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秘密指令!! 機械書房 へ潜入セヨ!

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今回の指令は 「潜入!」 もっとも危険な任務だ 

(※実際は機械書房さんに、事前にアポを取りお招きいただいています。お写真の許可も)

暖かい日差しの午後、ハリ書房はオープン前の機械書房へ潜入する。
4月にしては暖かいくらいの昼下がり、午前から昼の営業を終え休憩を取ると油断を誘い、潜入準備!

千代田区から文京区へ

区を跨ぐと少し遠いイメージがあるが、10分程度の移動時間で到着した。決して走ったり、競歩のような特殊な歩き方をした訳ではない。のんびりと街路樹やつつじの花を眺めたり、鳥のさえずりと聴きながら、信号もほとんど赤だったけっかの10分近いだろうと思う。近所と言っていい。

潜入開始

最後に坂を登ると多くの会社の入居するビルに到着!
看板を確認すると確かにここに機械書房があるようだ。
ここからは遠足気分を捨て慎重行動しないといけない。
 ビルの入り口を入ると1階だけでも、想像より多くの部屋があることに気がついた、外観からは予想できなかったが、3階という事前情報から、階段を探す、慎重に階段をのぼり、2階ではスーツ姿の営業マンを見かけるが、会釈をして通り抜ける。まだ油断はできない。

 ついに部屋の前にたどり着いた、在室を確認するためノックをする。
潜入と言いつつも、いざという時に備えて確認は欠かせない。
 そして室内に、飛び込んできた光景は本棚だ、自作と聞き眺める。
どの本も読んでみたいものばかりだ、読みたい本を全て買おうとすると、とてもではないが、悲しいことに手が届かない。ここでは古書ということで入手の期待ができる。そしてブラインドを開けると窓の外から爽やかな風が流れ込む、新刊と古書の両方がバランスよくあるためか、明るい店内では稀に古書の持つ歴史からか感じる重苦しい感じはしない。快適だ、棚を長く物色するために長く滞在できるタイプの店だ。リトルプレスの平積みが準備中だった。滞在中には、いくつかの本も郵送で到着、平積みが充実していく様子を目の当たりにする。雑談を交わすうちに予定の来客があるとのこと、作家さん本人が納品と相談に来ていた。

たくさんの本を読んできた店主はとてもアイデアが豊富で行動力がある。
ハリ書房がマネできるタイプものではないが、刺激を受け新たな発想が浮かぶ。今までは本を楽しんで読んでいたので、創作や文章が書ける人を羨ましいと感じたことがなかったが、人に面白いと思われるような文章をかこうとしたり、長い文章を書くことが自分には面倒だと思っていたが、
機械書房の空間では、創作や文章が書けたらどんなに楽しいことだろうかと初めて思った。不思議とそんな気分になる空間とそんな雰囲気を持った店主の影響だろうか?

店内の写真をいくつか

積ん読カメ
古書の本棚、読みたい本ばかり
キカイショボウ
ウルトラマンがいた!

「機械書房」と「キカイショボウ」

機械書房はロゴが二つある!目視で確認した。
事前偵察ではレシートに漢字表記、店内にはカタカナ表記があったのだ
現地でのことを振り返ると「キカイショボウ」の「キカイ」にはチャンスという意味があるに違いないと思った、ツイートの通りに、リトルプレスの展開が目を引く位置に配置され数も豊富、通常の書店にはない作りだ、著者にとっては、まさに「チャンス!」となるのではないだろうか?
 そして訪れたハリ書房も納品に来ておられた作家さんとご挨拶の機会をいただいた。一期一会、本に関わる人間同士の本屋での出会いは、また印象深いと感じながら、もっと滞在したいと思いながらも長居してしまい、自店の営業を再開するために、店舗を後にした。

機械書房さんとの共通点

ハリ書房も駅近の事務所ビルの3階にあり立地的にも似ている、店内のサイズも一人で運営するにはちょうど良いサイズほぼ同じくらいの室内でますます勝手に親近感をおぼえている。

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