イマ、光レ

変わらない風 いつもの日が昇り
影は 未来にばかり伸びていく
ふり返れど 早春の陽は眩く
目のくらんだ最後の通学路

変わること 歩むことを
あれ程強く願ったのに
今 頬が濡れるのは
まだ誇れない己と 誇りたい想い出が
両の手を繋いでくれているから

さよなら 何物でもない時よ
笑顔ばかりじゃなかった
ほら、イマだって泣いている
さよなら 何者でもない僕よ
未来ばかりが希望じゃない
ほら、イマだって光ってる

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