《絵本レビュー》オニのサラリーマンじごくの盆休み
こんばんわ!
また月曜日がはじまりましたね。
1番月曜日が嫌いかもしれません。
自由な月曜日だったら、どんなにやる気がでることかっ。
そんな時代よ!早く来い!
さっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【オニのサラリーマンじごくの盆休み】
文は、富安陽子さん。
絵は、大島妙子さん。
初版は2019年6月です。
《ストーリーについて》
サラリーマンの、オニのお父さん。
お盆は、地獄に出勤します!
家族が居ない間に、大掃除。
地獄の釜も、針山も心を込めて磨きます。
明日はお休みなので、オニのお父さんは頑張るのです。
地獄のドタバタ劇は、爆笑必見の一冊です。
《10コの好きなところ》
①まず、確かに地獄のお盆って忙しいなって変に納得させられるところ。
②オニのお父さんが、家族のことを〝もうじゃ〟と言っているところ(笑)
③ 精霊馬に、カボチャの馬車が出てくるボケがたまらなく面白い。(シンデレラやないかって、思わずツッコミたくなる。)
④文も関西弁で、テンポよく書かれているので感情移入して読みやすい。
⑤話の内容は、とても面白いんだけれど、絵だけみると結構怖くて(ドクロもオニも多め)中和されている。
⑥チリトリ→関取→あやとりと、話の三段落ちのプレーが炸裂しているページが面白い。
⑦オニのお父さんが何才かは書いてなかったけれど、お茶目な無邪気で誠実な一面が垣間見える。もはや、善良なオニではないか!?
⑧血の池地獄のページなんて、おどろおどろしいはずなのに、どこかプールのような感じで読み進めてたけれどいきなり女神の登場でビックリ。
⑨金の金棒も銀の金棒も選ばないところが、オニのお父さんのいいところ。
⑩最後は、ピカピカになった地獄と明日は年に一度の盆休みというところで、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.4)は、
『かぼちゃのばしゃにはゆうれいのってるの?』
『ヘビのおんなのひとのアナウンサーさんおもしろいね。』
『ちのいけじごくにパンツおちてるだって、クフフ』
ってとにかく笑って、言ってました。
わたしはですね、いやわたしもですね、読み聞かせしながら笑ってましたね。
関西弁はずるいですよね。(笑)
《おしまいの言葉》
いやぁ、オニも大変ですよね。
確かに、地獄のお盆は忙しそうです。
そんなこと考えてもなかったです(笑)
やっぱり絵本は、こういうところが面白いです。
しかも絶対に紙でしか感じとることのできない良さがあるんですよね♡
まぁ、この世もあの世も大変。
オニも、人間も大変ってことで。
☆彡
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