桜月

日々の中、言葉を吸収して考え過ぎて、気まぐれに吐き出します。狂気多め(あくまで個人意見…

桜月

日々の中、言葉を吸収して考え過ぎて、気まぐれに吐き出します。狂気多め(あくまで個人意見)、それでも前を向くために。

最近の記事

東洋と西洋

「お父さん、癌だって」 突然の母からの電話。 開口一番、その言葉を告げた母の表情はわからなかった。 ただ、襲い来る荒波に呑まれぬよう、必死に押し殺していることは感じ取れた。 看護師になって、早数年が過ぎた初夏の日。 半袖のTシャツに身を包んで、ソファの上でゴロゴロと過ごす何気ない休日の昼下がり。 たまに起き上がっては、やっと出した扇風機に向かって、声音を変えながらお決まりの遊びを繰り返していた。 あの電話から、半日が経過していた。 詳細については、父が仕事から帰宅後、電話で

    • ジェットコースター

      映画やドラマ、ドキュメンタリーを見ると、感情移入する。 本を読むことによって、自分で世界を創造し、登場人物達の気持ちを落とし込む。そうやって、自分では体験できないような思考を養い、現実世界でも相手の感情を把握するよう心がけたり、自分の感情に名前を付けようとしたり。 結果。 長所は思慮深すぎること。 短所は、感情に呑まれて悲観的に陥ってしまうこと。 もう何度か書いているが、学生の頃は色々あって、地獄に落ちたような感情に呑まれる事が多かった。 思春期は仕方ないと、心の中で言い

      • 探り合い

        相手の心中を、完璧に正確に、読むことなど容易ではない。 どんな形に見えて、何を感じて、どのような角度から考えるかなんて、本人しか、わかり得ないから。 「相手の考えることが、手に取るようにわかる。」 と言う人がいるが、果たしてそれは、その相手の本心の核心をついているのか? 自分が考えるに、そんなのは無理だと思う。 それができたら、この世界に争いは起きないはずなのだ。 だからと言って、何でもかんでも、思ったことを相手に対して殴りつけていいわけではない。 喜怒哀楽を容赦なく言葉

        • 「エアコン、躊躇わずに使っていきましょう。」妙に引っかかって、頭から離れなくなった。今日この頃。 え?電気代、気にするのは自分だけかな? 庶民には、結構キツイ言葉なんだよなぁ。格差感じちゃう。

        東洋と西洋

        • ジェットコースター

        • 探り合い

        • 「エアコン、躊躇わずに使っていきましょう。」妙に引っかかって、頭から離れなくなった。今日この頃。 え?電気代、気にするのは自分だけかな? 庶民には、結構キツイ言葉なんだよなぁ。格差感じちゃう。

          ストレート、カーブ、カット。どんな変化球と対峙しても、完璧な全力スイングで、ホームランを狙う。それが相手への礼儀作法。自分のマインド。

          ストレート、カーブ、カット。どんな変化球と対峙しても、完璧な全力スイングで、ホームランを狙う。それが相手への礼儀作法。自分のマインド。

          好きな者

          自分はどんな状況においても、大勢の中で生きる事が少々苦手であった。 そんな自分を、変えたのはアニメである。 (『ハイキューが教えてくれた。』で、詳しく語ってます。) その後、年齢を重ねるにつれて、漫画を手にするようになった。 元々、絵本が大好きで、学生時代もひたすら図書館にかじりついていた。 特技は、文字を読むことと、空想世界を頭の中に広げること。 アニメと本を通して、自分の中の妄想世界を自由にしていった。 周囲環境にうまく馴染めなくても、本・アニメ・漫画がいつでも隣に居てく

          好きな者

          アンメット

          毎年、毎シーズン、ドラマやバラエティ番組を試聴するほどの気力は、備わっていない。 社会人になってからは、特に番組表などの確認もしなくなった。 好んで視聴するのは、YouTubeぐらい。 さらには、面倒な思考回路をしている自分にとっては、先々を予想できてしまうドラマや、旬の芸能人達が楽しそうに話すバラエティが、時として息苦しい作品に感じてしまうことがある。 いつしか、自分の心に負担がかかりそうな番組視聴は止めてしまった。 矛盾は承知だが、だからと言って、全く視界に入れないわけで

          アンメット

          時代は令和。一部の若者は、エンターテイメントを早送りで獲得するらしい。恐ろしいな。情報過多だから、仕方ないのかな?ちょっと悲しい気もするけど。

          時代は令和。一部の若者は、エンターテイメントを早送りで獲得するらしい。恐ろしいな。情報過多だから、仕方ないのかな?ちょっと悲しい気もするけど。

          完璧主義

          「嫌いなものを好きになることはあるけど、  好きだったものを嫌いになると、  もう無理なんだよね。」 ある時、放たれた言葉。 その時は、そんなものか?なんて不思議に感じた。 だけど、人間矛盾が生じてなんぼ。 最近、ようやく理解できるようになってきた。 どんな些細なことであっても、自分がその感情に陥っているなぁと感じる出来事が、ゴロゴロと顔を出し始めたから。 『信頼』『期待』『憧れ』 これらは、自己欲求にすぎないのだろう。 だから、自己の思いに寄り添ってもらえなければ、 『裏

          完璧主義

          単純というレール

          自分が医療職を志したのは、至極単純な理由でした。 何かを始める時の動機なんて、そんなものですよね? いやいや。 失言ですね。 この世には、もっと土台のしっかりした動機を持って活動されている方々も大勢います。 ただ、その中に自分が当てはまらなかっただけ。 学生時代の自分は、頭が使えない奴でした。 何をやっても中途半端人間。 勉強は並より下。 ゲームをやらしても、負けっぱなし。 1人静かに作業できる何かに熱中することだけは、周囲よりほんのちょっとだけ、勝っていたかなぁ? 月に本

          単純というレール

          地球が滅びる時、人をどう終える。

          小説を読み漁る中で、2年前に出会った。 小説家:凪良ゆうさん。 人生の夏休みを迎えた直後、本屋をふらついていると一際目を引く表紙を見つけた。 (あ。凪良ゆうさんの新作が出てる。) 『滅びの前のシャングリラ』 表紙には、白い花と緑葉で目隠しされた赤子の姿。 そしてシンプルに飾られた銀のスプーン。 これは、読まねばならぬ。 手が伸び、気づくとお会計を済ませていた。 あらすじ(ネタバレ含むかと思いますので、苦手な方はご遠慮ください。) 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。

          地球が滅びる時、人をどう終える。

          希望(嘆き)

          税、保険料、年金。 お金は人を狂わせる。 人生の夏休みで思い知らされた。 その幸せは一時的だったということ。 無職が悪い。 貯金しなかったのが悪い。 と言われればそうだけど、これまで頑張って働いた分が、それらに消え去っていく。 自分は一体、何のために身を削って働いたのだろうか? 少しでも快適に暮らしたくて、支えてくれた人たちへ恩返しがしたくて、必死だった。 日本人がプライベートを捨ててまで働く理由が、理解できたよ。 どうか、若者に希望をください。

          希望(嘆き)

          一人っ子だからなのか。 昔からの癖は、自己防衛。 一人に慣れて、身勝手な世界に溺れることだけが心地よい。 誰かに甘えることも、縋りたい思いも特別放出しなくたって、自分には自分がいると言い聞かせた。

          一人っ子だからなのか。 昔からの癖は、自己防衛。 一人に慣れて、身勝手な世界に溺れることだけが心地よい。 誰かに甘えることも、縋りたい思いも特別放出しなくたって、自分には自分がいると言い聞かせた。

          政治とか経済とかよくわからないけど。 全人類が納得するには、格差社会を体験ではなく、長く積んでいくしかない気がする。

          政治とか経済とかよくわからないけど。 全人類が納得するには、格差社会を体験ではなく、長く積んでいくしかない気がする。

          格差。差別。日本はどうしたい?

          実家の朝は、5時半から始まる。 母がお弁当作りを開始し、しばらくすると父が起きてきて、そんな母の様子を横目に朝食を摂る。 自分が、のそのそと起きる頃、父は仕事へ。 母は朝の情報番組をBGMに、洗濯物を干す。 つい、数ヶ月前までは、起きて出勤が当たり前。 朝からTVをゆっくり見るなんて、休日さえもしていなかった。 人生の休暇を迎えて、ちょっと長めの帰省。 仕事をしていた時のように、リズムは崩すまいと朝7時〜8時の間には布団から抜け出すようにしている。 そして、本日のBGMは

          格差。差別。日本はどうしたい?

          1日の終わりが世界を広げる。

          人生においての避難場所は、お風呂場であった。 田舎の実家には、自分専用の部屋はあったが、鍵はついていない引き戸。 親と喧嘩しても、学校で落ち込むことがあって1人になりたくても、必ず母は「ご飯できたよ」「おやつ食べる?」「チョコパイ買ってきたよ」などなど、少しだけ引き戸を開けては、声をかけてくるのだ。 母に「今、1人になりたいんだけど」は、何回言っても通用しなかった。 多分、自分に食べ物を与えれば半分以上は機嫌が良くなると心得ているから。 中学生の頃。 まぁ、よくあるいじめ

          1日の終わりが世界を広げる。