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《絵本レビュー》ゆめぎんこう

こんにちは(^^)

先日、ゴスペラーズのライブに行きそびれて肩を落としているコボシです。

追い討ちをかけるように夏休みも始まりましたし….(気合いの気がない場合はどうすれば良いのでしょう?)

こんな日は、良い夢でもみて紛らわしたいので、今回はリラックマの原作者でもあるコンドウアキさんが手がけた【ゆめぎんこう】という絵本をご紹介いたします。

作は、コンドウアキさん。
初版は、2020年10月です。


《ストーリーについて》

『いらっしゃいませ、ゆめぎんこうです。おきゃくさまは、どんな夢をご希望ですか?』

ゆめぎんこうのペンギンらしき店主ぺんぺんと、夢を食べるバクのもぐもぐがお客さんの夢を買って、夢のアメにして売ります。

今宵は、どんなお客さまかなぁ?
不思議なお店にいるぺんぺんともぐもぐのほっこり気持ちがあたたかくなる夢物語です。


《10コの好きなところ》

【表紙・裏表紙】それぞれ正面・後ろ向きから描かれた店主のぺんぺんともぐもぐが可愛い。(まんまるなフォルム♡)

【見返し】夢のアメであろう、アメが入ったビンと花の絵がカラフルで楽しい気持ちにさせてくれる。

【題字の文字】主人公にあわせた丸い書体がキュート♡字間もたっぷりあって癒される。

【絵】1ページ丸ごと描いてある絵や挿絵みたいに散りばめられている絵が物語のコントラストになって、気持ちが入りやすい。やさしい、水彩画タッチも物語を助長している。

【文】物語が深いので考えながら読むことをオススメします。(大人であれば大丈夫)時間軸をなぞるように書かれてあるところ。

【構成】ゆめぎんこうとは何なのかという説明と、実際に夢を取りに行く行動とを大きく2つに分けている。

【キャラクター】どうやら、ゆめぎんこうはおじいちゃんの代から有って、ぺんぺんはこの仕事が好きそうではないところが味噌。バクのもぐもぐも先代から活躍していたのではないかと考えさせてくれる。

【舞台設定】架空の〝ゆめぎんこう〟と、現実的な〝人間のお家〟とのコントラスト。

【しかけ】非現実的な気持ちから現実的な気持ちにさせてくれるところ。ゆめぎんこうがひょっとしたらあるかもって思わせてくれますよ。

【ハッピーエンド】そんなに仕事が好きではなかったぺんぺんが段々とこの仕事がすきになってハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(9才・7才)は、

『わたしも、アメたべたぁーい♡』

『バクちゃんってね、ゆめたべるどうぶつだよ?』

『このおじいちゃん、おばあちゃんのゆめみてたの?』

って、言ってました。

私の感想としては、お店の主人であるぺんぺんが毎日毎日お仕事がんばってるんだなぁって、そういう視点で見てました。(うんうん)


《おしまいの言葉》

大人になると、ぶっ飛んだ夢をなかなか見なくなったなぁとか思いました。

若かりし頃は、空を飛んだり、地球防衛団の如くハイエナの群れと戦ってたり… (笑)こう現実とかけ離れた夢をみていたのに。

ぺんぺんちゃんのお店にいって、すんばらしい楽しい夢がみれるアメを買いに行かなきゃ♪

では、またっ☆彡。


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