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RevPAR?ADR?レベニューマネジメントの目標やKPI設定について解説

※このレベニューマネジメントガイドは、ハルモニアが以前運用していたMagicPriceサイトからnoteへお引越ししました。この記事は2020年2月18日のものです。

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レベニューマネジメントの心構えが整ったら、次に大事なことが「計画」です。
皆さんも何か新しいことにチャレンジする際は、計画から始めますよね?いつまでにどうなりたいかイメージしたり、そのために必要なことを考えたり、というように。
レベニューマネジメントにチームで取り組み、ゴールへ到達しやすくするために、まずは目標の具体化をしましょう。では、どのように目標を決めるべきかご説明します。


成功を測る指標を決めよう


あなたのホテルが何を目指したいかにもよりますが、一般的にレベニューマネジメントの目標に用いられる指標は「月毎のRevPAR」「月毎の宿泊売上」です。

そうした指標をどのくらいの期間で、どのくらいの高さにしたいかをはっきりさせましょう。その際、短期と中長期の目標を持つことをおすすめします。


例えば、こういった形です。
・短期:3ヶ月後までに、稼働率を90%以上にキープしたまま、ADRを5%改善する
・長期:1年後までにRevPARを10%改善する

目標は短期長期


可視化の方法を決めよう


目標を定めたら、次はどのように可視化するかがポイントです。指標は現在いくつなのか、どれくらい足りないのかを常に把握しながら改善に努めます。そのために、稼働率・ADR・RevPARといったデータを簡単に把握できるようにしておきましょう。

ホテルで予約情報を管理しているシステム(PMSやサイトコントローラーなど)があれば、レポート機能がついているものもあります。便利なので是非活用したいですね。それらの機能がない場合は、チーム内で共有するデータシートをExcel等で作成し、日々更新や確認をできるようにしましょう。



定期的に進捗状況を確認し、達成を目指そう


目標達成に重要なのは、進捗状況を定期的に確認し、改善を繰り返すことです。参加するメンバーや頻度、確認事項等を決めて、定例のミーティングを行いましょう。


週に1回以上はミーティングを行うことをおすすめします。ただの情報共有会になっては勿体無いので、各種指標の確認は報告の型を決めてスムーズに行い、改善するために何ができるかという議論のための時間をしっかり取ると良いでしょう。