Food and Musik -Japanese Food- レビュー


初回は書くこと聴くことというだけに、アルバムレビューからやろうと思いました。理由はライナーノーツを読むのが好きだから。(特にセルフライナーノーツなんて非常に大好きです。制作秘話最高!)
初めてなので緊張してます……なんてことは言ってられない。そこに一人でも多くの人に聴いてほしい素敵な音楽があるから、今、物書きとして持ってるものをできる限り注ぎ込みます。

今回は削除(sakuzyo)さんが今年の4月に行われたM3でリリースしたFood and Musik -Japanese Food-(以下Food and Musik JP)を選びました。削除さんはインディーズの同人レーベルDiverse Systemに所属しています。

特徴としては非常にグルーヴ感あるサウンドと、空間に凝った曲を多く手掛けてると思います。
だから聴いてて自然とリズムに乗ってることが多いし、安価なイヤホンで聴いても楽しいのに、お金積んでいい音で聴けば聴くほど凝った世界が顔を出す。そこがすごく好きです。


Food and Musik JP、全体的に言うと和の香りあふれる斬新な和洋折衷インストだと思います。和楽器とピアノ、ドラム、ベース、ブラスect...が織りなすグルーヴと独特な世界観には魅せられるものがあります。

それでは、これから1曲ずつ紹介していきます。まずは通しで聴いてみて欲しい。「イチオシは?」ときかれると、OkomeとSukiyakiのどっちか。この2曲はめちゃめちゃ甲乙つけがたい。

巻末にSoundCloudのクロスフェードデモと、公式Youtubeで公開されたDaifuku,Ochaのフル音源(超太っ腹!)のリンクを入れますので、よろしければ聴いてみてください。そして、気になった方はこちらから公式に飛べますのでぜひ購入を

追記:Food and Musik、Food and Musik2に続いてFood and Musik-Japanese Food-もサブスクで公開されました。ぜひぜひぜひ聴いてください!



1.Yudofu
イントロが豪華絢爛ですごく雅な感じ。優雅で気高い感じの1曲だと思います。

2.Nikogori
1:13ぐらいから入ってくる琴がすごく痺れるから、とにかく聴いてほしい。琴が刻むリズムで身体が揺れます。マジで。

3.Ohitashi
ピアノと和楽器が華やかで、ドラム、ベースがしっかりリズムの土台を作り、微かに太鼓らしき音も聴こえる和の感じを彩るナンバー。

4.Okome
昭和レトロな感じが香る三拍子の超お洒落ナンバー。琴からのサックス、そしてアコーディオンの作る空気感がとにかく最高です。特にアコーディオンが入ってきた瞬間、鳥肌ものです。

5.Sashimi
和×ジャズ。三味線が刻むリズムと琴のメロディがかわいい。ドラムと三味線、ブラスと笛の掛け合いが斬新なナンバーです。

6.Sukiyaki
超アグレッシブなナンバー。和の打楽器とドラムが生み出すグルーヴ感や、がっつり入ってくるエレキギターがかっこいい。2:30~からの和太鼓、打楽器の流れは心持ってかれます。

7.Daifuku
神秘的でミステリアスな雰囲気のあるナンバー。重低音が気持ちいい。2:00ぐらいで入ってくるピアノが刻む音色から始まる展開や、太鼓のリズムが好きです。

8.Yokan
和×涼し気なデジタルサウンド。ビートはしっかり刻んでいるけど、心地よさがあります。琴の響きとか、控えめに聴こえる笛の音色とか、いいなって思います。

9.Ocha
繰り返すメロディが特徴的なナンバー。Yudofuみたいな雅な感じがあると思います。琴、笛がメインで微かに聴こえるピアノが作る空気感が好きです。


(……余談ですが、書いていて和楽器はわからない音色がありました。すみません。)


(趣味は書くこと、聴くこと#01)

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