【苦手な方へ】ささない鍼治療


こんにちは、とある鍼灸師です。

みなさん、鍼をうけたことはありますか?

人によっては、苦手な方もいると思います。


苦手な方はどんなことが苦手なのか…

・鍼が刺さる瞬間のチクっとした感じが苦手

・鍼が刺さった時のズンとした響く感じが苦手

・鍼を刺し終わったあとのまだ刺さっている感覚が苦手

・そもそも刺されるのがこわいから苦手

他にもいろいろあると思いますが、鍼治療に対して想像したり、

一回やってみた過程で苦手な意識がついてしまう方がいます。


しかし、有名ではありませんが、チクやズンとした感じがなく、治療後も

鍼の違和感がでない鍼治療があります。


こう言うとみなさんはどう思いますか?


『そんなものあるわけない』


そう思う気持ちもわかります。

しかし、鍼治療の分野は広くまた奥が深いです。

治療のやり方の幅がとても広いです。


現在、一般的に行われている治療の方法として、

筋肉のコリに対して鍼を刺す治療方法が主流です。

トントントン…と

鍼を目的のところまで刺していきます。

この刺す行為をすることで違和感をカラダに与えてしまいます。

また、この方法に電気を通すことで、筋肉に対して刺激を与えています。

この方法でも、症状によっては改善されますが、刺激に対して敏感な方が

やると、場合によっては、症状が悪化したりします。

中には経験ある方もいるでしょう。


話を戻します。

・チクっとした・ズンとした感覚をださない

・治療後の鍼の刺さった違和感をださない

そんな鍼治療があります。



この鍼治療の名前ですが・・・

『経絡治療(けいらくちりょう)』といいます。

鍼の刺し方としては、接触鍼(せっしょくしん)と呼ばれるものに

なります。

接触鍼つまり、鍼を接触させる治療の方法です。

もっと言ってしまえば、刺さないで鍼の先端を当てるだけになります。

鍼の先端をツボにあてるやり方になります。

ここで、みなさんが思っているツボとは考え方がすこし違います。

ツボをコリに似た感覚でさわっている方がほとんどだと思います。


しかし、経絡治療でつかうツボは、皮膚の表面に存在します。

鍼治療のやり方はツボに鍼を刺すのを目的にしています。

ツボの位置が表面であれば、当然、鍼の先端も表面になります。

結果、鍼を当てるだけでことたりるのです。


ここで、疑問になってくるのが…

『鍼の先端を当てるだけで本当に効果がでるのか?』

いろいろな症状をみさせてもらいましたが、効果はかなりあります。

・姿勢が整ったり
・しびれがとれたり
・肩こりがかなりゆるんだり
・腰痛が気にならなくなったり

いろいろな効果がでました。

私は経絡治療を始めてから7年たちます。


経絡治療は、ツボの反応をしっかりと把握したうえで鍼を刺します。

(あてます。) 

ツボというものは、生きて働いています。

おおまかな場所も、決まっています。

しかし、実際に生きて働いているツボを正確にとらえようとおもったら

かなり困難です。

また、生きて働いているツボは、同じ人でもその時の環境や体調によって

場所がおおきく違ってきます。

なので、実際の治療においては、その場のカラダの変化を1つ1つ丁寧に

診断することで、現在のカラダにあわせた治療が可能になります。


その場で、そのカラダの状態に合わせた診断ができて、すぐに治療が

できるのは、鍼灸治療とくに経絡治療だけだと思います。


まとめとして・・・

・鍼灸治療にはやり方が幅広く存在する。

・経絡治療は、ささないで治療する鍼治療(接触鍼)である。

・経絡治療で使うツボは、皮膚の表面にある。

・経絡治療は、現在のカラダの状態に合わせたオーダーメイド治療









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