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【独占インタビュー】私の3Dモデルを作ってくれた製作者さんにインタビュー!

こんにちは、はれのそらです。

今回の内容は私の3Dモデル(Vroid製)を作っていただいた私さんにインタビューをしました。

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が、文章上でやりとりした結果、ほぼ私さんの超絶愛のある内容となりましたので、インタビューと呼べるのか疑問ではあります。
なので、この記事に限り、サポートなどが発生した場合、支払い手数料差し引いた金額を私様にお渡しします。

ちなみに、依頼につきましてはリンク先に確認してもらえるとわかりますが、私さんが丁寧に画像作って頂きましたので、見て下さい!

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◆こんな方に読んでほしい

・3Dアバター制作を有償で行おうとしている方
・ネットを利用した有償依頼に興味がある方
・VRMアバターが欲しいけど、作るのに時間がない方

◆制作依頼された時の気持ち

私さんの回答

 
”私”は、とにかく自分以外の誰かの3Dアバターを試しに作りたい……どちらかというと”再現したい”という衝動に駆られておりました。私自身のオリジナリティよりも、如何に先方のリクエストに応えられるかを重視した製作を求めておりました。
 出来栄えに満足して頂けるか、作業にどれだけ時間がかかるか、如何ほどの価値が付くのか、それを知ることで、今後の運営方針を推し量りたかったんです。あるいは不安を拭いたかったのかも知れません。
 当初は、こちらからモニターテストにお付き合い頂きたいと相談を持ちかけた手前で、お代金を頂戴するのは畏れ多かったのですが、作業時間と技術料を鑑みて有償依頼への切り替えを提案して頂きました。
 この時の気持ちを言葉に表すなら、「私、お金を貰ってもいいのかな……?」と、半信半疑な心境でした。けれど、仕事相手として信頼に足りうると判断して頂いた上で、今後を見据えた投資を受けたものと考えております。
 お金は”信頼の可視化”。つまり、”実績”を築くこと。お代金以上に価値のある報酬を頂き、いまは感謝の気持ちでいっぱいです。

はれのの回答

はい、今回私さんからの提案から、モニターテストとして依頼を受けました。まさか、フルスクラッチの依頼してから二時間後に依頼が来るとは予想だにしなかったです。
で、無償から有償に切り替わった経緯についてなんですが。
私さんがアバター制作代行業で頑張っていく事やいくつかの試作モデルの出来栄えやスピードを見た結果、無償ではなく有償の方が色々と都合いいはずだと思ったので、こちらで有償依頼に切り替えました。
なにより、VRMアバター(権利関係もクリアで、いろんなVRサービスが利用できるすごい便利な規格のアバター)が所有できる点が決め手でした。

感謝されるのは意外……ですが、やっぱり嬉しいですね。唾つけておくとかも考えてるんですけど(おい)

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◆苦労した点

私さんの回答

 私は、本当に絵描き以外の知識に乏しく、それですら独学で年の功みたいなものですから、それに技術料を捻出して頂けたのですから、年も重ねてみるものですね。
 ですが、3Dモデリングとなれば、ズブの素人だったので、参考文献を鵜呑みにしながら作業に当たりました。説明書を読解する能力も、ある種の技術、知識と経験の賜物なのかも知れませんね。
 苦労した点となれば、専門知識ゼロなので、よくわからない横文字をここ最近でハチャメチャ覚えざるを得なくなったことですかね。メッシュ、ボーン、テクスチャはなんとなく分かりましたが、その全容は未だ理解が及んでおりません。とりあえず、世の中便利なものに溢れているので、なんとかなるものです……。
 新しいことを始めるってのは、どんなことでも大変なものです。その分、やり甲斐はあります。……自業自得になりますが、よわよわPCでの3Dモデリング作業は読み込み時間が尋常じゃなく正気の沙汰じゃありません。つよつよPCが欲しい……。(下記画像は別バージョンのモデルです。こちらも作っていただけました)

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はれのの回答

すごい大変だ。有償依頼に切り替えても、納期の設定はしなかったのでのんびりで大丈夫ですとお伝えしました。でも、二週間足らずで数回の試作モデルやテストも終わってしまうのはびっくりしました。(数枚の立ち絵を渡して、数時間で試作モデルを見せられた時はえ、嘘だろ?って思いました)

ちなみに、私の方からは①進捗過程をTwitterで逐一上げて(私が全部反応するから)②制作後、インタビューしたいの二点を有償依頼時、新たにリクエストしました。そうした理由についてはいくつかありまして、私さんのブランディング目的と、私さん自身のTwitterに興味のある方を注目させる目的がありました。(理由などは事前に私さんにお話しした上でやっています)

私さんにも伝えましたが、私さんのサービスを求める層としては、

・フルスクラッチ3Dを作っていない
・Live2D以外の動くアバターがない(VtuberさんやVクリエイターさん)
・VRMアバターの汎用性に期待してる方


と考えていました。Twitterによる情報発信はそうした層に有効だろう(少なくとも私のフォロワーさんには数名はいる)という考えから、進捗過程のツイートをお願いしました。これは余談になりますが、NDA(秘密保持契約)を結んでいないアマチュアの方なら、相手に許可取り次第ガンガンTwitterなりyoutubeなりに進捗を上げていった方がいいです。使うべき所は全力で使っていきましょう。(下の画像は標準タイプ。依頼があって1週間もしないうちに出来上がりました)

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◆発表などの制作以外で何をして、どういった項目に注意されたか(相手との話し合いや動作確認、お店の設定や著作権配慮など)

私さんの回答
 
 残念ながら、VRの界隈は未だに敷居が高い現状です。勿論、調べれば誰でも出来ることに違いはないのですが、なにぶん工程が多い。各PC環境によっては、参考文献を手順通りにやっても、なぜかトラブルに見舞われることもあります。
 よって、ご依頼を希望の方には、ご相談の前段階の時点で、こちらが用意したVRMを用いて、各VRM対応アプリケーションへの導入環境を予め万全にして頂くことを前提条件に、依頼を承るかどうかを判断いたします。お互いの憂いを無くす為にも、どうかご理解とご容赦をお願い致します。
 その分、アバターの出来栄えそのもののご相談に時間を割いて、より満足度の高いものを目指して邁進して参りますので、ご協力をお願いいたします。

 価格設定と販売形式に関しては未だ模索中ですが、既存のスタイルに一石を投じるつもりではあります。既存だったら恥ずかしいですけど……。ひとまず安請け合いして値崩れの発端になるつもりはありません。
 上記の通り、アバター導入はご依頼者様にも相応の負担を強いるわけですから、手を出すには勇気と覚悟がいります。その心境を鑑みた上での現時点の相場は、その勇気と覚悟を揺らがせ兼ねない……と客観視しております。
 重ねて言いますが、安請け合いをするつもりはありません。その上で、お求め易くする販売形式を整えていこうと思います。

 現時点では、”髪型と顔立ちを含んだ素体”と、”服飾品”のオーダーメイドを別途販売することで、それぞれの単価を抑えお求めやすくするつもりです。と言っても、抱き合わせで相場相当になると思いますが……。
 VRoidは3Dモデル作成ソフトとしてすごく便利で使いやすいので、衣装テクスチャが潤沢で、”着せかえをする楽しさ”が強みだと認識しております。個々で追加衣装を対応させる手間がないって、ヤバいですよ。
 で、あればオーダーメイドで個性豊かな高価な衣装はなくても、既製品の衣装テクスチャを別途購入した方がお財布に優しい。私も、そういう既製品のラインナップを別途販売する予定です。
 ひとまず、「服を買いに行くための服がない」ならぬ、「服を着るための”体”がない」。でも、「これは”自分”だ」って胸を張って言える個性も欲しい。
 ……という方に向けた、髪型と顔立ちのみプリセットではない”オーダーメイドの初期アバター”をご用意することが、VRoidの隆盛と販路拡大のきっかけになると信じて。

 それだけだと、あえて”私”に依頼するメリットがないので、多少のセールストークをするならば……
 ”私”はどちらかというリアル嗜好というか、過度な装飾や幻想的な意匠は、画力と手間暇の観点から自ら進んでデザインしないので、没個性というよりかは”無個性”あるいは”機能美”を尊んでおります。
 それこそ街中のショーウィンドウやファッション誌、通販サイトで見掛けるような、日常使いできそうな現実的なものをお望みの場合は、ご期待に添えるよう努めて参ります。

 さて、ここから難しい話。著作権に関しては、私の方から改まって言うことなど、高が知れていると思いますが、要点をまとめると、

・規約をよく読んでください。私は権利関係にルーズではありません。
・報告・連絡・相談を密にし、未然にトラブルを防ぎましょう。
・そちらの収益に一切関与いたしません。与り知らないトラブルは一切責任を負いません。
・違反行為によってこちらが不利益を被った場合、然るべき法的措置を取ることをご留意ください。

 ……と、脅かすようで気の毒ですが、曖昧にしては却って不誠実なので、厳正なる処断にご理解ください。

はれのの回答

髪型関係は素人なのでちょっとわからないですが、VRCへのアバターアップロードの件では相談にのってもらいすごくありがたかったです。(デバッグや動作テストを私さんの友人様がやっておられた事も知り、感謝に堪えません)
販売については私さんと話した限りでは、

・量を捌いていくスタイルではなく、オーダーメイドを中心に
・季節やイベント毎に服を作ってもらえる(有償)

という形式でした。イメージは個人経営のブティック(死語)。後、Vroidではどうなのかはわかりませんが、私さんは下着について並々ならぬ強みを持ってらっしゃるので、その辺の活躍も楽しみにしてます。
著作権については、別途相談ですね。(基本的に私は公序良俗に反する使い方はしないです)
私自身、私さんと確認取りながらやってます。トラブルが起きないよう報告はしてます。本格的な商用利用を始める際は、別途契約書を作成する予定です。許可を取っていく事は大切!(下はVRCにアップロードした時の画像)

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◆感想(今後やるか否か)

私さんの回答
 
 今回のモニターテスト兼はじめての依頼をこなして、得たものもありましたが、見えてきたものもあります。
 なんと言っても、私は、あまりに未熟者でした。何もかもが中途半端と痛感しました。お金を頂くんだから、もっとちゃんとなさい!私!と叱り飛ばしたくなる出来事でした。
 この仕事は、サービス業になります。調べれば誰でも出来ること。だけど、肉体と時間が足りないから、お金で他者に任せる。そういうシンプルな商売です。
 けれど、今回の依頼を振り返ってみれば、私自身じゃどうしようも出来ないことは、誰かに頼ることでしか解決できなかったんです。
 そして、今回は頼れる誰かが居たおかげで、どうにかなりましたが、居なかったらどうしようもなかった。それって、仕事にしちゃいけないのでは……?
 蒸し返すようで申し訳ありませんが、そもそもモニターテストを打診したわけですから、本来はこっちが対価を支払うべき案件で、そこをアバターの無償提供でなんとか手を打って貰うつもりだったので……。
 それが、有償依頼へと切り替わって、なんだか私ばかりが美味しい想いをしているようで居た堪れない気持ちです。今回は特殊だったとして、モニターテストではないとなれば、今後そういうわけには行きますまい。
 今一度、私に出来ること。私自身の作業の範疇で完結し、対価を得られる商品はなにか?を考え直すことで、それがそのままお品書きとなることでしょう。
 自分では力不足で、誰かに協力を仰ぐ必要があれば、それはもう制作協力として、きちんと対価を支払った上でお力添え頂こうかと思います。
 交友関係も財産ですが、甘えてばかりはいられません。有償依頼に切り替えてくださったのも、こういう意図があってのことなのでしょう。本当に、頂いてばかりのお仕事でございました。
 改めて、今回はインタビューという場まで設けてくださり、ありがとうございます。今後も努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 それでは、皆様。ご用命とあらば、『”私”のアトリエ』まで。

はれのの回答

依頼者の立場からすると、納期を守って法律的なトラブルもなく依頼を完遂できるなら、誰に頼ろうと問題ないです。個人的に、私以外の方に対価を支払って依頼をする考えは素敵だなと思いました。今回有償依頼に切り替えて本当によかったです。
といっても、今回自身の現状を顧みずに貯蓄を削ってしまったので、今後は月毎の活動費の上限を設定し、アバターの依頼は今年はもうしません。(衣装については価格次第で頼むかも)
今回の件で、思わぬ形でVRMアバターが手に入り、さっそくいくつかのサービスで活用させてもらっています。今後は動画などにもガンガン活用させていただきます。

私さんのアバター依頼、いきなり私さんに連絡するのはしんどい……という方ははれのまで連絡下さい。できる限り力になります。お気軽に連絡下さい!

それと……実はもう数名の方から、アバター制作について興味があるとお話を受けてますので、今後人気になった場合、すぐに依頼できない場合もありますので、早めに連絡の程お願いします。

追記(リンク先に無料サンプルあり)

あれから、私さんの方から無償サンプルを作りたい話しを頂き、なんと今回特別にVRM対応モデルを作っていただきました。下着姿です。(上記モデルではありません)はい。興味ある方は。zipのパスワードの方は『chin』です。



制作協力して頂いた方

nanasawa様

私さんの依頼先




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