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中学、高校受験に失敗した私の受験体験記

4月になり、本格的に受験勉強を始める人も多いのではないでしょうか。
私も今年は大学受験生です。

実は私、中学受験と高校受験、どちらも受験に失敗しました。

今回は、なぜ私は受験で失敗したのかを記すことで、同じ経験をする人が1人でも減るといいなと思ったので書くことにしました。

失敗の原因

中学も高校も、私が受験を失敗した原因はこれです。

「手を抜いたから。」

ここからは、そうなった経緯について説明します。


〜中学受験編〜

仲が良かった友人の兄が中学受験をしており、そこで初めて中学受験という存在を知りました。

「中学受験したら、6年間受験ないじゃん!楽じゃん!」と思ったから、行きたかった中高一貫校には天文学部があり、星に興味があったから、が主な理由です。

受験を決意したのは小学5年生の時です。親と話し合い、通信教育を始めました。

しかし、受験を決意したのは良いものの、小学校のテストと比べ、受験問題は難しく、点数をとれませんでした。

そのまま中学受験の問題形式に慣れることができずに月日が流れて行きました。
学校の友達の内、中学受験をする人は5人程いたのですが、どの友達も私よりたくさん勉強していました。

小学6年生になると、「これ出来ないと受からないって先生言ってたよ。」「この問題、私もやったよ!」などと受験の話をし合うのを耳にすることが増えていきました。

けれど私は、この話に乗れなかった・・・

というより、みんなが話しているところまで勉強が追いついていませんでした。
この経験が増えていくうちに、「中学なんて、近くのところに行けばよくない?」と思うようになっていました。

その後、通信教育のテキストをまともに提出しなくなりました。

この時点で気持ちの変化を親に話せば良かったのですが、中学受験をしたい気持ちを捨てきれず、そのまま受験を迎えてしまいました。

結果はタイトルからも分かるように、落ちました。


〜高校受験編〜

中学受験に落ちた私は、地元の中学に行きました。
入学当初は「切り替えて高校受験を頑張ろう!そして今度こそ受かろう!」と思っていました。

部活動はバレーボール部に所属しました。週に5日以上は活動がある部活で忙しかったです。(ちなみにレギュラーメンバーではありませんでした。2番手です。ポジションはセッターをしていました。)

学校によって差はありますが、中学校の定期テストはテスト期間に授業の復習と出されている課題をすれば、なんとかなります。
テストでは、それなりの点は取れていたので誰も私に勉強について言ってきませんでした。

そんなある日(中学2年生の6月頃)、親に「受験勉強始めなくていいの?」と言われました。確かにそろそろ始めないといけないな、と思った私は、塾の夏期講習に体験で参加しました。そして、そのまま入塾しました。

進学塾で集団授業の塾だったので、私が中学で習っている範囲よりも先の授業をやっていました。
家から少し離れた場所の塾だったので、知り合いがおらず、先生に聞ける勇気もなく、どんどん置いていかれました。今考えると塾が自分に合っていなかったのかもしれません。

私は中学3年生の夏休みが終わった頃に、これではダメだ!自分でもっと追いつかないといけない!と気づき、塾の自習室に行ったり、家で授業の復習をしっかりするようになりました。(気づくのが遅かったですね…)
冬休みは冬季講習の後、毎日塾に残り、自習をしました。この時、自習を一緒にする友達もできました。

受験が後1ヶ月、1週間と迫る中、焦りながら勉強をしていました。初めて塾の先生に質問をしに行ったり、学校で内職したりもしていました。

そして、受験当日、自信満々でテストに挑みました。

以下はテスト中の心境です。

まずは国語。良い感じ。
次に数学(1番の得意教科)。えっめっちゃ出来た気がする!満点じゃない?
そして英語。不得意な割にはまあまあいけた。
次は社会。得意だし出来るでしょ!

パラッ(問題をひらく)

えっ全く分からない…。どうしよう…。
今までの自信はほぼゼロになりました。自分が曖昧にしていた所が多く出ていたんですよね…

この気持ちを引きずったまま、最後に理科。簡単だ!だけど社会が…。

そうしてテストは終わりました。

終わった自己採点をしたら、
国語 約80点
数学 約95点
英語 約60点
社会 約40点
理科 約60点
5教科の平均が70点あればボーダーラインに乗るというくらいのレベルの学校を受けていたので、落ちたなと思ったのですが、もしかしたらボーダーライン下がってるかも、という期待を胸に合格発表の日を待ちました。

そして合格発表の日

予想通り結果は不合格。後悔で頭の中がいっぱいになり、号泣しました。

そして私は併願で受験していた私立の高校へ進学しました。


この経験から学んだこと

自分に合う塾、参考書を使ってください!

どんなに口コミが良い塾、進学実績が良い塾だったとしても、人によって合う合わないはあります。実際に体験をしてみたり、自分でたくさん調べて、本当に自分に合っているのかを確認するようにしてください。
また参考書もできるだけ本屋で中身を見て、「これなら終わらせられそう!」と思うものを選んでください。私は親が買ってきてくれた参考書で終わらせたものはほとんどありません。

犠牲なしで受験合格は難しい。

自分の今の偏差値より遥かに下の偏差値の学校を受ける人なら話は別ですが、基本的に受験勉強では、何かを犠牲にすることも重要です。

例えば勉強を始めた時の学力が同じでも、

毎日、朝学校に間に合うぎりぎりの時間に起き、学校が終わったら友達と飽きるまで遊び、帰ってきたらご飯を食べて、お風呂に入って寝る。

という生活をしている人と

朝少し勉強をしてから学校へ行き、学校が終わったら家に帰ってすぐ勉強をし、ご飯を食べて、お風呂に入って、少し単語の確認をして寝る。

という生活をしている人、どちらの方が学力が上がると思いますか?後者ですよね。

このように、友達と遊ぶ時間、ゲームをする時間、テレビを見る時間、スマホを見る時間など、全てとは言わずとも犠牲を払うことで合格へ近づく一歩となる場合もあることを心にとめておいてください。

過去問をやっていれば大丈夫!ではない

たまに「これ過去問で1回も出てないから出来なくても大丈夫!」「こんなの出す人いないでしょ!」と話しているのを耳にします。

ですが、過去問は今までに出た問題が載っているだけであって、これから出るか出ないかには関係ありません。出題傾向は分かりますが、自分が受験する年にいきなり変わる可能性だってあります。

私は、「過去問やったから大丈夫!」という考えを持っていた結果、失敗しました。

勉強をしていて、少しでも理解度が不安な部分があったらすぐに解決してください。
テストで出る!という予想はしても、出ない!という予想はしないでください。

自分が分からないところを知ることが合格への近道です。


最後に

私の失敗談はいかがだったでしたか?この記事を読んだ方の受験に少しでも役立つと良いなと思います。

私は今まで受験で成功したことは無いですが、今の学校がつまらないということはありません。だからといって、後悔がないかと言われると、もちろんあります。

今年受験生の人、後悔のない約10ヶ月にしましょう!

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