夜の熱(仮題)

真夜中 街灯の影
缶コーヒーの熱に縋る
星の見えないこんな空に
答え求めてる

なんて事ない毎日を
歩むことさえ精一杯で
ぬるくなったコーヒーみたいな温度で
鈍っていく魂

それでも折れない
死ぬ気で死なない
意地かな、意志かな
この身体突き動かすのは

出来ることと出来ないことが
あまりに綺麗に別れるもんだから
出来ない方に浮気したんだ
無茶だと笑えるのは
僕だけでいい

伝わるかい
冷たい風が全て消しても
足元残った最後の勇気で
また明日って笑ってみせる
聞こえるかい
心臓は諦めちゃくれない
だから痛いよ
生きたいよ

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