見出し画像

1年間のカリフォルニア生活で車は本当に必要? 購入vsカーシェア

私たちの住んでいたカリフォルニア州シリコンバレーは、場所ひとつひとつの距離が実はとても離れているため、基本的にみんな車生活です。
Google map上でぱっと見近いじゃーん。と思ってルート検索すると、徒歩45分…?東京の感覚は放棄しなくては。

我が家は1年のみの期間限定滞在。となると、車を買うのはもったいないのでは?普段はチャリで、どうしてもなときにカーシェアとレンタカーとか…という考えでいました。

結論からいうと、
車は買ったほうがいいです。

それでは、以下にその理由を4つ記載します。

理由1 アメリカの日常の買い物をなめてはいけない。

画像1

渡米して初めて買い物に行くとみんな気づくはず。
野菜も牛乳も肉もヨーグルトも、なんでも巨大な単位でしか売っていません。
せっかく持ってきた日本のかわいい折りたためるエコバックなんて、とても使用できない。(不可能)
そんな大きくて重いものたちを、自転車で毎回往復30分かけて買いに行くのはかなりの重労働です。
様々な理由で自転車のみで生活している人ももちろんいますが、大抵みんな「大変だし、車欲しいー早く買わなきゃ」と言っています。

理由2 カーシェアはたくさんあるが、設置場所、制限時間、そして返却マナーの問題が。

画像2

Zipcar®という大手カーシェアリングサービスがアメリカでは浸透しており、うちの周りではキャンパス内のパーキングの至るところにZマークの車が停まっています。
利用システムは日本のカーシェアと基本的に同様で、スマホアプリで車のロックを解除できたりもします。
まず、空いている車を探すのが大変な時間帯、曜日あり。
また、電波の問題で車のロックが解除できない時にカスタマーセンターに電話してもなかなかつながらないことがありました。(友達も同じことを言っていた)
前に借りている人がいるときは、結構な確率で返却が遅れ、予定時間に使えないことも…
個人的に一番気になったのは、Zipcarの置いてある駐車場までがそもそも遠い問題。大学の敷地が広いから仕方ないけれど、ここから家まで荷物運ぶの遠いな…。
地味だけどこれが週数回のペースで起こると考えてみたら。。私たちにとっては結構なストレスでした。

理由3 中古車は選べば安く買える。

画像4

アメリカは新車よりも中古車が主流といっても過言ではない。
特に期限付きの移住となると、わざわざ新車を買う必要もないかも。※会社から手当が出る、とか新車を買うのに何の支障もない人は別。
中古車の価値が全然下がらないので、安く買ってそれなりの値段で売ってしまえば、レンタカー/カーシェア生活とあまりコストが変わらないかも。

中古車購入先としては、
・中古車ディーラー
・留学生が常に出入りする大学の生徒間(20~50万円が多かった)
びびなびなどの日本人コミュニティーサイト
が主だと思います。

私たちは車を買うこと自体が初めてであまり詳しくなかったため、手続きから点検まで込々の中古車ディーラー(Shiftというサンフランシスコ発祥のスタートアップ)で購入しました。
非常にシンプルでわかりやすいウェブサイトで、車のヒストリーが無料ですべて公開されているのがとてもよい。普通はCARFAXというサイトで、有料で情報を取り寄せないといけない。
オンラインで試乗を申し込むと家まで車を持ってきてくれるし、テストドライブも30分ほどさせてもらえる。
詳しくは別記事で。

理由4 友達と会うときも、ほぼ間違いなく車が必要。

画像4

友人と会うカフェ、レストラン、公園までどうやって行くのか?そう、車です。
同じキャンパス内に住んでいる友達もいましたが、毎回徒歩圏内のところで会うわけにもいきません。そんなにたくさん遊べる場所もないし…
結局、どんなに近くに住んでいる友達と会うにしても、車でどこかに出かけるのがほとんどです。
車を持っている友達に乗せてもらうのは一つの方法なのですが、毎回となると申し訳ない気持ちに。運転手が家に帰るのに遠回りしなくてはならないし。帰りにスーパー寄って帰ろう、とかができるのも車を持っている特権です。
カーシェアもありといえばありですが、返却時間が決まっているとそわそわして落ち着かないです。

最後に

たまの遠出の旅行であればレンタカー、カーシェアで問題ないですが、毎日の生活では何かと不便を迫られるのは間違いありません。
自分たちの車を買ったときに手に入れたもの。それは、紛れもない自由!!やっと自由を手に入れたディズニーの主人公になったくらいの解放感!
私たちは幸いなことに大きなトラブルもなく、とても快適に毎日を過ごすことができました。
今までの人生でこんなに車に感謝したことってあったかな?というほど。最後友人へ車を売ることが決まったときには寂しささえ覚えました。

カリフォルニアやその他アメリカ郊外へ短期で住む場合は、迷わず車購入を検討してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?