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【小川町】ワイン日本酒ハシゴ旅 WINE WEEK 2024

埼玉県小川町。水がよく、和紙やお酒で有名な町は、有機農業の町としても知られる。
自宅から決して近くないが、私は小川町が好きで、何度も訪れている。

今日も小川町まで電車で2時間。日本酒の酒蔵でお酒買って河原でのんびりできたらいいかな、くらいに思って駅前を歩いていた時、武蔵ワイナリーのイベントにでくわした。
「ワイナリーツアーやってるので、もし良かったら!ちょうどここからバスが出るんで!」
「え!行ってみたいです!バスの時間までに戻ってきます!」
武蔵ワイナリーは以前から気になっていたが、駅から少し距離があるため、これまで行けずにいたのだ。

バスまでの30分、私は、お気に入りの図書館で時間を過ごした。この図書館は和紙の温もり感じられる素敵な図書館だ。

暑かったので木漏れ日の美しい図書館のテラスで涼む

バス停まで早足で向かうと、先ほど話した方が私を見つけて大きく手を振ってくれる。小走りでバス停に向かって、500円支払う。これで小川町の駅前と途中の「花和楽の湯」、ワイナリーを往復するバスに1日乗り放題になるという。

ワイナリーに到着。
武蔵ワイナリーは有機ワインで知られる。もう少し正確にいうと、無農薬で化学肥料も使わない。
ワイナリーには、屋外でワインを楽しめるように机が並べられ、有機やオーガニックにこだわった出店6店舗ほども出ていた。

ワイナリーでワインを飲む(屋外)のは、ずっとしてみたかったことで、なんと予想外に叶ってしまうとは。

早速、ワインコーナーへ。ワインはあまり分からないので、白ワインがいいとだけ伝えると、純粋な白ではないけど、武蔵ワイナリーのこれがおすすめだよ、と小川ヤマ・ソービニオンをグラスに注いでもらう(400円)。

これがとっても美味しくて。華やかな香りが独特で、口に入れる度に感動!
赤ワイン品種のヤマ・ソービニオンぶどうを使って造った白ワインで、純粋な白ではないよ、というのはそういう意味だったらしい。
ワインがなくなる前に二兎三兎の生ハムもオーダー。その場で切り出してくれるスタイルで、40年前からやっている、自称日本初のスペイン式の生ハム屋さんらしい。

赤ワインも。食べかけの生ハムと

それから、生産者さんによる無料の畑のツアーにも参加。
完全無農薬なので、ワイナリーには雑草がたくさん。
「何もしない状態が素晴らしい。人間がいかに必要のないことをしているか」
無農薬栽培ゆえの多くの苦労とともに、化学肥料等を使う農業の「不自然さ」に触れることのできる貴重な話を葡萄畑の中で聞くことができた。

心地よい1時間半はあっという間で、またバスで駅前の武蔵ワイナリーに戻った。

ここでは、小川小公子Extreme を試飲させていただく。糖度29度の葡萄で作ったという赤ワイン。
「このワインは世界に行きますから!」
試飲中、自信を持って勧めてくれたこの言葉に私までワクワクした。

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