目の見えない白鳥さんとアートを見に行くvol.7 ダリ彫刻の森 東かがわ市
目の見えない人に説明するかのような、鑑賞方法で、ダリの彫刻の森の作品を紹介する第7弾。
今回はこの作品。
まずは裏からみたところ、
学校の校舎のグランドの階段に使われているような
コンクリートの長方形の土台の上に、
黒いザラザラした、
マッチ箱のような長方形の石が載っている。
その一番上のところに丸く穴が空いている。
穴の上部はつながっておらず、隙間が空いている。
なぜ、つながっていないのか?
その謎を解くべく、正面に回る。
正面に回るとその穴の中心に向かって、
丸く石がえぐれている。
えぐれている途中に
下向きに弧を描くように
傷がある。
未来への希望を表しながらも、
過去の傷を表現しているように感じた。
輝かしい人生を歩んでいる人も、
無傷ではいられない。そんなメッセージを感じた。
自分だけが苦しいのではない、
みんな苦しいのだ。
「一切皆苦」でお釈迦様が伝えたかったこと。
みんな大変やから
私もがんばろう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?