![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64870086/rectangle_large_type_2_c6c3fed2618158b46e095abe35b3f533.png?width=800)
つねる
変な場所に来てしまった。
たくさんのドレス。
たくさんのきのこ。
たくさんの座布団。
どれもピンクや水色なんていう可愛らしい色で、ちぐはぐだ。
おかしな世界に来てしまったらしい。
いや、これはきっと夢だ。
僕は頬をつねってみる。
びっくり。
痛い。
確認のため、手の甲をつねってみた。
今度は痛くない。
頬は現実、手は夢の中。
なんだか怖くなってしまった。
目覚めたくて仕方ない。
僕はいろんなところをつねってみる。
足から順番に上へ、上へ。
全然痛くない。
そして、また、頬に来た。
つねる。
痛くない。
どうやら、僕は夢に呑まれてしまったようだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?