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自己紹介のような意思表明

はじめまして。
「針寝 るみ」といいます。
ハリネズミが好きなニンゲンです。

noteをはじめたきっかけ

社会人になってからというもの、私生活における読書と美術鑑賞の割合がぐんと増えました。
そこである日、美術鑑賞に関する本を読もうと思いながら図書館をぶらぶらしていたところ、ある本を見つけ手に取りました。

美術「心」論
詳細については今後別の記事で書きたいと思っていますが・・・
とにかく、この本に触発されて今この記事を書くに至ったわけです。

夏目漱石を引用しつつ「心」と「美術」の関係性について論じていく本書なのですが、エピローグとして「ひとつひとつの心の表現の尊さ」に議論が集約されます。
いたって論理的な文章であり、自分自身も知的好奇心を刺激されながらフムフムと読んでいたはずなんですが、このエピローグにはエモーショナルなものがどっと押し寄せてきました。
本書はあくまで「鑑賞」のススメとして書かれているのですが、私は鑑賞者側ではなく作者側として自分の心を表現する活動をしてみたいなと思ったんです。そして作品を通して自分の心と他者の心が繋がったらいいな、とも。

これが、noteをはじめたきっかけ。

「自分」としての表現活動

そもそも、私には創作系の趣味があり、好きなことで自分の可能性を拡げていきたいなとずっと思っていました。(少し具体的にいうと、生活できるくらいの収入を得るだとか、いろんな場で多くの人に作品を見てもらうだとかを目標としています。)
そうした思いをもとに、これまでもインターネット上で転生を繰り返しながら発信にチャレンジしてきました。しかし、どうも続かない。
現実の「自分」として表現する勇気はなく人間性はひた隠ししたいけれど、バズりや戦略のために流行りのテンプレートに従い「自分」を捨てるのもイヤ。
結局、中途半端な状態で更新が途絶えてやめちゃうというのが多かった気がします。

今回、もちろん本名ではないですが、
「針寝 るみ」
という姓名のある人間味あふれる活動名に決めたのも、「自分」という人間として表現するという意思を持てたからです。これは美術「心」論を読んだおかげ。
(ちなみに、これまでのネット上での名前は、人間なのか男なのか女なのかキャラクターなのかわからぬ正体不明のものを使用しており、現実世界の自分とはほとんど切り離した意識でした。)

名前の由来

さて、私はハリネズミが好きな人間です。

就活生の時、「自分を動物に例えるなら?」という想定質問に、「ハリネズミ」と答えようと本気で考えていました。

「私は、ハリネズミのような臆病な性格です。
ハリネズミが身を守るために針を持つように、自分の心を守るために様々な針(知識・経験・能力など)を育ててきました。
ハリネズミはその針で無意識に他者を遠ざけ「孤独」のモチーフとなることもありますが、その独特なフォルムの可愛さで人を癒し魅了し「幸運」のモチーフとされることもあります。
私は(人間なのでもう少し器用にこの針を扱えますが、)こうした自分に備わる小さな武器たちを、人を傷つける道具ではなく、人の役に立つ道具として活用していきたいです。」

結局そんな質問をされたことはないし、こんな答えだと社会人適正なしと見なされそうですが、これは私の自己認識のコンセプトのひとつとしてずっと持ち続けています。

とっくにお気づきかとは思いますが、「針寝るみ」という名前はハリネズミの語感から来ています。
つまり、就活の場で出そうとするような現実世界の自分の姿をこの名に投影しており、それこそが「自分」としての表現活動への意思なのです。

私はこれから、自分の内側にある思いや考えを自分の知識・経験・技術を駆使しながら形にして、外の世界へ届けていこうと思います。


表現活動のコンセプト
ハリネズミは左手に自身の「針」を持ち、
その針で形作った「心」を外に差し出す。
ハリネズミを包む手は「内」「外」の境界。

主な活動内容

ここまで(うまく伝わってるかどうかもわからない)抽象的な思想の話にお付き合いいただきありがとうございます。

散々「自分」だの「表現」だのを繰り返してきたわけですが、具体的に何をどんな手段で発信していく予定か3つほど紹介します。

①文章(エッセイ・鑑賞記録)
文章を書くのは得意ではありませんが、人に伝えることにおいて最も有力な表現方法だと思います。それに、言語化スキルというのは否が応でも社会で求められます。この力を鍛えるためにも、文章を沢山書こうと思います。

大事にしたいのは、日常のこと・読んだもの・見たものなど様々な話題について、一般論や知識の説明に終始せず自分の視点で語ること。
そして、焦点を絞ってわかりやすく伝えること。
気づけばダラダラと思い付きで書いてしまうきらいがあるので、構成を意識しながら1000~2000字に収められるように頑張りたいです。

②粘土細工
先ほど唐突に載せた写真のハリネズミ、実は粘土で手作りしたものです。

からだのフォルムが気に入っている。
手乗り感が愛着わく。

幼稚園の頃から粘土が好きで、義務教育を終え、高等教育を終え…社会に出た今なお好きです。
ジャンルとしてはミニチュアをよく作ってきました。
小ささの技術を追求してきた自負はありますが、何かを再現するようなものが多く、創造性に欠けてるな・・・という自覚もありました。

技術練習と称してキャラクターのミニチュアをよく作ってた。
裁縫針を使って細かな造形を行うのがミソ。

今後はこれまで培ってきた技術を駆使して、オリジナリティある作品を作っていきたいです。
今回この記事のためにハリネズミを作ったわけですが、コンセプトを形にして発信するところまで通してやり切ったのは、少し自信に繋がった気がします。そして何より楽しかった!

③写真

写真も長年続けてきた趣味であり、自分の核となる表現手段の一つです。
先ほどまで何気なく載せてきた写真たちも、相棒のカメラで撮りました。

影の一部を照らし出す光に惹かれる。

つい手癖で撮ることが増えてきた今日この頃ですが、コンセプトや軸をもって1枚1枚を大事に撮るよう意識したいです。


おわりに

2000字に収まる文章を目指すとこの記事の中で書きましたが、500字ほどオーバーしてしまいました。最初の記事なので・・・伸びしろですね!

今後継続して投稿できるように頑張ります。
よろしくお願いします!

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