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ゆびきりげんまん

最近の私たち夫婦のブームは、YouTubeで旅動画を見ることです。
ウェイ系の方達がやってる顔出し有りのテンション高めの旅動画ではなく、顔出ししてなくて、たんたんといろんな観光地に行っては土地土地の美味しい物をひたすら食べてるような動画です。



「孤独な女一人旅」とかそういう感じのやつです。
ただただ美しい景色と美味しそうなお料理を美味しそうに食べる女性を見るだけなんですが、なんでか癒されるんですよね。
ナレーションもなくテロップだけなのに延々と見てしまうんですよ。



その街の喧騒とか風景とか料理に集中してフォーカスしてるもんですからYouTuberに意識がいかないんですよね。
そこがいい。



妻とそんな動画を見ながら「ここいいね!」「行ってみたいね!」とか言いながら見る時間が心地よいです。



567の影響ではなく、妻は妊娠中ということもあり、どこか二人で旅行に行くことは今年に入ってからしてないように思います。
妊娠前は二人で少ない機会を見逃さずいろんなところに行ってました。



時間もお金も持ち合わせていないので、近場の名古屋や関西圏が多かったです。
四国から嫁いできた妻は、あまり本州へ旅行に来るということがなかったようでした。まあ四国は四国で行くべきところはたくさんありますから、四国で完結していたんでしょうね。
ましてや中部圏や関東などほぼ行ったことがないということでした。
どこに連れていっても新鮮なリアクションをしてくれるので面白いです。



私が住む岐阜県は、名古屋が近いということもあり、昔から喫茶店の数がすごいです。
古くは製糸業で栄えた街ですから、商談の場として喫茶店がよく使われ、現在にいたるまで広く愛されていると聞いたことがあります。



田舎にも関わらず、私の家から歩いていける距離に十軒弱の喫茶店があります。コンビニより喫茶店の方が多い有様です。
なのであいた時間によく喫茶店に連れていってたんですが、モーニングの文化に度肝を抜かれていました。
「あの…これお店やっていけるんですか…?」とお店の心配をしていた妻も、今となってはモーニング文化にも慣れ、旅先の喫茶店に行き、モーニングがついてこないと、「あれ…?」と言うようにまで成長いたしました。



そんなこんなで近場の喫茶店には昔からよく行っていましたが、今年に入ってからは「旅」とよべるようなことはしておりません。
子供が無事に産まれ、無事に大きくなった時のため、三人で行く場所をYouTubeを見ながら品定めしている状況です。



まだ見ぬお腹の中の子に、「おっきくなったらパパが連れてってくれるって〜」と意地悪く笑う妻は、自分の行きたいところが動画で出る度に、私にゆびきりげんまんを仕掛けてきます。
ものすごく細かく何回もゆびきりげんまんしてくるもんですから妻自身も全部は覚えてないと思います。



「これでゆびきりげんまんした箇所は何箇所になったんだろう…」
「嘘ついたら針千本飲ます」のはずですから、私はいったい何本の針を飲むことになるのでしょうか。
出来る限り針を飲む回数が少なくなるように、子供が大きくなったら日本全国いろんなところに連れてってあげたいと願う夫婦でした。

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