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児童発達支援をしているやまちゃんの声 〜Essential Voice〜

この記事の建て付け

人のために働くエッセンシャルワーカーの想いを、声をもっと聴きたい!届けたい!との想いから行っているX(Twitter)スペースの文字起こし📖
2回目となる今回は、児童発達支援で働くやまちゃんのお話を伺っていきます!

また、エッセンシャルワーカー向けのいのちを生きる講座についても触れています。



ゲストスピーカー


やまちゃん

12月24日ごろまで聴けます!


や:小林大和、やまちゃんです。5年間公立小学校に勤めたのち、児童発達支援の業界に転職しました。発達の特性を見て生活の困り感を見ていく直接支援と、保護者への間接支援、行政と繋がった支援など。
また、THECOACHで学んだのちライフコーチもしています。教育福祉関係の方々を中心にコーチングを提供させてもらってます。いろんな活動をしています。


ミ:やまちゃんはこどもの可能性をのばしてるひとですね。
教員や子供と関わるなかで、コーチングを学んでどんなことが変わったかな?


や:自己受容、そののち自分を統合していくことが大きかった。
自分のダメなところを良くないと思っていたけど、それを隠して生活していると子供のそういうところに目が行きやすい。
困り感の解消は必要だけど、自分を子供に投影してしまうことがある。
自分を受容して統合できたことで、子供たちも全体性がありすでに満たされている存在であると思えるようになった。

もうひとつは、自分の中から出てくる声を率直に出せるようになった。
子供たちや一緒に働くチームの人に、感じたことを素直に伝えられる。ありがとうとか、すごいねとか。
今までは受け取られ方を気にして、出せないことが多かったけど、コーチング学ぶ中で、率直に出すことで相手にも気づきがあるんだなとわかった。
素直さってすごく対人支援者にとって大事だなと思っている。自分の想いを在るがまま出せるというのは大きな変化だった。



み:やまちゃんの言葉が、すべて自分の心からの声とつながっていると感じた。そういった姿でいると、伝わるよね。


ミ:勇気がいることでもあるけど、自分や周りを信じられると出せるようになるんだなって感じた。


や:論文を見る中で、セラピストや対人支援者が自己一致できていることが大事と書かれていた。自分を空にしてクライアントの声を聴くのも大切だけど、自分のうちに入りながら自分の言葉を発すること、相手を尊重しながら自分の声も大事にして相手に届けることも大事と。


ミ:投影の話にもあったように、対人支援者は相手に矢印が向きやすいことがあるよね、なんとかしなきゃとか。
でも実は自分のほうに何かがあると思えると、自己一致が進んでいろんな人の全体性を見れるというのはあると思った。
この意識の有無でケアの質や方向性も変わるよなと。


や:実際とても難しいけどね。人に期待することもあるし、教員の時葛藤していたのは、学校現場は特に自分も体験しているからこそこうあるべき的な価値観を言葉に出してしまうことも。
一方で子供を尊重しようというのも頭ではわかっている。
でも頭でわかっているだけでは子供に向けるまなざしは完全には変わらない。
まず自分が自分を尊重できているか、受容できているか、それを実感しているかで全然違う。
コーチングを学ぶ中で、セッションをする中で思ったな。


ミ:頭でわかった言葉って、受け取るほうも頭で受け取っちゃうような。でも心からの言葉って、相手にすごく届くと思う。
尊重する、傾聴するって、心で分かってるって大事だなと気付かされた。


み:最初は頭でわかっている状態をわかっていると思うと思うんだけど、本当に肚落ちしたときに景色が変わる感じがあって。
自己一致や、肚落ちさせるための第一歩として何ができるかな?


や:人に話すことかなと思っている。話すことで、自分の言葉の不一致感に気づくときがある。違和感とか。
質問されたりして改めて考えてみたり。他者の視点が入ると、自分の中でぐるぐるしていたことの見え方が変わる、視点が増える感じ。

自分の世界に気づくために、人に話してみたり人から受け取ってみることが大切だと思う。コーチングカウンセリング含め、聞いてもらえる人が近くに居ることはすごくありがたいことだと感じている。身近な人でもいい。
どんな形でもいいから、第一歩としては話してみるということ、小さいけど大きな一歩だと思う。


み:言葉は自分から生み出されるものだから、一回出すことで見え方が変わったり、その瞬間は気づけなくても出すことで変化することがありそうだね。


や:どんなことからでもいいよね。もやもやするな、いらいらするなとか、ちょっとした出来事とか、目標とかビジョンとか、なんでもいいかな。
自分の枠組みを知るために。


ミ:コーチングを取り入れたやまちゃんの変化を感じているけど、改めて何に活かせると思う?


や:活かせることと聞くと、スキル的な感じかなと思ったりするんだけど。
子供はうまく言語化できるときばかりではないので、子供が何を感じているのか深ぼるのが大切だと思っている。親の希望も聞きつつ、最初の言葉だけで留めずさらに深く、その先どんな人生を歩んでほしいのかとか、どんな家族の姿にしたいのかとか、そこまで目線を送ることができる。
表層だけじゃなく、深く見ていくことができる。
コーチングを通して自分のビジョンを見たことがあるから、この視点を持てていると思う。

さらに、対人支援者がメンタルヘルスを崩すことが多い現状で、互いが互いを支援できることが大切だと思う。一人では抱えられないからこそ、チームや組織の在り方も大切と思う。
自分がコーチングマインドを持っていたら感じ方も変わるけれど、さらに組織として一緒に働く人のニーズは何だろうという視点も大切そう。
自分の想いと組織の想いを一致させていく、繋ぎ合わせていくのは、自分がここに居る意味、影響、自己効力感を認識しながらやっていけることだと思うから、そういった関わりができると組織として強くなっていけると思う。
子供さんや家族に対してもそうだし、組織に対してもコーチングで学んだことは活かせると思う。



み:対人支援をしつつ自分のメンタルヘルスを保てなかった当事者としては染みますね。しんどいとき自分の気持ちがわからない、誰にも話せない、悪いループにはまり、だめだとわかっていながらもケアの質も下がってしまっていた。
やまちゃんの話をいろんな人に聞いてほしいと思った。


ミ:同じ立場の方や、サービスを利用されるご家族や親御さんにも届いてほしいね。今後の活動について聞いていいかな?


や:コーチングを学んだ後、コーチとして独立する人もいれば、自分のように現場で生かしていく人もいると思う。
模索中だけど子供の支援はずっとやっていくと思う。
だから、まずは直接的な対人支援、専門性を磨くということで児童発達管理責任者、臨床発達心理士をとろうかなと。

子供の発達だけに頼るのは残酷だから、大きな視点で行くと、社会に働きかける意味で、Social Coachで起業家に伴走することで加速できそう。

あとは教育と子育てのアプリを作って情報を繋げること。

そしてエッセンシャルワーカーへの支援、子供を取り巻く人の在り方のための伴走もしていきたい。

個人の変容と社会の変容、その間に子供にかかわる人たちの変容、三つの視点を持ち続けたいと、現時点では思っているかな。
誰もが無駄に傷つくことなく可能性を発揮できるような世界に。
そこだけ握っていれば全部つながっている。


ミ:やまちゃんの言葉が届くといいな。


み:こんな気持ちで我が子に関わってくれている人がいるんだと知ってほしいよね。


や:この仕事って数値ですぐわかることって少ない。ガラッと変わることって少ないからこそ、都度ビジョンなどを握っておかないと、なぜやっているんだっけとなりやすく、しんどさの改善が難しいと思う。
個々の在り方も組織も、どちらもが変わっていくこと。エッセンシャルワーカーの幸せもすごく大切に思う。できることをやっていきたい。


み:みんなでやっていこう!


ミ:やまちゃんが話しているところを、わたしたちもやっていきたいところ。当事者、組織、支援する人、それぞれへの支援が大切だと思っていて。いろんなもやもやが湧いたときって自分の願いがわかりづらくなっているときかなと、だから自分の願いわからない、知りたいって方に届いてほしい講座も知ってほしくてこの活動もしています。


み:いきなり自分の願いとか、コーチング何?って人も多い中で、まず話してみる、言葉にしてみる、そしてそれをしっかり聞いてもらう、っていう経験をぜひ、入り口として体験してほしい講座です!


や:そうだね!何よりの願いはやっぱり、自分の子供に笑っていてほしい!


やまちゃん、素敵な思いを聞かせてくれてありがとう!


いのちを生きる講座について

詳細やお申し込みはこちらからどうぞ。どんな時も、生活を支えるために働いてくれているエッセンシャルワーカーの方に届くと嬉しいです。

1月17日の体験会申し込みはこちら


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