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「タイタニック」は壮大なおもちゃ箱

完全再現と言われた豪華客船観たさに
何度も観てしまう映画「タイタニック」

毎回「すっごいなー」と口をついて出てしまうくらいに
すっごい映画と思っている。
歴史物はこうじゃないと!
大好きな映画だ。

ストーリーに直接関係ない疑問

映画として純粋に楽しみながら
すごーく疑問に思っていることがある。

タイタニックは1912年の話だ。
当然、劇中の登場人物は1912年の人々。
時代考証を含め
細部まで出来うる限り正確に再現した「タイタニック」

ジャックだけ浮いてないか?
最初に観た時の もの凄い違和感。

1912年に こんな人いねえよ!
こんな髪型もない。
持っていたリュックも違うだろ。

決定的になったのは
ジャックとローズの会話だ。

ジャックがローズに釣りをした話をしていた。
ウィスソーダ湖での釣りがー
ローズは楽しそうに聞いているが
待て。
ウィスソーダ湖は人口湖。
1917年に完成した・・・
今 1912年だよ?
まだ 湖はない。


遊園地でジェットコースターに乗ろうよ!
ジャックはローズに
サンタモニカ・ピアのジェットコースターに
連れて行くと約束している。
遊園地「サンタモニカ・ピア」のジェットコースター。
完成したのは1916年。
予定どころか着工すらしていない。

まだ存在しないモノの話をするジャック。


歴史上の事実に基づいた「タイタニック」
こだわりの鬼(だと思う)
ジェームズ・キャメロン監督が
間違えるわけがない。
ならば なぜ?
意図的に設定されたと考えるのが正解ではなかろうか。
ジャックは1912年の人じゃない。

ジェームズ・キャメロン監督。


映画製作へのこだわり だけではなく
愛着と執着が激しいと思われ。
敬愛するスティーブン・キングや
クライヴ・バーカーとも類似点が多い。
多重構造のストーリー構成なのも そうだ。
ここから想像してみると・・・。
明言されていないので、想像を超えて妄想か。

タイタニックの沈没後

沈んでいったジャック。
それを悲しく見送るローズ。
切なくも想いが迫るシーン。
ジャックは
ローズが確実に救助されると確信して沈んだ。
沈んでいくジャックの顔は
寒さに震えてはいたが
死に逝く人間の顔ではない。
しかも力尽きて・・・ではなく
「力尽きた演技」に見えて仕方がなかった。

映画「インセプション」は
ずぶ濡れで海に打ち上げられてたよね?
タイタニックの世界から離脱したジャックは
「インセプション」の世界に帰ったんだよ。

ジャックのビジュアルー
ファッションや持ち物も1912年のモノじゃな上、
ジョン・コナーの髪型だよね、それ。
ジャックとジョン よく似てるし。

ジェームズ・キャメロン監督に
直に聞けるものなら 聞いてみたい!

氷山にぶつかって沈んだタイタニック号。
これ ローズが 入水が成功していたら

時間的にタイタニックが
沈没していない可能性がある。

乗客が海に!
タイタニックは捜索のために
航行遅延。
氷山にはぶつからない。
沈没しない。

ジャックはローズだけ助かればよかった。

年代を考えると
ローズは ひいおばあちゃんくらい?
直系のご先祖が消えてしまうと
AIとの戦争において
人類のリーダーが消えてしまう。

「T2」のストーリーの分岐の1つとは。
基点となる1912年。
「T2」の時代から考えると
湖や遊園地の話は 
「この時代には」くらいの範囲だ。

ローズは気付いていたんだろうか。
夢のような話に
ロマンチックな気分になっていただけだろうか。

ジェームズ・キャメロン監督の
壮大なおもちゃ箱だったとして。
妄想ついでに言うのなら
「インセプション」の世界で
疲れたディカプリオが「シャッターアイランド」へ。
なんて 考えて面白がっても許されるに違いない。
映画「コナン・ザ・グレート」の最初の一歩は
クトゥルフ神話なくらいだし。

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