができる、SNS、なのです。

note、なんか書きやすいよな


私がプラットフォームnoteを活用しだしてから、はや数年…。正直まだまだ使いこなせていないし、投稿頻度も安定していないのが現状ですが、始めた当初からうっすら(いやかなり)感じていたことがありました。それはね、

note、書きやすいな。

ということ。それが何なのか、言語化できていなかったのですが、今日のみずのさんのお話で、その要因が少しわかった気がしています。

noteが「使いやす」理由

①書いている画面と、記事が投稿されたあとの画面の見た目がほぼ同じ
②太字にする、外部サイトのURLを挿入する…などの操作がシンプル
③多様な写真が自由に使い放題で、自分のページを容易に「素敵」に構築できる ※クリエイター気分♡
④ゆえに「書く」に集中できる
⑤交流が生まれる仕組みがある

例えば①について。
記事をアップした画面を確認すると、微妙に行間が縮まっていたり…といったことが、ない。これって書き手にとっては「書いて、アップして、見た目確認のためにもういちど自分のページ開いて… 」ってことをしなくていいからとっても便利なのですよね。

書き手に寄り添った設計が考え抜かれていたことが、みずのさんのお話から知ることができました。(静かなる感動…)

法人noteってなぁに

書き手に寄り添う精神の貫かれたnoteですが、このnoteには法人noteという枠組みが存在しています。今回の講座は主に、この「法人note」の活用事例、運用方法についてのお話が中心に進んでいきました。

法人noteとは読んで字のごとく、企業が利用しているnoteページのこと。さらに近年は、noteを利用する企業の数が増えているというのです。(2023年2月末で23,000件を突破)

企業がnoteを運用する理由はおもに

・採用広報
・販促やPR
・企業のブランディング

にあるようです。

読むだけでもためになる!クリエイターファイルはこちら。実際に運用中の会社さんたちのまとめページです。

法人がnoteを使う理由

ワードプレスでもなく、他の媒体でもなく、企業がいま、なぜnoteを活用して自社の活動をアピールするのか?

・立ち上げコストがほぼ掛からない
・すでに多くの人が集うnoteという“ネットワーク”の中にコンテンツを作れる
・エディタが使いやすい
・SEOやセキュリティに工数を割かなくてよい

様々な利点から、「note、いっちょやってみるか」と運用に取り組む企業さんが多いのもうなづけますね。

法人noteをつよくするいくつかのポイント

みずのさんのお話では、以下の視点が提示されていました。

・社内報や社史に、コンテンツが眠ってる

・公開直後の15分に、どうするか決めておく

・社内に広める、社内を巻き込んで制作する

「noteやろうって思ってるんですよね。」と企業側から相談を受けたとして、目的が何であれその会社“ならでは”を可視化するのは必須。コンテンツのありかとして、人の話、そして社内報などにも徹底的に目を通すのがよき、とのことでした。

個人的に響いたのは、公開15分後の動きを決めておくという視点と、社内を巻き込むという意識。

記事をアップしました。はい、完了!おつかれっ!!…てことではなくて、そこからさらに何をするのか決めることが大事だそう。別のSNSで告知して、かつ、社内に向けた報告もするなどなど…noteの存在感を全方位に向けて「周知徹底」する意識があってこそ、ひとつの法人noteが育っていく土壌が作れるんだなぁと感じました。

法人note運用でもっとも大事なこと

法人noteを運用するにあたって、いったい何を大事にすべきか?という問いの答えは

誰に
何を
何のために

そのnoteを運用しているのかを明確にすることだ、といいます。これって、ライター講座でも、編集講座でも、もうなんでもに通用する真理なんですねぇ。

だからこそ、法人noteを運用する際には、「自己紹介ページ」が必要というお話もみずのさんはされていました。老舗であれ大手であれはたまたまだ何をも始めていない学生さんであれ、共通して大事なことだそう。

「私は、こういうもので、こういう想いでこのnoteを書いています。」という所信表明をすることで、読み手に書き手側の想いがばしーんと届く。それが届いてはじめて、本来の目的であった「採用」「販促」「ブランディング」に通じるのかなといま、考えています。

noteを極めることができたら、自分の在り方が見える気がする


今回のnote講座、わたくし、受講中、終始身体がポカポカしていました。それは、みずのさんから溢れんばかりのnote愛、いや、なんでしょうか、お仕事愛のようなものを受け取ったから。そして、受講している二期生の「note、すげー!!」という心の声を感じ取っていたからだと思っています。

noteは、言うなれば「まじめでやさしい」SNSだなと思っています。単なるPV獲得!を目的としているわけでもない。コンテンツを重視し、書き手と読み手、作り手同士の「つながり」を生み出そうという意識が、いたるところから感じることができる場所なんです。

誰に
何を
何のために

書いているのか?note書く中で自問自答し、やがてnoteを使いこなすことさえできたなら、自分の在り方もすごくはっきり見えてくる気がします。そうして、届けたい人に、自分の想いも届けられるのかも…?

noteの可能性と同時に、発信の可能性も感じた1時間半の濃密な時間でした。

noteを極めよ!おすすめページと超実践的な「書き方」のお手本例

てなことで、これからは必死のパッチでアウトプット繰り返して、noteを育て、ゆくゆくは法人note運用にも携わることができたらなぁなんて、熱く静かなる野望を胸にした私です。

みずのさんは、note活用法として「これだけ読んでおいて」と話しながら、いくつかのページを紹介くださいました。

例えばこちら。法人というよりも、個人のnoteを育てるためにできること、マインドも書かれていてめちゃんこ響きます。

こちらは、上記で述べました企業(や個人)が自分たちのスタンスを広く伝えていくにあたって必要とおっしゃっていた「自己紹介ページ」のまとめです!

自己紹介を考えるにあたって為末大さん式・自分の取り扱い説明書作り方を参考にするのもよき、と教えてくださいましたよ。(やってみよっ)

あぁ本当に…いつか自分も、誰かの役にたてるnote書けるようになりたいなぁ…!ふつふつと湧き上がる焦燥にも似た感覚を、みずのさんの講座を終えてかみしめています。

少しずつ、一歩ずつ…!

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