三日月の欠片
転がる様に生きる
振り返ることさえままならない
不意に突き刺さる
転がることも上手くできず
いっそのこと
折れて壊れて 塵に還れば
それを誰かが流星と呼んで
君の願いも 聞けるかもしれない
だからどうか
誰か 今は
優しくそっと抱き上げて
窓辺に浮かべてくれますか
欠けたまんまの
僕の心は
いつかまた何かで満ちるかな
無様に欠けた
三日月の心を
君は綺麗と言ってくれるかな
隠れたままの
君の心は
いつかまたどこかで会えるかな
意地悪だけど今の君の
心も三日月であるといい
僕が君の欠片であるといい
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