【超短小説】年雄のモヤモヤの正体。
なんだか朝からモヤモヤ。
モヤモヤ。
年雄はそのモヤモヤの正体が分からない。
悪い事があった訳ではない。
いたって普通。
何も変わらない。
でも、朝から何か引っかかる。
なんだろう?
なんのモヤモヤ?
ふぅ。
考えたったしょうがない。
こんな時は散歩に限る。
30分、いや、1時間は歩こう。
モヤモヤを抱えて。
しばらくして、雨に降られる。
突然の雨だったもんで、びしょ濡れ。
もう夏じゃないから、寒いもんだ。
夏の終わり。
びしょ濡れ。
・・・あっ。
年雄のモヤモヤが晴れる。
今日誕生日だ。
浜本年雄41歳。
また一年が経った。
楽しかったなあ。
て事は、次の一年も楽しい。
のだ。
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