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《絵本レビュー》きみの町に星をみているねこはいないかい?

こんにちは(^^)

先日、格安の天体望遠鏡を買ったら説明書に組立説明の記載が無くて大汗をかいたコボシです。(えぇ、滝のように)

夏休み中、娘たちと一緒に夜空を眺めたかっただけなのに….壮大なワクワクを共有したかっただけなのに….やっぱ安物はダメか….ううぅーー。

というわけでですね、そんな今日リベンジするかのようにご紹介する絵本は【きみの町に星をみているねこはいないかい?】です。

作は、えびなみつるさん。
初版は、2003年です。


《ストーリーについて》

少年と博士が、夜に天文台で星の観察をしていたら、突然大きな音がした!

えー隕石なのかな?
それとも宇宙船なのかなっ?
急いで、走って見てみるとそこでみた光景はっ!?

博士と少年が過ごした一晩の、想像の上の上をいく大スペクタクルな物語です。


《10コの好きなところ》

【表紙・裏表紙】猫が星を見上げている絵が物語全てを表現している。

【見返し】夜空ブルー宇宙ブルーという名前をつけてもいいかと思うくらい、綺麗な青い見返しが素敵。思わず手で撫でました(笑)

【題字の文字】縦型の太い明朝体でレイアウトされていて、〝ねこ〟の文字だけデジタルっぽい書体になっているところにこだわりを感じます。(デジタルが宇宙人っぽいから)

【絵】リアルに描かれている星の数々にうっとりするし、その中での博士と少年の表情豊かな変化にもワクワクします。なんだろ、みんなが寝静まった感があるような背景がたくさん登場します。

【文】博士の安定した考察と知識に、少年が従順で一生懸命なところに引き込まれます。

【構成】まず、誰もが想像できる様な宇宙船の墜落から、誰もが想像できない様な宇宙人が猫だったという衝撃。からの博士から生き延び方の伝授を教わるネコと言う流れが面白い。

【キャラクター】博士も、少年も博士らしいし、少年らしい。ねこが、カップラーメンを食べれる設定がかわいいし、親近感がわく。

【舞台設定】天文台から見える夜空と、宇宙船が落ちた場所が森の中の泉というところが完璧でありますっ。

【しかけ】1ページ目から、〝ドーン〟と何かが落ちる様なところが描かれているところ。〝ドーン〟の文字が超巨大文字になっているのもワクワクさせてくれる。

【ハッピーエンド】町中に宇宙人であろうねこたちが紛れて装って暮らしてハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(9才・7才)は、

『え?ねこちゃんがうちゅうじん?』

『わたしたちも さがしにいこうよー おーねーがーいー』

『あぁあー うちゅうじんになりたいなぁ』

って、言ってました。(笑)

私の感想としては、いやぁー壮大な物語だなぁと思いながら読み聞かせしました。ねこちゃんたちが宇宙服着ているところは個人的に可愛いなって♡


《おしまいの言葉》

まぁ、宇宙人がいるとすれば何者にでも変身できそうですよね。

だって4次元なんですからっ、人間の私には考えられませんが(笑)もし、形が変われるならと考えてみましたが、迷っちゃいます。

この絵本の様に、ねこが宇宙人だったらわたしゃあ頭混乱しますよ(笑)

この絵本…意外な展開に引き込まれるか、クスッと笑ってしまうかはあなた次第っ。

では、またっ☆彡。


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