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オーバーハウゼン 水族館とクリスマスマーケット
水族館が好きだ。
思い出に残っている水族館がたくさんある。
デュッセルドルフにも水族館がある。
日本の水族館のレベルを期待して出かけると、正直なところ、ほんの少し物足りない。
それでもやはり、水族館が好きだ。
さて、ドイツ国内に8か所あるSEA LIFEという系列の水族館は、とても人気がある。
デュッセルドルフからは、オーバーハウゼン Oberhausen という街が一番近いので、何度か出かけた事がある。
前回は知人から招待券を頂き、ちょうどクリスマス時期に訪れていたので、その時の思い出を。
この水族館は、CentrOというショッピングモールの一帯にあり、他にもLego Landや観覧車、イベントホールのKönigs-Pilsner-Arenaや映画館まで、子供から大人まで楽しめる施設が集中している。
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このCentrOは、ドイツで初めてオープンしたショッピングモールだそうで、オープン当時の1996年からしばらくの間は、観光バスで遠くの街からも買い物客が押し寄せたという。
このような大型商業施設のオープンには、多くの反対があったそうだ。
地元の小さな商店街はもちろん、Bochum, Essen, Duisburgなどの近隣都市にも莫大な影響を与えることになるからだ。
私が初めてCentrOを訪れたのは、オープンからしばらく経った2000年頃だったと思うが、オープン当時と比較して、売り場敷地はどんどん拡大しているそうだ。
モール内は、クリスマスのデコレーションで華やか。
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駅の近くには、ソリを楽しめる期間限定のアトラクションも。
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さて、ようやく水族館へ。
入り口では、サンタさんがお迎えしてくれる。
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自分が泳げない事が原因なのか、泳いでいるお魚を見ているのが好きだ。
あんな風にゆらゆらと、時にはスイスイと、気持ちよく泳げたらいいなぁと憧れてしまう。
少し暗い照明の水族館の雰囲気自体も、好きなのかもしれない。
お魚達を見るのも楽しいけれど、水槽の中で、ヒラヒラ、ゆらゆらと泳ぐクラゲもとても好きだ。
チンアナゴやニシキアナゴのひょうきんな動きが面白くて、つい見入ってしまう。
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トンネル型の水槽は、水の中を歩いている気分になれるのでとても好き。
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水族館建物の上に、大きく飾られているエイも。
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2008年頃から、ワールドカップやその他のサッカー試合で、勝敗を予測したタコのパウルをご存じのかたはいらっしゃるだろうか。
あのタコは、このオーバーハウゼンのSEA LIFEにいたタコだ。
パウルの記事と、大きなモニュメントが飾られていた。
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子供の頃も今も、水族館にいて飽きる事はない。
時には大好きな人と訪れ、時には友達同士で出かけ、それぞれの場所にそれぞれの思い出がある。
水族館はどの季節に行っても楽しいけれど、気温の低い冬の間は特に、暖かい場所で楽しめるので出かけることが多い。
今回もまた一つ、素敵な思い出が増えた。
CentrOの敷地内では、クリスマスマーケットが開催されていた。
特大サイズのパイプ人形は、時々モクモクと煙を吐き出し、注目の的だった。
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クリスマスマーケットで必ず食べてしまうSpießbraten(焼いた豚を少し厚めに切り、甘く炒めた玉ねぎとともにパンにはさんだもの)も、しっかり頂いた。
そして、大好きな焼き栗も。
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クリスマスマーケットで見かけた、ルール地方ならではの、炭鉱夫の格好をしたパイプ人形。
暗闇を照らす蝋燭と、斧、そして掘り出した炭鉱石を担いでいる。
このCentrOの敷地も、元々はThyssenKruppという鉄鋼メーカーが所有していたという。
また、挨拶代わりに使う Glück auf! という文字を使ったデコレーションも見かけた。
こちらも炭鉱夫が使っていた挨拶から来たもので、炭鉱のあった街に出かけると良く見かける言葉だ。
Glückは幸運を表す言葉。
鉱脈を見つけられますようにという願い。
そして、毎日が死と隣り合わせと言っても過言ではない炭鉱夫の仕事。
その作業場は、地下数百メートル。
無事に戻って来てという願いを込めて、この言葉が使われているそうだ。
また、ルール地方にあるサッカーチーム、シャルケ04の掛け声も、この言葉。
グリュック!という言葉に続き、ファンはアウフ!と叫ぶ。
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今年も残りわずか。
平穏に年を越えられますように・・・
Glück auf!
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