映画『牛首村』の観ていたら。

都市伝説シリーズでいいんか。
やっと『牛首村』を観た。

ざっくりとした あらすじは聞いていた。
一番最初のイメージ映像的な予告は観た。
イメージ映像がわりと好みで
楽しみにしていた。

主演の女の子、
可愛いなー 誰だろう。
「キムタクの娘さんだよ」
家の者の補足説明。
父親役はココリコの田中さんだ。

ものすごく丁寧に作ってある印象だった。
映画そのものは「怖い話」「ホラー映画」
なのに この丁寧さは驚くばかり。
「怖い話」が雑って話ではない。

撮影から
カメラワーク
観せ方
とにかく丁寧で。
秒単位で計算しつくされた感。
どれだけ慎重に
計画し、練っていたものか。

物語は 
古の言い伝えや伝承、
それが現代でも生きているという
内容で実にシンプル。
登場人物の人間関係も
これまたシンプルでよい。

共演の若い役者さんたちも
びっくりするほど真面目な人たちだ。

「怖い話」「ホラー映画」の場合
映像世界の 独特の空気感がある。
妙な緊張感。
ー空間が裂けるような鋭利さと、
ドロリとした淀みが漂う。

「牛首村」には それがない。

演出やカメラワークの見事さ。
脚本の妙。

映画として 魅せているが、
「ホラー映画」にある
あの空気が全くない。

あまりにクリア。
浄化されすぎている。

ちょっと怖いくらい
「キレイ」な映画だ。


今回 初主演だと思う彼女。
「プロフェッショナル」の父親を
当たり前に見て触れて育った彼女は
「プロフェッショナル」が当たり前なのだな。
演じ手として モデルとして
この先 どう変化するかは判らない。

呼吸するような「プロフェッショナル」さ。

それは学習して身につくようなものでもなく。
木村拓哉が「唯一無二のブランド」であるように
彼女にもそうあって欲しい。

映像の中に立つ 彼女には また会いたい。
そう思った。


木村拓哉さんには
太古の昔 仕事関係で
直接ではないにしろ 接点があり。
存在がブランドになり得る
生身の人間はあまり多くない。

もうちょっと偉そうでもよかろうに。
なんで そんなに丁寧なんだ。
素で「キムタク」なんだな。
いい人だなあ。

今も印象は変わらない。

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