6月16日 新刊書店
14時に出勤。
出版社の営業のTさんとSさんが来ていた。前に会ったのは店が休業する前だから2か月半ぶり。TさんとSさんはもともと同じ会社で営業をしていたらしい。
毎日いろんな出版社の営業さんがみえる。するのは本を仕入れるか仕入れないかの話なのだけれど、休業が明けて、久々にお会いすると妙に嬉しい。
「大変でしたね。」
「お変わりありませんか。」
そうでなければ、顔を見合わせて、「やれやれだね。」というようなちょっと困ったような笑い顔をお互い作ってみせる、とか、そんな風にしてまた始まっていく。
一時間ほどそれぞれとお話しして、業務に戻る。本を棚に出す。新刊は少なめで補充分と常備の入れ替えだけだったのでこれも1時間くらいで終わる。
店の入り口付近やレジの前などに展開している話題書のコーナーに置いている本を少し入れ替える。
数日前にみえたまた別の出版社の営業Xさんは、前任の方から仕事を引き継ぐ際、うちの店は一冊ずつさしてある元の棚ではなく話題書や目立つコーナーで多面で展開してあるところから売れていく店だから、それを踏まえて営業するように、と伝えられていたと教えてくれた。実際売り上げとしてはそこから売れていく方が多いのでおろそかにはできないけれど、私としては元の棚から一冊ずつちゃんと売れていってほしいと思っている。それで、売り上げを毎日チェックしていると、少しだけれど結果が出てきたのではないかと思えるときが出てきた。そうすると今度は、話題書コーナーが気になりだす。それを繰り返している。
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