Vの歌動画 おすすめ15+5選 【2021年3月編】【Vtuber オリジナル曲 歌ってみた】
どーも、今月よりめでたく社会人入りしました針鼠雲です⚙️🦔⚙️
花菱撫子さんの「社会の歯車~」という煽り文句が身に染みます。
出会いあり別れありの春、皆様いかがお過ごしでしょうか?
それはさておき、今月も書きますVの歌動画個人的おすすめ15選。
と、言いたいところですが、今月は音止め3の影響もあってかやたらと刺さる曲が多く、選曲に悩んでたら時間がかかって書けなくなりそう…。ということで!今回だけ!今回だけ特別に15+5曲 計20曲紹介します。今回だけです。
今回挙げさせて頂く動画+αの刺さった曲をまとめた再生リストはこちら←
針鼠雲が3月に見つけた全歌動画の再生リストはこちら←
何気にこのシリーズもこれで10回目ですね。いつもスキ💗ボタンやコメント、拡散に励まされております。ありがとうございます。
それではGO!
①GOLDEN BATS (Prod. by PSYQUI) / BOOGEY VOXX
こっちに来ればあるのは自由だ
でも、ここじゃ俺らが基準だ
ぶぎぼとPSYQUIさんやってくれました。Movie Directorを担当された神宮司さんがコメントされていた言葉をお借りすればまさに「好き放題」。曲も映像も良い意味でバーチャルの音楽にある固定観念をぶっ壊しに来ています。覚悟を決めた者だからこその自由と自信を武器に『BOOGEY VOXX』を痛快に叩きつけていく様がとてもかっこいい。
②Beast to Beauty / OutChips
弾けた劣情 力の限り抱きしめて
突き刺さる破片に映る獣が呟く「save me」
ボーカルの音影カナさんと作編曲家のAddpicoさんによる音楽ユニット「OutChips」の2nd single。曲のテーマは「美女と野獣」で概要にも「美女と野獣の悲しいもう一つの結末」とあります。恥ずかしながら自分は美女と野獣の細かいストーリーを忘れてしまっていたので、この曲を機に読み直しました。アップテンポなメロディに切ない歌詞が乗り、意識が途切れる直前の走馬灯のように感じました。
③サディスティック・フライデー (Prod. by EmoCosine) / らびあんろーず
正直トキめいてる? おいで連れてくから
らびあんろーずさんと3人のDJによる歌詞、そしてEmoCosineさんのサウンドが合わさった刺激的な1曲。冒頭の高揚感とか場所やお酒の有無関係なしに頭振りたくなるような盛り上がりとか、最後の音が遠のいていく時の寂しさとか、もうこの曲自体が1つのDJイベントみたい。
あと全く関係ないんですけど、良い音楽で殴れば殴る側も殴られる側も気持ちが良いので、DJイベントは世界一健全なSMかもしれないなと思いました。
④直感オーバーライト / Tacitly
笑って 泣いて 七変化
感じるままでいい その直感で
直観×アルゴリズムより、LiliaさんとCielさんのユニット「Tacitly」による1stオリジナルソングがようやくMVになって公開されました。作詞作曲は40mPさんで、英語Verと中国語Verも公開されています。普段社会で生きている中で少しずつ心に絡まって縛ってくる鎖から優しく解き放って背中を押してくれるような解放感が気持ちいい曲です。
⑤化想 / 紅杯ひぐれ
聞かせてよ見つめた言葉を 抱いた理想を
紅杯ひぐれさんのオリジナル曲です。感情を掻き立てるようなギターと葉が舞い落ちるようなメロディが印象的。冒頭から曲に引き込まれます。これに紅杯ひぐれさんの歌が入ることによって静かに燃える覚悟の炎のような1曲になっています。透明感のある綺麗な歌声をされているから耳によく馴染んで、自然と胸のあたりを熱くしてくれます。
⑥Masquerade / 夕葉倫
今夜だけは無礼講
夕葉倫さんの14 single曲(14って凄い…)です。夕葉倫さんの歌声って繊細で柔らかいイメージがあったんですけど、この曲では上品さがありつつもどこか怪しい無機質さも帯びていてまさに仮面の舞踏会を表現されてるなと思いました。メロディや歌詞の言葉並べが気持ちが良く、頭に残る中毒性の高い1曲です。
⑦スペクトラム / 柚羽まくら(Reverse Real、MARS)
「—— 枕元に誓って」
先日1周年を迎えられたスペースアイドルユニット MARS のクール担当(?)柚羽まくらさんのオリジナル曲。音止め3で公開され、自分のTwitterのTLでもかなり話題になっていた曲の1つです。冒頭のゆりかごのような部屋から転々と景色が変わっていき、少しずつ壮大になっていく様はまるで千変万化の夢世界を巡っているかのようです。
頻繁にYouTubeで歌枠をされているので是非聞いてみて下さい。
⑧記憶の水槽(歌ってみた) / ころぼしまう(ユメノグラフィア)
ユメノグラフィアのエルフ、ころぼしまうさんがお誕生日に投稿されたカバーです。自分はこの曲自体が初見で、まうさんをきっかけに原曲も好きになりました。水槽の中を揺蕩いながらゆっくり沈んでいくような情景にまうさんの透明感のある歌声が超ぴったりで良き…。
⑨8月のモラトリアム / 幽夏レイ
制服は苦しくて でも脱ぐのも怖くて
Realityで配信をされている幽夏レイさんのオリジナル曲です。歌詞をかしこまりさん、作曲とMIXをバーチャルねこさん、曲名をご自身が担当されています。大人と子供の中間にいる青年の心の内が夏の微睡みに溶けて混ざるような倦怠な世界観に、聴いているこちらの意識も溶けだしていくような感覚に陥ります。
幽夏レイさん、配信での雰囲気とだいぶ違うので曲と配信どちらから入ってもギャップを楽しめると思います。某諸ツキさんと似た狂気を感じさせる歌が上手くて面白い方。離想郷のカバーもとても良きなのでおすすめです。
⑩ONNA / ViANKiE
此処にあるものがすべて
私は私以外を生きられないの そうでしょう?
ViANKiEさんの色気たっぷりのジャジーなオリジナル曲。活動1周年に向けたオリジナルCD制作のためのクラウドファンディングで制作されました。「ViANKiEさんにこういう曲を歌わせたら最強だよね」のぼんやりとしたイメージをそのまま曲にしたような感じです。それくらいにピッタリだし、良い…。憂うつな夜に聴くと、少しは胸を張って生きてみようと思わせてくれる力があります。
⑪魔女(真) Short Ver. from “不可解弐Q2” / V.W.P(Virtual Witch Phenomenon)
これは魔法だ
花譜2nd ONE-MAN LIVE 不可解弐Q2 で披露されたもののShort バージョンです。気取った比喩ではなく本気で「これは魔法だ」、と思いました。静粛な舞台でそれぞれの色を放つ5つの歌声がサビの斉唱でも完全には混ざらず濃密な個の共鳴となって凄まじいエネルギーを感じさせます。と、頑張って表現しようとするとファンタジー小説の一節みたいな文章になっちゃうんですけど、聴いて頂ければこの気持ち分かってもらえるはず…!
⑫月とアノマロカリス / 水月りうむ(Lily planet)
君に会える 会えない 会える
海の中で少し泣いた
Lily planet所属「水月りうむ」さんのオリジナル曲。作詞作曲はトカゲさんです。海と晴れ空の明るい青がとても綺麗で曲の雰囲気にバッチリ。それでいて水月りうむの透明感のある歌声でノスタルジーさがさらに増しています。曲は恐らく月と海がテーマなんですけど、映像の影響もあってか日だまりのような優しさもある曲のように感じられました。
因みにですが、曲名の月はそのままとして、アノマロカリスはいったいどこから…?海の象徴?何か意味や元ネタがあるのかしら、気になる。
⑬グラビティ/茶柱ノキ
解けた魔法の様変わりは
僕の心を少し飛ばすんだ
Vsinger茶柱ノキさんの初オリジナル曲。こちらも先ほどの曲と同じくトカゲさんの作詞作曲です。イラストの美しい夕空のように切ないけどほんのり温かい。エモですよエモ。そして何より茶柱ノキ、声が良い。曲が持つ切なさと温かさに加えて、ノキさんの歌声が持つ空気が澄み切ったような爽やかさがいいアクセントになってるなあと思います。サビ部分とか夏の優しい追い風に吹かれたような錯覚すら覚えます。2年目の活動も楽しみなsingerさんです。Fall guys、いつか勝てると良いですね。
⑭ないしょのはなし / 隣町本舗、神ぴゃっそ、咲乃木ロク
神とAI 君と僕ならば
過去も未来も変えられちゃうかな
「蟹亀 EP2 one's living」よりご紹介。見ているだけで表情が朗らかになるような蟹亀の日常を可愛らしく描いたMVです。教育テレビかとおもた。バーチャルは関係性のコンテンツ、と言う人もいますがクリエーター集団のそれは他とはまた違った良さがありますよね。てえてえとは違う何か。こういうの、何か良いなぁ。健康面が若干心配な人達がチラホラいますが…。優しい気持ち半分羨ましい気持ち半分。要するに蟹亀は強い。
⑮3月9日(歌ってみた) / まりなす
3月といえば卒業シーズン、ということで卒業曲を幾つかご紹介。1つ目は高校を卒業し(仮)が取れたまりなすによる3月9日のカバーです。卒業ライブ良かったよね。WONDERLANDは校歌。メジャーデビューめでたい。そんなまりなすですが、こうやって落ち着いた曲でじっくり4人の歌声を聴ける動画ってあまりなかった気がします。改めて聞くと、歌1つとってもやはり個々のポテンシャルが半端ないと再確認できます。これからの活躍も楽しみにならざるを得ない!
⑯ユメノワ / 都まんじゅう
明日を描き歩いてくよ
インターネットで大盛り上がりしたProject:;COLDの都まんじゅうによる初オリジナル曲。自分は謎解きには参加せず、TwitterとYouTubeをぼんやり追う程度だったのですが、それでもこのMVを見てほんのり目頭が熱くなりました。みんな揃って無事卒業できたんだなって。流れている卒業文集を読むと心に来るものがあります。創作物と分かっててもここまで入れ込めたのは、SNSの近さ故でしょうか。歌詞に注目すると、彼女たちのこれまでの物語が散りばめられていて、それを見つけるのも楽しいですね。
⑰僕らの死はコンテンツ / 雪永さくら
知らないあいつが偉そうに言う
「推しは推せるときに推せ」と
雪永さくらさんのオリジナル曲。まだ聞いてない人がいたらここで聴いてほしい。あなたはどんな感想を持つでしょうか。僕はVを応援するようになってから楽しい反面、人をコンテンツとして消費することで積もっていく後ろめたさのど真ん中を突かれて心が砕けました。優しいメロディに乗って襲い来る強烈な言葉の数々が重く圧し掛かる。他人への怒りだったり自虐だったり、こんな風に誰かを傷つけてないかという恐れだったり色々な感情が渦巻きます。
⑱畜笑(cover) / 惺
Realityで配信をされているVartistの「惺(さとる)」さんによる畜笑のカバーです。リアルでもネットでも見かける人でなしたちへの怒りだったり憂いだったり嘲笑だったりの暗い気持ちを吐き出すような歌い方がめっちゃ上手い。特にサビ終わりの「笑えないんだよ」の声の切り方が絞り出したような感じで超いい。
サムネはバイオレンスですが、ご本人ははとても明るい人でした。
⑲Bagh Nakh / 虎落ブエ
Beast beneath my skin It's breaking out
(俺の内に潜む獣が 檻を破らんとしている)
虎落ブエさんの激かっこいいメタル曲。Bagh Nakhというのは鉤爪のような形をしたインドの武器のこと。野性味が迸る激しい部分と人としての内面を問うややペースを落とした部分があり、内なる人と獣がせめぎ合っているよう。今にも獣が皮膚を突き破って暴れだしそうな緊迫感に肌がひりつきますし、自分の内でも何かが沸き立つ感覚になります。
⑳シンビジウム / 富士葵
「ボクらしく咲き誇れ」
富士葵 2nd Album「シンビジウム」より。シンビジウムは凍らなければ枯れないと言われる一方で、花を咲かせるのが難しく特別根気が必要な植物らしいです。そんなシンビジウムの不屈さと繊細さが富士葵さんのこれまでの軌跡とこれからへの覚悟を感じさせる素敵な1曲になっています。映像も終始美しくどこで止めても綺麗。というか富士葵さん、大人っぽくなられたねぇ…。衣装やメイクの関係もありますが、普段とは違う影のある美しさをまとわれててとても新鮮でした。
あとがきとか色々
ということで、15+5曲挙げさせて頂きました。冒頭に書いたように、
今回挙げさせて頂いた動画+αの刺さった曲をまとめた再生リストはこちら←
針鼠雲が3月に見つけた全歌動画の再生リストはこちら←
にまとめてあるので見てやってください。3月はオリジナル曲の投稿が多くて選曲もオリ曲が多くなってしまいました。なので紹介できなかった素敵な歌ってみたも沢山あるので、是非再生リストでチェックして頂けると幸いです。
さて、3月は別れの季節、Vの世界でもたくさんのサヨナラを目にしました。終わらないで欲しかった3月の寂しい気持ちのままエイプリルフールの賑やかなネタの濁流に呑まれて、悲しさと楽しさで感情がぐちゃぐちゃになるのが3月と4月を跨ぐ時の恒例になりつつありますね。
ここからはちょっとした小言なのですが
何となく知っているVが多い分、卒業や引退の知らせが来た時に自分が口を出していい領分はどこまでだろうかと自分はよく考えます。悲しい知らせが出た時だけ現れる知ったかぶりの評論家やただ悲しみ憂いたいだけの人にはなりたくないけど、多かれ少なかれ好意があるのなら相手に喜んでもらえるような感謝やお別れは伝えたい。そういう悩みの中で自分なりの線引きや塩梅を見付けれたらなぁと思います。
さて、今回は以上になります。何かと体調を崩しやすい季節です。お互いに気を付けて今月も頑張りましょう。
それではノシ