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短歌を読みましょう

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#海

短読④ この海の水を抜いたらたくさんのかなしいものが出てくるだろう

短読④ この海の水を抜いたらたくさんのかなしいものが出てくるだろう

はじめに

四首目は、丑野つらみさんの歌です。ご投稿ありがとうございました。話し言葉(口調)の文体がもたらすパワーについて考えました。どうぞよろしくお願いします。

まず読んで思ったこと

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 〈かなしいもの〉という表現は、抽象度が高いので、人それぞれにイメージを呼び起こすような、かなり余白のある表現で、だからこそ読者が思い思いに想像する余地や面白さがあるのだろうなと思いました。
 音

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