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☆月

公園で寝ると初めに砂場から次いで月から起きろと言われ

またねにも終わりがあって僕に似た窓の男を今は見ている

玄関で雪を払えば服を着た不幸は僕とどこか似ている

カーボンを砕くほどではない知恵の芝をぱたんと閉じる放課後

ああだから年末なのか旅客機がカザフスタンで墜落したの

鉄製の箱を知らないおじさんに譲る日本の若者として

連続で1を押したら☆になる ☆月君と公園へ行く

短歌、エッセイをまとめています。よろしくおねがいします。